雨の日には家にいたい

PR

×

プロフィール

シノリ0301

シノリ0301

カレンダー

バックナンバー

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

カテゴリ

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.01.12
XML
カテゴリ: 日常
ああ、きた、と思う。
どぶをさらうような感覚――目を閉じると太陽の光が瞼に映し出されて、視界が赤くなる。思考は粥のようにぼんやりとし、とにかく眠い――、この状態をPMSと呼ぶ。少なくとも、私の場合は。


コツはある。
まず現状を把握することだ。
間違っても誰かにやつ当たりしないように——私はやつ当たりを嫌悪している——、じっと穴蔵の熊のようにやり過ごす。といっても、そう大したものじゃない。普段より少しローなくらいだ。
薬はいらない。
だいたい世の中、みんなちょっとずつおかしいんだから、騒ぐほどのものじゃない。


あたたまった車の中でウォーキングをするか悩んでいた。仕事は午後からでも問題ない。
(こういうこと一体私は誰に説明しているのだろう?勝手に休んで、仕事してればいいのに。私も小心者だということだ)


頑張るというよりは、もはや精神衛生のため。
結局、30分くらいしてから外に出た。
歩けば風がつめたくて、清潔な空気が心地いい。大きな湖には冬特有の淡い空がうつっていた。
ドブをさらうような気持ちも、まあまあマシになってくる。



カエルくんの主張はこうだった。
ママとの留守番は退屈だと。絵本も読んでくれないし、すぐに昼寝したがる。(まったくもってその通り)だから、僕もパパと栗畑に行きたい、と。
まぁそれがああなってこうなって、口先だけの約束が果たされて(邪魔しない等)、結局みんなで栗畑に行くことになった。
もうお察しだと思いますが、まったく仕事にならなかった。むしろ休憩時間の方が多かったくらい。
ちいさい子どもがいるとそうだろうという経過を辿り、私たちは疲労困憊だった。カエルくんもすぐに寝た。私も寝た。

独身だったら、栗の選定などせず、さっさとパチンコに行ったであろう三郎と、野外仕事絶対嫌いマンの私が休日に栗の剪定とは。
人生とはわからないものである。





ちんたらを歩きながら、そういう煩わしいものについて考えていた。
それは
酸素であり、カエルくんであり、PMSでもある。
いや、PMSは違うな。そいつがないほうが世界は間違いなく平和だ。



「ママ、順調?」
すっ裸で風呂掃除をしている私に、思案するような顔で。私は少し考えて、「おおむね」と答えた。
カエルくんは満足した顔で、すぐにどこかへ行ってしまった。でも、もしかしたら、こう答えたほうがよかったのかもしれないと思っている。
「いつだって順調よ。でも、それを時々忘れてしまうってだけで」と。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.03.27 19:02:17
コメント(0) | コメントを書く
[日常] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: