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.まるで翼をもぎ取られてしまった天使に捧げられているかのような旋律だ….僕はこの曲を聴くと古来の絵画を見るようにある光景が脳裏を去来する…それは決して悦ばしいものではなく悲劇だ.しかし目が離せなくなるほどに、引き寄せられるいやむしろ見たくなくとも、目を閉じさせてはくれぬのだ.おそらく人間にとって<後悔>ほど記憶に深く刻まれるものはなくその人間の経験したものはやがてあまねく生命に宿されるのだ.それが輪廻の効用であり一つの旋律で、今生経験したことのない記憶を不思議と呼び覚ますのは.我々が決して独りの存在ではなく連綿と続く存在の連鎖の中にあるという事実.いわば集合無意識としての統一した生命感情をここに感じさせるのだ…...見えるだろうか…今生の全ての人間が、自分自身の片割れであることを.感じないであろうか前世の自分に関わりのある人間だったものが生きてきた軌跡をその敗北を.こうした音に誘導されながら思い出される魂の軌跡が現在もなおこの時代に作用しているという事を...Eili .....Passacaglia BWV582.
2018年11月30日
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この曲ほど荘厳にして繊細なものはあるだろうか…ここに描き出される悲哀と不可避的な苦しみは、彼らを物語るようだ.僕はこの曲を彼に聴かせてあげたかった。神話の世界の絶壁から滑落してしまったかのような人生を歩んだ彼はその滑落の瞬間に悟ったはずだ….失ったもののかけがえのなさに!.そして踏み外してしまった梯子の板にしがみつこうとする足先の旋回が虚しく空を切るのだ.その光景を地上に居ながら僕は見せつけられる...何度繰り返せば済むのだ…君は何度同じような過ちをする何度生まれ変われば気が済むのだ.その度に追い求め呼びかけようとする刹那君は落ちるのだいつも.そのようにして落ちてゆく君の体からスルッと抜け出る淡く白く光る妖精のようなものを僕は見逃さない.羽ばたいてゆこうとする姿は悲しそうに君の亡骸を見つめている.その亡骸に君を愛していた者たちが花を添えようとする.君の魂は、それすらも手にすることができない...旅立ちの時が来てしまったのだ...Eili .....Chaconne, Partita No. 2 BWV 1004.
2018年11月29日
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.ベテルギウスが超新星爆発を起こす時僕も木っ端微塵に散ってゆきたい.もう堪えきれないほどの膨張を繰り返し己自身さえも支えきれなくなったもの.今では星としての球形すら維持できずにまさに限界の様相を示している…その自滅は美しい.見事に空に輝くだろう全方位に放射するガンマ線を浴びながら僕らの太陽系はどれほどのオーロラが現れるだろう.この時、我々の地球の夜は、1週間は昼間のように明るくなりこの世紀のイベントは世界中の人の心を掴むだろう.そして右肩のなくなったオリオンに思いを馳せるのだかつてここに星があり美しい神話が語られていたことを.この星座が全天を支配していた頃文明が栄えていたのだとそこには愛と苦悩の物語が彩られ人々は芸術を産み落とした.そしてこの星の爆発が予兆人類が新しく生まれ変わる時代をも示唆している.僕らの時代が僕らの見ている前で僕ら自身の手で葬り去られようとしている.わかりきっている未来を止めることができずに突き進むのだ神話が僕らに語り落とすことは過去の教訓などではなく我々の本質を見抜いた世界の行く末だ...Eili ...
2018年11月29日
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.全く、君っていう奴は、何という莫大な吸引力を持っているのだろう…なくなって4ヶ月も経過するというのに、毎日のように僕の頭を去来する….今僕を形成する神秘的な人間関係の殆どが、君を中心としているよ全てをなげうって来た人生であるがゆえに、間違った道も遥か遠くまで続いているしその先の本当に君が目指したかった道筋にまで連なるような一本の果てしなく長い飛行機雲のようなものも見えてくる.1995年5月15日… 君と豊田くんは、一緒に捕まった。ほとんど君たちの動きは事前に監視されていて、いつでも捕獲される運命にあったと聞いている。それは本当に良かったと想う。そのままの逃走生活でいいわけはないから…その独善的な救済意識は、正されなければいけない。もし逃げ切っていたら、君は間違いなく真理から遠のいてしまっただろう。.ところで、ここでも僕はこんな事を勘ぐってしまう。一緒に捕まる運命の豊田くんの事を、君はどう思っていたのだろう…最後までそばにいただろう…実行してしまった豊田くんが、八王子のアジトで、独り寝袋にくるまる姿を君は見たはずだ….そばにいるのに、圧倒的な孤独に沈み込んでいる豊田くんの事を君はどのように見ていたのだろう….彼はもう人の顔をまともには見れなかったはずだ.「同じ境遇に立たせてしまった…」と君が零した相手は誰なんだ…それは君の部署の人、それとも豊田くんのこと…?それを聞き出したかった.僕が豊田くんを最後に見たのは、4月8日前後だったと想う…そう、彼が、既にサリンを撒いてしまった後だ……世間が血眼になって探している実行犯に、僕は会っていたことになる。.彼は隠れるようにひっそりと、杉並道場の駐車場の暗がりから出てきて、村井さんと一緒に僕の前にいたその時の彼の目深にかぶった野球帽の中から覗く瞳は伏し目がちだった…村井さんは僕の瞳をじっと見据えたが…豊田君の瞳は僕の瞳を直視できなかったんだ….ああ、これが罪を犯した人間の悲哀だ.脳裏に焼き付いているよ.あんな不憫な姿はないよ….村井さんに付き従う怯えた子犬のようだったよ…彼は.君も逃げていて…彼も逃げざるをえない状況に陥っていて…それが二人の求めていた世界ではないってことを、世界の誰よりも僕は知っている.罪人同士、君たちは慰めあえたのだろうか…それが許されるかどうかは別として.今生はこんな事をしでかしてしまった君たちだけどこの先は、本物に出会ってほしい…付き従うのであれば、まがいものの、人を狂わす魔物ではなくて、真に慈愛のある方に付くべきだろう。それを願うよ...Eili ...
