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3月21日(木)の鹿児島黎明館での映画「ご縁玉」上映会(山田泉公式ブログ「どげしょっかえ豊後の山ちゃんワイワイ日記」の記事にコメントを投稿しました)、前日までチケットがあまり売れていないとの情報もあり、どのくらいの入場者があるか心配もしましたが、300名を超えるたくさんの方々が映画を観に来てくださり、無事終えることができました。ありがとうございました。この記事を書いている途中で、種村先生のブログ「いのちの授業日記」を見たら、すでに先を越されていました。「映画「ご縁玉」鹿児島上映大成功」と題して、トークの内容や松元ヒロさんのお母さんのことなどがくわしく書かれていましたので、そちらもぜひご覧ください。ということで、種村先生のブログとあまり重複しないように書くことにします。とくに1回目、200名を超えるたくさんの方々に入場していただき、満席、立ち見も出る盛況でした。そのあとのトークも、種村エイ子先生、山田真一さん、山田一貴さん、村末勇介先生(山ちゃんの「いのちの授業」を受けた上市来小学校村末学級の生徒だった卒業生たちも)、それぞれにいい話をしていただいて、映画もトークも大好評でした。来ていただいたみなさんに、気持ちは伝わったように思います。2回目、3回目は、1回目と比べると入場者が少なかったので、2回目の入場者の方から「こんなにいい映画なのに、もっと多くの入場者を集めてほしい」「PR不足」とお叱りの言葉をいただきましたが、映画の内容については、みなさん好印象をもっていただいたようです。山田真一さん、山田一貴さんの二人には、3月22日の大事な偲ぶ会を前に、お忙しい中をわざわざ鹿児島に足を運んでいただきました。ありがとうございました。私はこういうことに不慣れなのでたいしたことはできませんでしたが、多くの方々のご協力を得て、何とか上映することができました。黒岩さんはじめ共催の鹿児島コミュニティシネマのみなさんには、宣伝、取材、チケット販売から当日の会場運営や映写など、全面的にお世話になりました。同じく共催の“人間と性”教育研究協議会鹿児島たんぽぽサークルも、田北先生、村末先生のリーダーシップのもと、たくさんの会員さんにチケット販売や当日スタッフとして協力していただきました。後援の、かごしま緩和ケアネットワーク、がんサポートかごしま、乳がん体験者の会つどい「いずみ」、NPO法人ピンクリボンかごしまなどのみなさんにも、多くの方に入場していただいただけでなく、会場での物販などでロビーの雰囲気もにぎやかにしていただくなど、ご協力をいただきました。会場でブックシャトー えほんばこさんに山田泉さんの2冊の本(『「いのちの授業」をもう一度』、『いのちの恩返し』を販売していただきましたが、1回目・トークの終了時点で、ほとんど売り切れてしまいました(うれしい誤算)。鹿児島国際大学短期大学部情報文化学科の学生にも、受付や陰アナのスタッフとして手伝ってもらいました。ありがとう。 音楽も大好評で、サントラ盤CDはないか?との声も多かったです。とりあえず、山ちゃん作詞の『生きようよ』(作詞 山田泉、作曲 李政美(い ぢょんみ/Lee Jeongmi)、唄 李政美、2007年5月)は、山田泉公式ブログ「どげしょっかえ豊後の山ちゃんワイワイ日記」にアクセスすると、聴くことができます。それから、エリック-マリア・クテュリエの曲が聴けないか探していたら、彼のサイトのTrailerというページからmyspace.comにつながり、「Goendama ご縁玉. Dir : Eguchi Massa」で、彼のチェロが流れる中、「ご縁玉」のフランス版予告編を観ることができました。また、彼のサイトのProfileのページの一番下の方でフォーレやコダーイの曲の素敵な演奏も聴けますが、「ご縁玉」で流れていた彼が作曲したチェロソナタやバッハの無伴奏チェロ組曲などのCDの情報などは、まだ探しきれていません。このあと鹿児島では、いまのところ6月の鹿屋での上映しか予定がないけど、もっともっと多くの人に観てほしい映画なので、機会があればなんとかまた上映できればいいな、と思っています。そのときはまたよろしくお願いいたします。下の写真は、村末勇介先生に提供していただいた、山田真一さん、一貴さんと、「ご縁玉」鹿児島上映実行委員会のメンバーを写した上映当日の写真(種村先生のブログの写真と同じもの)です。
2009.03.22
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映画「ご縁玉」の鹿児島上映会(会場は黎明館2階講堂)で、3月21日(土)に行われますが、あと1週間と迫ってきたので、ここで宣伝記事を掲載したいと思います。先日(3月3日)、映画「ご縁玉」の上映に向け、映画の主役の一人、山ちゃんこと山田泉さんの長女、山田真美さんに対して、リビングかごしま(南日本リビング新聞社)の取材が種村先生の研究室で行われたことは、私のこのブログの3月8日の記事に記しておきました。そのインタビュー記事が、リビングかごしま3月14日号の「ビタミンピープル」というコーナーに掲載されました。この記事では、映画「ご縁玉」について、「母とエリックを見ていると、言葉が通じなくとも、音楽などを通じて、心は通い合うのだと感じました。『ご縁玉』は、見終わった後、人に対して優しくなれるような作品だと思います。そしてそんな気持ちが広がってゆくといいな」と彼女の言葉が書かれています。また、乳がんが再発してホスピスに入ったお母さんに対して、「“今、母は水が飲みたいんじゃないかな”“母のしてほしいことは何だろう”と、母の気持ちになって看病を続けることができました。また、母の身体がなくなっても私の心の中には残る、私がときどき思い出すことによって母の命は引き継がれていくのだ、そう思えたのもホスピスのスタッフの皆さんのおかげ」と彼女は話し、これをきっかけに彼女はソーシャルワーカーの道を志すことになったことが述べられています。なお、山田真美さんが二年間の鹿児島での生活とこれからの気持ちをつづった文章が、南日本新聞のひろば、若い目の欄に投稿して掲載されています。私のブログに加えて、鹿児島国際大学短期大学部のブログ「情文トピック」に種村先生がアップしてくれました。記事には、種村先生の向かいに位置する私の研究室の前に貼ってある「ご縁玉」のポスターの前で真美さんを撮った写真が載っています。なかなか美しく大人っぽく写っています。なんとなくお母さんの泉さんの面影が。前述のとおり、インタビューは、きれいに女性らしい飾りつけがされている種村先生の研究室で行われました。真美さんは種村ゼミですから、当然ですが。私の研究室にも彼女はよく来ていましたが、残念ながら私の研究室はいまインタビューできる状態にはありません。早く片付けなくっちゃ。その日もこのインタビューのあと、お別れのあいさつとともに、「第67回ピースボート地球一周の船旅のポスターを貼ってください」ということで、訪ねてきました。この第67回のピースボートに前半だけ参加する予定だそうです。私もぜひこのピースボートで旅してみたいと思っているのですが、いつになるのやら。そうそう、彼女はその前に、3月中旬から下旬にかけて、カンボジアにボランティア体験のたびに出かけるそうです。彼女のやりたいことにぴったりといえばそうなのですが、ということは、卒業式にも「ご縁玉」上映会にも出られない。「ご縁玉」上映会のトークはどうなるんだ。皆さん、ご心配なく。なんと妹のかわりにお兄さんの一貴さんが来てくれることになりました。3月21日(土)の「ご縁玉」上映会の11:20からのトークでは、種村先生司会のもと、「いのちの授業」ということで、山ちゃんを呼んで授業したこともある村末勇介先生とともに、山田家の話を、山ちゃんの連れ合い、真美さんのお父さんの真一さんとお兄さんの一貴さんの二人が、話してくれます。以下、映画「ご縁玉」鹿児島上映会の概要を記しておきますので、皆さんよろしく。日時:2009年3月21日(土) 1回目上映10:00~ ※トーク11:20~ 2回目上映13:30~ 3回目上映15:20~ ※トークは、種村エイ子先生、村末勇介先生、山田真一さん、山田一貴さん 会場:鹿児島黎明館2階講堂 〒892-0853 鹿児島市城山町7-2 入場料:一般(前売)1200円 (当日)1500円 大学生以下(前売、当日とも)700円 チケット問い合わせ:099-222-8746(鹿児島コミュニティ事務所)099-263-0756(八木)主催:映画「ご縁玉」鹿児島上映実行委員会共催:“人間と性”教育研究協議会鹿児島たんぽぽサークル 鹿児島コミュニティシネマ後援:かごしま緩和ケアネットワーク がんサポートかごしま 乳がん体験者の会つどい「いずみ」 NPO法人ピンクリボンかごしま 鹿児島市 鹿児島市教育委員会 南日本新聞社 南日本リビング新聞社 西日本新聞社 朝日新聞鹿児島支局 毎日新聞社 読売新聞西部本社 日本経済新聞社鹿児島支局 MBC KTS KKB KYT NHK鹿児島放送局 エフエム鹿児島 鹿児島シティエフエム(ただコピペするだけとはいえ、上記すべての団体にリンクを貼るのはさすがに疲れました)
2009.03.13
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「ご縁玉ポスターと生ごみ」、この取り合わせに特別な意味はありません。本日、ブログに載せようと思ったのが、この二つということです。鹿児島黎明館での「ご縁玉」の上映(3月21日(土))が、あと2週間に迫ってきたので、自宅前にポスターを貼りました。撮影時小雨模様でしたが、ビニールかぶせて、ポスターがぬれないようにしてあります。3月3日には、種村エイ子先生の研究室に、「リビングかごしま」(南日本リビング新聞社)の記者の方が鹿児島コミュニティシネマの黒岩さんといっしょに取材に来られ、泉さんの娘の山田真美さんにインタビューをしていただきました。私も種村先生と同席しましたが、楽しいひとときを過ごしました。「TJカゴシマ」(月刊タウン情報カゴシマ)にも知人に連絡して、上映直前に出る号にも記事を掲載してもらいました。そのほか、地球畑(鹿児島有機生産組合)にも代表の大和田明江さんにお願いして地球畑カフェや西田店などに、また自宅近くにあるこだわりの自家焙煎コーヒーメニューがいただけるカフェ『可否館』にも、チラシをおいていただきました。それから、社会福祉法人「麦の芽福祉会」さんにも「ふるさとをください」の鹿児島上映会(3月1日)の際にチラシを折り込んでいただきました。さて、前回サワーポメロのことを書きましたが、まだまだ大量に残っています。食べ出があります。今日の生ごみをアップしておきます。よく見えないと思いますが、ヘルスメーターに1.4kgと表示されています。ボウルの重さが0.2kgなので、本日の生ごみの重量は1.2kgです。
2009.03.08
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2009年1月31日(土)南日本新聞の投稿欄「ひろば」の「若い目」に、山田真美さんの投稿が掲載されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――卒業 鹿児島国際大学短期大学部2年 山田 真美2年前の今ごろ、私は受験したすべての大学に落ち、将来への不安でいっぱいだった。そんな中、3月の終わりに鹿児島国際大学を受験し、4月に入学した。入学してからも行きたかった大学へのあこがれは、なかなか消えなかった。しかし、短大の先生方が忙しいときでも、私たち学生の将来への悩みに耳を傾け、一生懸命になって応援をしてくださった。私はそんな先生方のもと、自分の将来やりたいことについて真剣に考えるようになった。そして、ホスピスでソーシャルワーカーとして働きたいという目標をもち、大学編入試験勉強に取り掛かった。同じころ、母の病状が悪化しホスピスに入院した。母の病状の心配や受験勉強の大変さのなかで、先生方の存在はとても大きかった。先生方の支えのもとで私は西南学院大学に合格し、母をみとることができた。短大での2年間、つらいことが多かったが先生方に出会えたことに感謝している。この大学に行って本当によかった。新しい大学でも、さらに学問を続け世界に貢献できる人間になりたいと思う。そして、いつか先生方に恩返しをしたい。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――真美さん、投稿ありがとう。こんな投稿してもらって教師冥利に尽きますね。といっても、私も援助した一員ではあると自負していますが、情熱と時間をつぎ込んで夜遅くまで指導した学部長のN先生には本当に頭が下がります。それから種村先生が山ちゃんこと山田泉さんと「いのちの授業」を通じて知り合いでなければ、真美さんがこの短大に来ることもなかったし、真美さんががんばれたのは種村先生がゼミ担として2年間しっかりと指導されたおかげです。「ご縁」は本当に大切ですね。また、真美さんに対しては、短期大学部情報文化学科の教員だけでなく、T先生、Y先生、M先生など鹿児島国際大学の各学部の専任の先生、あるいは非常勤の先生なども含めて、他にも協力していただいた多くの先生がいることを申し添えておきます。ありがとうございました。ということはあったとしても、今度の合格は、やはり真美さんの努力の賜物です。そして、「いつか先生方に恩返しをしたい。」と書いてあるけど、合格したことそれ自身とこの投稿が南日本新聞に掲載されただけで、もう十分に恩返しはしてもらっていますよ。惜しむらくは、先週高校訪問にまわったばかり。もう1週間、この投書が載るのが早ければ、そのとき活用できたのに。とはいえ、まわった高校の先生に、この投書を映画「ご縁玉」のチラシといっしょに手紙で送れば十分伝わるかな。私の勤務する短大には、いろいろな生徒が出願します。