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2006年02月18日
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明治(2)

「明治1」に引き続き読んだのが、この「明治2」。「明治1」は、ピーター・ドラッカー氏と加藤周一氏という東西の碩学が語り合う形式だったが、「明治2」は一転して、いろいろな資料や人の話で丁寧に作りこまれたものだ。

 鉄道を通して、「ものづくり」から、そのベースとなる「ひとづくり」に向かい、それが教育制度につながる形で話が展開される。

 今回の1冊は、本当に現代に通じすぎているというか、同じじゃないかと思わされることが多かった。鉄道の問題について、官営鉄道のあと、多くの民間鉄道が無秩序に敷設され、その後の展開で、鉄道を敷設するには法律によって国の許可案件となった結果、政治の介入を招き、地元に利権を落としたい政治家が絡んで、政治力によって鉄道が敷設されるという、まさに今の道路建設や新幹線建設と同じ様相を呈しているのであった。

 他にも教育についても、究極の目標として独創力を生み出すために教育するはずだったものが、とにかく記憶することが重視され、学力を測るために小学校から、とにかく試験、試験となっていく姿(しかも学校対抗のような試験制度もあったりするなど、かなり加熱したものも)を見ていると、自分の子ども時代の受験戦争を思い出したり、その後逆にそういった試験だけで判定するのではなく、日常の生活態度や取り組み態度などで判断しようと変え、科目も統合する形で授業を減らすなどの対応を行っていくのは、その後の「ゆとり」教育の流れにも通じるものがある。しかし、その結果、逆に学力低下を招いたという批判が出て、また教育制度が変わるという、今の「ゆとり」教育への批判と同じことが起こっている。歴史は繰り返すということなんだろうかと思ってしまうとともに、改めて教育制度の難しさを思い知らされた。

 この2巻で、一番興味を持ったのが、スコットランドのお雇い外人のH・ダイアー氏のことだった。明治6(1873)年に来日し、工部大学校の都検(現在の校長)に就任し、日本人学生にエンジニアになる以上、本だけからではなく、現場での実地からも学ぶことを奨励し、そのような制度にして、明治15(1882)年の帰国までの間に、多くの優秀なエンジニアを育てた。スコットランド帰国後も留学してくる日本人の面倒を見たという、まさに日本の恩人といってもいいのだが、あまり知られていない。正直、自分も日本史を選択していたが、本当に知らなかった。むしろ日本人の間では、わずか10ヶ月札幌の農学校に滞在し、「少年よ、大志をいだけ」という言葉を残したクラーク博士のほうが、本当に短い期間にもかかわらず有名である。本当に不思議なのと、とにかく松下政経塾で学んだ自分としては、本だけでなく、現場で学べという姿勢が、松下幸之助の教えに通じる部分と、H・ダイアー氏の著書「大日本」などでも指摘されているように、日本が日本固有の特質をあくまでも保ち続けながら、各国の特質を有機的に調和させることを説き、それが繁栄のための課題だと指摘している。とても深く日本を理解しようとし、発展を願う姿に感謝を感じるとともに、ぜひ読んで知りたいお雇い外人の一人となった。


NHKスペシャル 明治2
教育とものづくり、独創力をいかに育てるか
編著者:NHK「明治」プロジェクト 発行所:日本放送出版協会
 2005年6月25日第1刷発行 定価:本体1,500円+税





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最終更新日  2006年02月19日 00時32分12秒
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