2018年11月28日
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.重力と恩寵…この言葉ほど慈愛の溢れる言葉はないだろうこの分け隔てない、あまねく存在するものへ放射しながら降り注ぐもの…リルケはこれを重力の雨と称し、シモーヌ・ヴェイユは、これを恩寵と表現した.太陽は罪人の上にも照りつけるし重力は罪人の上にも作用する.雨は、善人のもとにも降り注ぐし風害も、善人を避けて通ることをしない.人間だけが操作する条件を与え、己の支配下に置きたがるそういうものは、権力をもち、己の思惑通りに動く動植物を管理するかのごとく神にでもなったつもりで裁くのだ.重力は、罪人とそうでない人を分けない…太陽も、容赦ない.慈愛であり、慈悲でもあるこの普遍性には、ガイアの意志が働いている.人知れず、我々をあまねく護っている存在惑星の皮膚としての大気と磁場.宇宙のなかの孤独の星が薄いベールのような膜の中に我々を閉じ込めている.その保護膜の中で眠る赤子のような存在それが我々生命体...Eili ...
2018年11月26日
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.自分のためには、努力することができない…それはどうしようもなくエゴだからでも…人のためになら、己を捧げて、自分を注ぐことができるなんでもしてあげたいと思える…...アーナンダの手紙には、このような内容の言葉が綴られていた.このフレーズを読み、僕は深く溜息をついて沈思した..それはある本質を突いている君は、全く正しいよ…僕も同じ思いに駆られるから.ああ、でもその相手が麻原だったんだだから、それは間違っていたんだ…て思わなきゃいけない.でも、そんな後悔をするくらいならば、死んでしまったほうがいいとさえ思ったはずだ….それはいつ頃だろうか…彼がそれを乗り越えるのはいつなのだったのだろうか彼は、それを本当に乗り越えたんだろうか.乗り越える必要があったのだろうか.神と思しき人に、見捨てられること君はその13人のうちの一人だ.君はしばらくは、彼を恨んだことだろう…でも、最後にはそれを手放した.そうする他なかったと言えばその通りだろうが君は、別の可能性を模索したはずだ.君の言葉を知って、どうしても思い出さずにはおれないエピソードがあった当時僕は、君にある悩みを告白していた。自分は信者になったというのに、教祖にどこまで自分を捧げればいいのかわからない…とそして、その時、君は正直に応えてくれた.それは実は僕にもわからないんだ…と己を捨てた思いで、これでもかって捧げても、何一つ満足してもらえないんだ…とそんな生易しいものじゃないんだ…とそして、日々の鍛錬を怠ってはいけないんだと諭された.僕はそれを静かに受け止め、自分にはとても君のようにはできはしないと限界を感じて自分に失望した.恥ずかしくもあり君を誇らしくも思ったそして、同時に危なっかしくも感じひょっとすると…と君の未来を案ずる思いが去来していた.それは、数年後、見事にまざまざと、示された世界中に…心の中で雷鳴が轟くような衝撃だった...Eili ...
2018年11月21日
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.ここは僕の聖域…精神世界.語り得ぬ領域をじっと見据えて.真理を導き出す時空間.とっても、とっても大切にしている空間なんだだから、どうか壊さないで欲しい…...すべてが赤裸々に現れては消えてゆく.言葉をかけて頂くものは精霊のようなもの僕はみなさんを大切にしている僕は青年期、本当に…長い間孤独だったんだだからこそ、詩ばかりを書いていた.でも、正直みなさんの言葉は粗雑な言語が多すぎるよ…...言葉は沈黙の世界から、語り落とされた瞬間に身体を得る.その纏いしベールの中に宿された精霊を守っていかなければならない...僕は、歴史に刻印されつつある、朋友たちに宿る霊を大切に供養してゆきたいんだ…...ここは神聖な場所なんだ...Eili ...