彼女のように、受験に失敗した生徒。プラス彼女の場合、お母さんが病気ということも抱えていました。4年制大学で学びたいという強い勉学意欲をもちながら、経済的理由で短大にしか来ることができなかった生徒。(昨年経済学部経営学科をトップの成績で卒業して、卒業式で答辞を述べた学生も、経済的理由で短大に入学したもののもっと勉強したいという本人の強い意欲から、いくつかの奨学金を受けることにより、学部に進学することができました。)高校時代、授業や教室にとけこめなかったり、先生とのあるいは生徒同士のトラブル等のため、他の高校の通信制に転校したり、高校に行けなくて大検を受けて入学資格を受けたりと、さまざまな挫折やコンプレックスをもって入学してくる生徒がいます。さらには、制服があり校則が厳しい他の短大には行けなくて、服装も自由であまり制約がないこの短大を選択する生徒たちもいます。もちろん、少なくとも表面上は、明るくすくすくと素直に成長し、喜んでこの短大に入ってきてくれた生徒もいます(が、これはうちの学校に限らず、日本全体の問題として、そうした生徒たちも何かそれぞれ心の奥底に抱えているものをもって生きているでしょう)。そうした生徒たちがわが短大に入学し、鹿児島国際大学短期大学部の学生として受け入れた以上、楽しくしかも役に立つ授業を展開するとともに、一人ひとりの学生の勉学や生活、進路に対して相談に乗り、適切なアドバイスをしたり、鹿児島大学等に編入したいという学生がいれば、学部編入試験のための勉強を見てあげたりしています。真美さんの例は、そうした地道な努力が実った成果のひとつでした。残念ながらいまは天国にいるお母さん(できれば卒業式にも来てほしかったけれど)にも、生前に合格の報告ができて本当によかったですね。
2009.02.01
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1月22日(木)、鹿児島国際大学で、映画「ご縁玉」を上映しました。山田泉さんのブログなどにあるこの映画の紹介を引用しておきます。「長篇ドキュメンタリー「ご縁玉」は、大分で<いのちの授業>を続けてきた山ちゃんこと、山田泉(元養護教論)とベトナム孤児としてフランス人の養父母に育てられ、今や国際的に活躍するパリのチェリスト、エリック-マリア・クテュリエの交流を描いた作品です。エリック-マリア・クテュリエ(35歳)は、パリ旅行中の乳ガンを患う山ちゃんから渡された五円玉に引き寄せられるように、山ちゃんの住む大分へ旅立つ。山ちゃんはガンを再発してから<いのちの授業>で、命の大切さを子供たちが考える場を作ってきた。1枚の五円玉がもたらした縁が、チェロの音色や大分の自然とともに観ているものの胸を響かせます。」短期大学部情報文化学科の学生・教員だけでなく、鹿児島国際大学の他の学部・学科の教職員や学生の方々、3月21日の鹿児島黎明館での一般上映会の実行委員や後援団体の方々、鹿屋で上映を企画されている方なども来ていただき、すばらしい雰囲気の中で上映ができました。映画が終了したとき、自然に拍手がわきおこりました。学科の教員がお金を出し合って上映したということで、他の教職員の方々にカンパをお願いしたのですが、たくさんカンパしてくださいました。学生たちも、この映画にふさわしく5円玉などをたくさん入れてくれました。また、上映の相談に乗っていただき、準備していただいた大分シネマファイブの田井さんにもお礼をしなくてはいけません。みなさん、本当にどうもありがとうございました。山ちゃんのブログに娘の山田真美さんが記事を書き、学生たちの感想文を掲載してくれています。真美さん、上映後一晩で、感想文を全部一人でワープロに打ったのね。がんばったんだね。パリでケンちゃんことエリック-マリアに5円玉を渡したのは、真美さんだったそうです。「いのちの恩返し」という山田泉さんの本にも出てくる村末先生も来てくれました。3月21日に開く鹿児島黎明館での一般上映会の実行委員もしてくださっていますが、村末先生のブログにも、その記事が載っています。次は、鹿児島黎明館での一般上映会です。日時 2009年3月21日(土) 1回目10:00~ 2回目13:30~ 3回目15:20~ ※11:20より、山田真一さん・山田真美さん・種村エイ子さん・村末勇介さんらによるトークがあります。場所 鹿児島市黎明館2階講堂 〒892-0853 鹿児島市城山町7-2 入場料 一般(前売)1200円 一般(当日)1500円 大学生以下(前売,、当日とも)700円チケット問い合わせ 099-222-8746 鹿児島コミュニティシネマ事務所 099-263-0756 八木主催 映画「ご縁玉」上映実行委員会共催 鹿児島コミュニティシネマ “人間と性”教育研究協議会鹿児島たんぽぽサークル鹿児島のみなさん、よろしくお願いします。
2009.01.23
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前回の記事から、もう1年以上も更新していませんでしたが、今日再開します。この間にも、毎日20~50ぐらいの人が訪れてくれていて、すまないなあと思いつつ、しかしこれほど空白があると、自分にとってどうしても伝えたい何か大きなできごとがないと再開できませんでした。そして、それに値する大きなできごとがありました。たいへんショックなことではありますが、これを機会に訪れた方に情報提供できればと、思います。『「いのちの授業」をもう一度』、『いのちの恩返し』を著し、がんとの闘病中も、いのちの授業を続けて、地元大分のみならず、日本全国の多くの人に感動と励ましを与えてきてくれた山田泉さんが亡くなりました。山田泉さんの公式ブログ「どげしよっかえ? 豊後の山ちゃんワイワイ日記」すでに多くの新聞記事に配信され、同じくいのちの授業を展開されている鹿児島国際大学短期大学部情報文化学科の同僚である種村先生のブログ「いのちの授業日記」など多くのブログでもふれられているので、ご存知の方も少なくないと思います。私自身は、山田泉さんに直接あったことはないのですが、娘の真美さんがわが短大に在籍していることから、泉さんもごく近くにいるように感じていました。種村先生と山田泉さんが親しいことから、その紹介で泉さんの娘の真美さんがわが短大を受験し、入学しました。真美さんは、図書館情報(種村)ゼミナールに属し、司書資格をとるべく図書館実習などに奮闘する一方で、昨年度おこなわれた鹿児島国際大学短期大学部40周年記念の学術文化講演会「森絵都さんと語ろう」(なお、今年2008年の講演会は上橋菜穂子さん講演会「物語に魅せられて」でした)で森絵都さんに学生を代表して質問したり、わたしの子どもたちの通う「どんぐり自然学校」の屋久島キャンプにボランティアで参加したりと、この2年間でさまざまな活動をしてきました。その中でも特筆すべきは、鹿児島国際大学全学の学生論文コンテストで1位となり、学長賞を獲得したことです。種村先生のホームページ「ようこそ!図書館情報ゼミへ」の「図書館情報(種村)ゼミナールあんない」の「学生論文でゼミ生が入賞」の記事に、「2007年度学生論文で1年生山田真美さんが1位学長賞」として論文が掲載されています。この論文で、母である泉さんのことが綴られています。そして、真美さんは泉さんへの思いもあり、福祉の道に進むことを決意し、少し前に西南学院大学人間科学部社会福祉学科に編入を決めました。真美さんが、母への思いを胸に集中して勉学に取り組み、見事合格し、生前の泉さんに報告できたことは、たいへんな親孝行になったことでしょう。逆に言えば、泉さんの存在が真美さんのがんばりの原動力になったといえます。私自身は、種村先生と娘の真美さんのおかげで、山田泉さんのことを知り、著書を読ませていただき、NHKの「にっぽんの現場-心に響け、いのちの授業」なども見て、感動を与えていただきました。私の担当している「教職課題研究」(総合学習指導のための科目)で、いのちの授業のすばらしい事例として、山田泉さんもぜひ学生たちに紹介したいと思います。いま山田泉さんとフランスの若手チェリスト「けんちゃん」ことエリックマリアさんとの交流を描いた江口方康監督作品「ご縁玉~パリから大分へ~」という映画が、各地で上映されはじめています。この映画、独特の時間が流れていて、エリックマリアさんのチェロの演奏、訪れた人たちとのやりとり、泉さんと夫の真一さん、長男の一貴さん、そして長女の真美さんで構成される山田家のホンワカした雰囲気もいいです。ぜひ一人でも多くの人に見ていただきたい映画です。鹿児島でも上映できるよう、自分なりに協力していきたいと思います。真美さんとのまさにご縁で、鹿児島にエリックマリアさんが来たとき直接会って、これから日本の南端八重山諸島に行くというので、石垣島、西表島、竹富島などの八重山諸島を何度か訪ねてきた私が持っていた数冊の旅行本なども貸しました。とにかく一人でもより多くの人が、山田泉さんの著書を読んだり、映画を見たりして、彼女のすばらしい生き方にふれることが、供養になるというか、泉さんの存在をより多くの人の心に焼きつけ、泉さんの生きてきたことの意味をさらに大きくすると思います。私のブログも、その一助になればと思います。
2008.11.23
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