2018年11月21日
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.ようやく、現世を包含し、歴史を刻み込み、本来追い求めている「真理」に向かって、思惟を深めていこうかと想う…宗教も科学もフリンジサイエンスも文学も詩の扱っていきたい。そして、最も人が人らしい「芸術」にまつわる精神活動を取りこぼしなく….僕は、ここで悪夢を避けない。事実、この世界は悪夢そのものだと溜息をつきたくなるような側面が確かにあり、その環境に住まう人に笑顔はない。しかし、その一方で、ここはもしかして天界ですか…?と溜息が出るほどの美しさにも出会うのだ….麻原さん、聴いていますか?僕は、あなたに語りかけています。.この世界を三悪趣と断罪したあなたに、観てもらいたいものはいくつもあります。その神秘的で美しい世界は確かに人の世界にあり、瞬きのような時間に閉じ込められています。.焦らずに、4分間、見つめてほしいです…人が真に神々の如く集中して磨き上げた美を提示できる時空間が存在しています。.天使か妖精のように見える方たちの生き様をみて、この世界には、失うには惜しいものがあることに気づいてもらいたかったです。...僕たち人類は、飢えの克服や長寿を既に手に入れており、さらに不老不死でさえも得ようとしています。そして科学的知能においては、神のプログラムとされる遺伝子も読み解き、iPS細胞の研究によって無病の訪れさえも不可能ではない時代に突入しています。.人工知能は畏れられていますが、それはまさに神々が人間を創り出した時の怖れと同じようなものであり、人は自分の生み出した精度の高い知性に怯えだします。.ここで、人は病を克服し、不老不死を手に入れ、知性と知恵において、古代の神々に匹敵する存在になり、次に獲得しようと求めるものは何であろうかを考える必要があります。.おそらく、遠い未来ではなく、たった20年足らずで、信じられない変革を迎えるでしょう。もう、我々の生き方は、このような有り様ではなくなってきて、まさに新人類に生まれ変わろうとしている兆しが見えます。.依然として2000年来の争いが続く中で、シフトアップ、いや人類のアップグレードが始まろうとしています。その予兆が、23年前、ヨハネの黙示録を地で行い、ハルマゲドンを引き起こそうとした団体の中にありました。それは悲劇でしたが、世界中に示されました。.彼らは、超人を目指していたのです。もはや、人間であっては行けないのだ…というところまで行き着いていました。.それは、社会的な生活の中には存在せず、貨幣経済や民族意識や家族意識に至るまで、すべての今までの諸活動を捨て、一旦、生の有り様をとことんまでイニシャライズして見つめ直す機会がありました。.その上で、解脱を求めたわけです。そして、その解脱という究極的な目標に、1400人の人間が向かいました。それは、志半ばで崩壊し、すべての望みも初願さえも粉々に砕け散るという惨状でしたが、この宗教をベースにした機運は、やがて、普通の生活をした人たちの間に波及してゆくことでしょう….ごく自然に、アップデートボタンを押すかのごとく、僕たち人類は次のステップに移行するのだと感じます。....Eili ...
2018年11月19日
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.このブログ開設時に初願したコンセプト..見落とされてきたものや見落とされがちなものを… 掬い取ってあげること。 何気ない日々を大切にすること。.出会ってきた人を一人残らず大切にすること。 . 悪夢を乗り越えること。 ...開設以来13年貫き通しています….ただ当時僕は元オウム信者であることを知られたくはなかったので.そこはオブラートに包んでいましたが….これはPC版ではTOPに刻んでいるメッセージなんだけどスマホ版では出てこないんだね…....Eili ...
2018年11月18日
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.こんなにも美しい人は居るだろうかなぜ、僕らはこの人の演技に見とれてしまうのだろうか…それは単に技術なのか…そこに隠されたたゆまぬ努力への讃歌なのかそれとも、彼の持つ生来の整った顔立ちゆえなのだろうか….ああ、それでいて、演技終了後のあの雄叫び…彼は、その端正な顔立ちに似合わず、男らしく己の信ずる何ものかに挑んでおり挑戦を決してやめようとはしない.しかも徹底して勝ちにこだわる演技が終わると….…どうだ見たか!.と空を睨みつけ.つかの間屈託のない笑顔に戻る….こういう人が僕は好きだ.こういう人が貴重だ.こういう人に注目してしまう.この時代の僕たちのすべてがそう感じてしまうほどだ….これでもかっていうくらい練習してとても危ない演技も果敢に挑戦し失敗しても諦めはしないそれどころか、怪我をする.回復するかわからぬほどの事故も起こしてそれでいて、そこからの復活劇.もう、世間は虜だよそんな人、見たことがないよ…こういう人が射手座や山羊座の人たちに多いことを僕は知っている….追い求め完成された世界を思い焦がれる人それを無謀にも求め.そこに散ってゆく人を含めすべてが愛おしい..怪我をしたって彼は滑ることを厭わない..Eili ......
2018年11月18日
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...あなたが日本中を駆け巡り行くあてもなく逃走していたころ….僕の親しかった朋友もまた、日本中に顔写真を貼りまくられ逃げていた…ヴィリエーナ・ヴァジラナモー・サンヴァディッタさん….彼はあなたよりも先に、警察に投降し裁かれ、刑期を終えた.彼の投降した理由は、激痛をもよおす歯痛だったもう、これ以上逃げることは無理だと….微罪でも逮捕されわからぬまま、指示に従い、物資を運ぶ…そして、後から報道で知りそれは危険なものだったと気付かされる.そう、そんな場所だった。.だから、言われたことは、<救済>の二文字に集約され誰も何も断れるような状況でもなくましてや確認することで回避することもままならない異様な空間.ここが世間と違うところで理解され得ない特殊で異様な世界だったのだ….あなたは、逃走の被害者被害者の一人だったのだと想う.できれば選択は、真実を知った時点で行動に移すべきだったこの道は間違っていると…自分を信じ.あなたはその後周りのすべてを疑いの目で捉えなければならなかった.あなたの数少ない苦悶の言葉は、ちゃんと届く人には届いていると想う….僕も脱会後、こちらの世界に戻ったときはあらゆる意味で、理解されることは困難だった.理解してもらおうとは思わなかったただ、己の体験してきた事実を、見てきたものを語り落とすだけだった...Eili ...
2018年11月17日
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.彼らの精神に深くダイブするとき、僕の体は鉛のように重くなる。それは精神体と言えども、やはり何らかの粒子に違いなく、そこには何らかの物理法則に縛られることとなり、その呪縛が、即ち身体…僕はそれをずしりと感じる。.僕がこうした試みをせざるを得ないのは、そこに真理が隠されていると感ずるからそしてそこに至るまでに施してる、おまじない、魔法が、このブログという精神世界環境…ここに錨をしっかりと降ろしているからだ。.ここには精霊たちが宿るみんなの声は、精神の深海に潜ったその場所で、どんよりとした大きな水圧の中で木霊する自分の持ちこたえるギリギリのところまで深く潜った後、僕はゆっくりとこちらの世界に浮上する.人が何千年に渡り繰り返してきた、戦いに明け暮れる構造を見てきたような気がする.それぞれの正義が、互いに敵となっておりそれぞれの神を、悪魔として畏れ戦いに勝ったものには、彼らの閉じられた世界では祝杯があげられそれを見下ろす次元の世界では呪われていることも伝えたい….旧約聖書の間違いも….彼ら<主人公>の繰り広げる世界は、どれも、切ないほどに在る種の力に弱く、身を捧げている。その次代の接点で彼らが生み出す苦しみは、世界全体に波及する…そして、その衝撃は驚きをもって捉えられ、畏れと共に伝えられる.僕は多少の敗北感を感じてもいる…今の時代、人に分かりづらくとも、受け止めるのが難しくとも数百年、数千年後の精神体になんとか通じれば、それはよしとせねばならぬ事柄なのかもしれない.上九一色村の今の光景には一見したところ、何も残されたものはなく、その当時の残骸は消し去れれているようだった。.しかし、くねくねとした道を駆っていると、そこに隠されている当時の光景が蘇る.残響のようなものが風にのって漂っていた.僕は、この道を、今の車のスピードの何倍も速い速度で走っていた豊田亨君を載せて、何度も通った道富士の樹海の美しい光景も…当時の記憶の中では、あと数年で終わる世界だと捉えていたそして「救済」を迫られる….ああ、僕は、まさにハルマゲドンという神話的装置の中に沈み込められていたことを思い出す.「事故は起こさないでいただきたいですが、できるだけ早くお願いします…」.彼に静かに急かされていた日々.一体どこに向かおうとしていたのだろうか….一つの眠らされていた光景がフラッシュバックしてきた….「車を出してください。」.相変わらず豊田くんは行き先を伝えることはなく、どこに向かおうとしているのかの手がかりはなかった。だこの上九一色村から外界へ下る司令だということがかろうじて察知できる程度だった.場所は忘れてしまったが、とある企業の製品を視察していた。彼はマハーポーシャの名刺を差し出すと、その企業のエンジニアの方数人と話だし、数分して、外に出てきた.そして何やらいかつい装置が運搬され「それでは、実演してみせます…」と先方の方々は言った。「我が社の製品は、日本で最大級の出力を誇ります。」.コンプレッサーの音がけたたましく鳴り響き、まばゆいばかりの光が、天空を刺す..レーザ光線だった。..「何か図形は描けますか…?」と豊田くん.「もちろん、プログラムさえ組めば、どんな複雑な図形だって描写することができます」.「何に使おうとしているのですか…?」.「イベントで、空いっぱいに、キャラクターや図形と言ったものを描かせたいのです…」と豊田くん.そして、最後に次のような質問をしていた。「私達はこの10倍の出力を出せる装置を探し求めています」「仮にそれを作るとしたら、それにはどのくらいの水(冷却水)が必要になりますか…?」.その日はそれで終わった....Eili ....第9、第11サティアン跡地..この麓でよく停車し、彼は後部座席で瞑想をしていた。
2018年11月17日
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...ここには2つの命題が潜んでいた。即答でやりとりすることもできないわけではなかったけれども、深く突き刺ささり、僕は、言葉を失った。.稚拙な勘ぐりに対しては反応する気も失せてしまうほどのものだったが、その言葉の刃先は、見事に僕の心臓をえぐったよ….何より僕は、論争をしたいわけでもなく、またこの部屋は沈鬱な事柄ばかりを扱うため、溜息しか出なくなりその事に僕は気づくから訪れてくださる人たちの精神のためにも暖かな心に応えるためにもせめて詩的な言葉の雫でしっとりと埋めてゆきたいんだ….僕はしっかりと受け止めているでも、応えを言葉にするまえに、倒れてしまいそうになる.突き刺さった言葉は、強力だった..ひとつは、罪を犯した人には、愛する資格すら奪われてしまうのか…ということ.そしてもうひとつは、罪を犯した人は、許されることは決してないのか…ということ..ここで甘えたことは考えない僕は、本音を言って…生きていてはいけない…と想うようになったここで、それを分析する気にはなれない.ただし、明確に応えることは、できる.ここに、次元を超えた愛が芽生えるのだとだからこそ、愛を芽生えさせる必要が彼にはあったのだと.このように、どうしようもなく救われない深淵に滑落してしまった魂が気絶することなく、意識を保ってしまっている悲劇がまずあるのだ….そして、その精神の淵に光を届けるような…そんな人が、この世界にはた…この事実だけで、まず、教祖・麻原に勝てている.この針の穴を通すほど難しく、奇跡的で稀有な体験を面会された方々、手紙のやり取りをされた方は、彼に行ってくださっていた.そして、それを受け止めるだけの器をしっかりと彼はもっており今では泣きはらした心臓の手前に腕いっぱい広げているのだ.これを笑いたければ笑えばいい蔑みたければ蔑めばいい唾を吐きたくなったのならば、吐けばいい.しかし、こんな彼の姿勢が、まさに心を打ち電撃が走る思いで見つめている僕がいる.この人こそ、僕が今生出会い…学び…習い…受け止め…しっかりと胸に刻み込んでいかなければいけない魂….そして、僕自身の思惟の末に自信を持って皆さんに紹介できる罪深くも愛おしい人間.このブログを見てくれている皆さんに示しておきたい人物は、たくさんいるが.まずもって、井上嘉浩君なのだ...Eili ...
2018年11月14日
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...これから上九に行ってくる…..24年前の失われた聖地であり..魔窟でもあったあの場所へ..僕が在家時代、教祖や井上くんに会うために通った道や..出家時代、豊田くんを何度も運んでいた道..教祖のご自宅のあった、第六サティアン..教祖の執務室兼、大奥と云われた、僕のワーク場所のひとつ第二サティアン..セミナーなど行けていた富士山総本部..出家後最初に赴任した、第八サティアン..その後に移動になった第十二サティアン..雄叫び祭のあった、第十サティアン..ヴィリエーナ・ヴァジラナモー・サンヴァディッタさんのいた第九サティアン.豊田くん送迎時に居場所について内緒にしろと口止めされた第七サティアン…..そして、清流哨舎….そして、さらにさらに.信者のだれもしらなかった謎の施設…謎の倉庫群訪れてしまい、垣間見た…最も忌まわしき場所.今よりも絶望的な未来が宿されていた、70トンサリン貯蔵のために建てられた施設!!!..そのどれもに、訪れたことのある僕が、当時の記憶を呼び覚ますために..訪れる.この日本が、まだ残っていることに安堵したい...Eili ....第一上九跡地(第二サティアン付近)..地図
2018年11月10日
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..君は跪いて懇願する…己に迫りくる死を前にして見出すことができてしまった愛を確かめるために.今までにも、神には祈りを捧げ投げ出してきた君だから.もう君の貯蓄してきたすべての徳は神に捧げられ、空っぽになってしまっていた….でも、君には、また精霊が宿り君の心臓を育み、一滴の心を海にしていった.この深い淵に落ちてしまった自分に射してくる一滴の光明.この方は、なぜ自分に瞳を向け、語りかけてくれるのだろう…こんな自分を認めてくれる人は自分の破壊してしまった世界にまだいるのだろうか….彼女のことは、たとえ僧侶の方だとしてもそれがたとえ、傾けられた慈善による心の産物だったとしても.激しく燃えてくる生命の欲望を抑えることはできはしない….彼女は、彼の心を救い家路につけば、窓辺に寄り添い思い出す.離れている一人の青年に会うこと自体は苦ではなかった….親鸞上人の教えを授けることは、本懐でもあった.ただしかし、彼の心には…もうすでに自分に向けられた、限りない想いが育ってしまったことを知る.出会って一年以上経つ彼にはまだ希望が残されていた.ただしかし、彼には恐ろしい暗雲が再び覆いかぶさり様々な支援の甲斐も虚しく二審で死刑に反転してしまう….そんな彼の心の淵を想うともう、簡単には会いにはゆけるものではない….心の片隅にしまっておきたくなるような切ない誘惑….挫けそうになる心….つぶったままでいたくなる重い瞼….そんな心を、彼は察し、彼女にだけは明るい言葉をしたためる…...こんなにも…こんなにも…騒がしい…心の動揺の中を漂う彼の心.求め合い寄り添おうとしているせつなすぎる陽炎のような心の灯火.あともなく過ぎ去ろうとしている短い日々….数限られた出会いの中で育まれた奇跡の結晶….街は雨…雨…雨閉じられてゆく淡い日差し、光、灯火….流されてゆく雲…雲…雲記憶の中で渦をまく時…時…時.またたく間に過ぎ去ろうとしてゆく光明落とされる影に隠れ残り僅かなその領域に退避してゆく二人.追い詰められ寄り添い.寄り添いながら消え入ろう..再び出会えるさ…きっと.約束するよ…...Eili ...
2018年11月09日
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.貴女にも詩を贈らせてください。...昨日のあなたの歌声は、心の中にそっとしまわれている何ものかが言霊となって産み出されるかのような叫びだった.あなたのそのパワフルな声の裏にある切なさや、寂しさ…受け止める人々の苦難へむけた優しさが、メロディになって届いてきた.一曲だけ彼に捧げて歌ってくれたものに涙する貴女をみて.このように心の深くを巡航する彼の逞しい精神を見る想いがした.人は生を閉じようとする時に誰でも詩人になるように想います….何百という詩を綴った彼は貴女だけには花の香りのする言葉を寄せていた.男はみな女の人に想いを寄せるとき言葉を生み出そうと草花の沈黙を摘み取ってゆく.そしてそれを貴女に捧げるのだ…この幼稚な捧げ物が彼のできる精一杯の贈物最後に示した魂の告白….それを貴女は大切に受諾する…ここに恋は完成し愛は育まれてゆく.大丈夫、大丈夫ずっとずっと一緒だから…これからも….彼が、貴女に添えた心の雫は七夕の夜に雨となって降り注ぎ.天はそれを垣間見て泣いているような一日だった.街は雨に暮れ想いは雫の中にすっぽりと閉じ込められそれをあなたは大切にしまい込み.彼の遺体をひきとった.あなたは受け継がれた人…こんなにも、生を疑い、救いを求めていた青年の最後の形跡を心に刻むもの.託された…魂の勇者…...Eili .....
2018年11月08日
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アーナンダ(井上嘉浩)の魂の遍歴~すがりつく愛~今年に入って、アーナンダは、この世界での自分の時間が刻一刻と減ってきていることに気づいているようだった…彼の手紙を読んでいると、その焦燥感が、じわじわと伝わってきて、僕も今、一瞬一瞬を大切にしなければいけないことを痛感する。この面会者の方々との接見に対する想い、希求は、彼の唯一手にしているお守りのような…祈りに似た体験だった。.彼は、この時間をとても楽しみにしていたといい、それまで一月近く誰も話せないわけだから、上唇と下唇が乾いてくっついてしまうため、うまく言葉がしゃべれなくなってきている…と言っていたそう。.ああ、この時彼は、時計の針を気にしながら、20分だけの許された交流を大切に過ごすんだ。.面会に訪れた僧侶の方は、彼は元気にしているのかをまず気にしており、真っ先に彼の元へ心を開放して受け止めようとする。でも、これも度々立場は逆転し、のっけからこう切り替えされたという。.「あれ、今日はどうされましたか…?何か悩みがあるのであれば、言ってください。隠し立てはよくないですよ…」.逆にいつも自分のことを気にかけて心配されてしまい、どちらが面会者なのかわからなかったと言う。心の機微に渡る繊細な反応を感受するのは、いつも決まって彼のほうが上手だったようだ。.僕は彼女の話を聴きながら、(そうだろうな。。。全く彼らしいよ。僕のときだって、いつも決まってそうだったもの)と感じていた。そんな彼ではあるけれども、彼は切ないほどに面会者の人との会話を言葉の一粒一粒まで噛みしめるように聴いていて、こんな一時ってないよってほど、人と深い次元で交わった。.ああ、できれば、世間には、彼のこのような姿を見てもらいたかった。僕が憧れていた彼が、どんなに熱く清らかで眩しいほど無謀だったのかを…感じてもらえたらと想う。.面会の終わりの時が近づくと…彼はいきなり、会話することをやめ、懇願するんだ。...…ああ、この話は、今はできない。1ヶ月後に、彼の魂の遍歴が、本になって出版される…(※).だから、この下りの話は、12月19日まで待ってほしい…そこに、きっと門田さんによって記されるはずだ。..※ 『オウム死刑囚 魂の遍歴』...Eili .....
2018年11月07日
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.アーナンダには最後会えなかった…今日葬儀に参加された何人かの方に出会う機会があって、彼らの話がどれも心に染み入る。あの事件の後に彼を知った人ばかりなのだけれども、皆それぞれに彼に感じるものがあるようで、そうした想いを共有できることは嬉しかった。第一、密葬だし、どういうツテで彼の葬儀に参加する事ができたのか謎が多いけれども、それだけに彼に縁がある人がこんなにいて、嬉しかった。....でも、何よりも、僕は、会いたかった。語り合いたかった。なぜ彼らに出会う時期がこんなにも遅れ、しかも僕は勇気を出して知恵を絞り、彼にコンタクトを取らなかったのだろう….僕の中の彼は、あの松本で独り暮らししていた時期の彼なんだ。.彼に出会わなければ、オウムになど興味を懐かなかっただろうし、彼に感銘を受けなければ、家族、兄弟、友人、恩師、恋人、未来をすべて捨てて出家などしなかった…それは確かに無謀な賭けではあったにせよ、僕にとって死活問題だった事も確かだった。すべてを賭けてみる価値が…そんな魅力が彼にはあった。.出会いからして神秘的だったけれども、そんな彼が、僕には何度も語りかけてきてくれていた。教団の高弟という立場を超えて、普通に語りかけてきてくれたんだ。それも深い話を、ふいにポッとしてくれるんだ。.謎めいていて、それはずるいな…とも感じていたよ。でも、何よりも、彼が純粋に神に祈りを、聖者と思える人に帰依をしていたことは痛いほどわかった。そして、そんな人は、他の宗教をやっている人含めて、一人も見たことがなかったんだ。.だって普通に宗教やっている人は、結局は四六時中ではないよ…現世と折り合ってやっている人たちの意識にはどうしようもなく現世があるし、それはお金だったり組織だったり名声だったりしているよ。。。それでいて聖書や経典だけはよく読んでいるとは思う。だから、そういう意味で、彼らは安全だし、人格者でいられる…それもとても尊い事だってわかる。.でも、井上くんは違った。妥協が…ない「なげうち」だった。こんなにも彼を狂わす教祖、麻原に、僕も会ってみる必要があった。こんなにも彼が心酔する、麻原に、僕も近づいて見る必要があったんだ。.それが今生できたことは、満足している…でも、結果はこれさ…こんなにも「信仰」というものが無残にも砕け散るなんてこと、あるんだろうか…そして、人の心に触れ合うことを禁じられた彼が、堀の中で見出す自由…はじめて、人に弄ばれることなく、人を心底信頼して差し出す交流の末に、執行されてしまったんだ。.今日、彼の執行前日の7月5日、投函される前の、届けられることのなかった手紙を読んだ…宛先は、彼の最後に思慕していた僧侶の方….彼女も泣いたことだろう…僕も泣いた。.いつもポストを覗くのがささやかな楽しみだったと、彼女は零していた。...Eili .....
2018年11月07日
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...~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~大自然の沈黙は人間に対して二様に作用する。一方では、自然の沈黙は、言葉以前に存在し、一切がそこから生じたところのあの偉大なる沈黙を感じさせるから、それは我々にとって悦ばしい。しかし、それは同時にわれわれを怖じおびえさせる。自然の沈黙は、人間がまだ言葉を所有して居なかった状態、人間がまだ人間でなかったあの状態の前に再びわれわれを立たせるからである。実際、自然の沈黙は、言葉が人間からふたたびあの太古の沈黙へと奪い取られるかもしれないという、一種の脅迫のようなものである。.「沈黙の世界」/マックス・ピカート~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~..人間は単なる自然の一部であることをやめた…それは確かだろう。自然の摂理に従うことはなく、今や自然をも支配しようと欲しており、事実、自然現象であれ操作する知恵を身につけている。治水工事や、農作物に関する干渉にとどまらず、天候そのものの支配、地震といった災害級の現象でさえも、そこに関与することを欲し、現時点で幾許かの成果をあげてもいる。.天にも届く建造物の建設はおろか、天から吊るす宇宙エレベータなるものを本気で計画する時代に僕らは突入しており、その意味で過渡期とはいえ、非常に貴重な時代に生を受けていると感じる。.人間の意識が飛躍的に拡がったのは、宇宙に進出してからだという。特に60年代の宇宙事業ラッシュの時期、宇宙飛行士が初めて、虚空なる宇宙空間からわれわれの地球という星を一つの視野の中におさめたときから、覚醒が始まったのだと言われている。.この美しさとともに、儚く、愛おしく、心もとない生命圏を知ってしまったのだ。この時、本当は人は宗教を超えていた。聖書の世界観に落とし込むことなど不可能なほど壮大な宇宙空間とそこに浮かぶ太陽系、そして水の惑星地球を感じ取ったはずなのだ。だから、この時、我々は、その人類を代表する宇宙飛行士を通じて、集合無意識にアクセスできた。地球上に住まう人類がこの時初めて一つになり、我々の環境である地球を共感したのだ。.天から見下ろした地上には、国境はなかった。うごめく生命体は小さすぎて識別できず、であるにもかかわらず、そこに確かに存在し生命を育んでいる真っ向方なき事実を捉えて感動しないものはいないだろう….人間など宇宙の構成上、極稀な創造物にすぎぬのではなかろうか…と思えたはずだ。.惑星上の身体を有する我々のような生物には、明滅する生命力に時間的な限りがあり、それは100年と短い。それに比べて恒星たちに住まう生物は(それが我々に認知されないだけであって、確かにいるであろう)、寿命はもう少し永いはずで、しかも地球からみて過酷な環境とも言える放射能の嵐の中で息づく生命力は力強い。.生命圏の層の違いから、まさに、これこそ天界に相当しうる世界だとも捉えることが可能だが、その恒星をも遥かに凌ぐ生命圏がある。銀河だ。銀河の生命体となると、これは時間、空間幅の両者を通じて、壮大なものとなり、われわれにとっては、それは「環境」そのもの、宇宙そのものとなってしまうであろうから、釈迦のような哲学者が居たとしても、この銀河の範囲内ではなかろうかと思うわけだ…しかし、実際には仏教の持ちうる宇宙観は、それを遥かに超えている。.宇宙の開闢から終焉までを何度も繰り返す世界観すら存在し、その世界観は、現在の量子力学、素粒子論、インフレーション宇宙論などに耐えうるほどに深遠な思惟がある。.※ ちなみに、麻原が輪廻や宇宙の話をするときに、4アサキャンカ、10万カルパの昔…というとんでもない時間が出てきていたが、この1カルパとは、138億年のことを意味する。...Eili ...
2018年11月04日
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...先達の信者たちは、丘の上に13人立っている僕はそれを少し低い窪地から見上げ、彼らに追いつこうと足を運んでいる.彼らは、その小高い丘で、立ち止まり、下界を見渡し、何やら指を指しながら話し合っている…突然、彼らに、彼らだけに翼が生えてくる…翼の色は透明だった。.にょきにょきと生えたかと思うと、一斉にしておもむろに身構え、飛び立つ準備をするのだ。僕は彼らの場所に追いついた…まさに、飛び立つ瞬間を、目の前で見惚れるように見つめているのだ….「あー…」.变化した先達を見送ると、彼らが、一体どこに向かおうとしているのかを目で追いかけていた。二羽のつがいで飛び立つ彼らは各々、四方八方へと散ってゆく山の急斜面を優雅に滑降してゆく姿は、壮観なものがあり、彼らがこの世のものではないような気がしてくる遅れてやってきた信者たちが、この丘へ登り切ると、この散って下降してゆく彼らの姿を羨望の眼差しで見つめる.「どれが、教祖ですか…?」僕は、皆にそう問われ、頂きの上でホバリングしている一羽の大きい天使を指差す…もはや、形状は变化しており、見慣れた彼の姿ではない…しかも、彼独り一際大きく、しかも翼は漆黒の闇のごとく黒光りしているのである….「あれ・・・?先程までは透明だったはずが…」.丘の上にたどり着けた信者は皆立ち止まり、この光景を息を呑みながら見つめ続けた。.下界に至るまでの視界には山々が連なり、その山脈自体が彼らの征くへを眩ませる防波堤となっていた。「あの山陰に隠れていった先達は、何処へ向かおうと…」「あちらの山陰に下った先達のところに、火煙りが立ち上っている…」.みたところ、彼らの降り立ったところの各所で、事件が起きているようだった。しばらくすると、禍々しい地響きのような音が天空に轟いていた。山肌に隠れて見えない光景が、音だけで伝えられる。.よし、降ろう…僕たちもくだらないといけない…あの大きな轟のある現場へ.振り向くと、そこにも不思議な光景があった。丘に登りこの光景を眺めている彼らの間にも、何人か牙が生えていたのだ…見るとわずかばかりに、透明なトンボのような薄い羽が生えてきている….危ない、僕もここに長居すれば、彼らのようになってしまう….僕は、彼らを振り切って、下山を開始した。.彼らと逆行する僕のことは、彼らの視界からずれていたのだろう…なんなく、この丘をすり抜けて、向山の気になる一帯へと僕は足を馳せた。...降り立つと、そこは戦場だった。いや、戦場のあとだった。みな傷をおい、煙に目をやられ、出口を求めさまよいあぐねている光景が一帯を支配していた。匂いは牛糞の腐ったような鼻をつんざく匂い…天を仰ぎ見ると、例の黒い堕天使のみ、うっすらとこちらを見つめており、ここに降り立ったもうひとりの堕天使の姿は見えなかった。僕は彼を探した。一瞬、羽を傷つけた大きなシルエットを現場で見たような気がしたが、それは一瞬で煙の間から消えていった。.僕は、この半狂乱の現場から、そのシルエットを追いかけ、この地を後にした。.しばらくして、完全に見失ってしまった事に気がつくと、では他の現場はどうだったのだろうか…と思いを馳せていった。そして、天を仰ぎ見ると、今までいた黒い天使の姿もない….僕は不安にかられながら街を歩いていると、みな今日この日に各地で起きた惨劇の話でもちきりだった。耳に入る情報を嗅ぎ分けながら、彼らが天から降ってきたことや、その彼らが、口から火を吹いただの、何か毒ガスを撒き散らしただのといった話が、幾分尾ひれがつきながら戦慄の表情で語られていた。.帽子をまぶかにかぶりマスクをした青年がひとり足早に現場を離れた…との目撃情報が耳に入った。しかし、それ以上の詳細な描写はなく、決め手には欠けていた。.僕は先達の知り合い、朋友達の事を思い浮かべていた。.ここ数週間見かけていない彼らのことは、あの丘で、彼らの霊体が变化した光景を見ることによって、ますます気になりはじめていた。僕は、その場で深く瞑想し、彼らの隠れ潜んでいる拠点に、意識を集中した。.今身を潜めている彼らの様子は、惨めだった。.彼らは、彼らの変化身での記憶はどうやらないようで、目指していた姿とは異なる形で行動を起こしていたようだ。彼らは羽を傷つけ、もはや、变化しても天には戻ることができない格好になっていた。.ああ、これがまさに堕天使の意味だったのですね…古来、メソポタミアの地で繰り広げられた天と天使たちとの戦いの様子もこのような感じだったんだろうか…あの時、活躍したミトラは、今、堕天使となって、この地に降り立っています。.時おりうめき声をあげるドラゴンのように成り果てた彼らの口元からは、もはや意味する言葉は吐かれず、彼らの瞳は悲しそうに潤んでいるが、流すべき涙は枯れており、彼らの肌は、獣のように荒れていた….彼らは、獣となり、彼ら獣となったものどうしでしか慰めあえる状況ではなくなっていた。彼らの变化、そして記憶のない事件、その後の傷を負った姿を目にした信者達は、みな驚きをもって見届けた。.本当にあなたは、○○師なのですか…?応えはない。彼らはもはや、家族同然だった信者の中でも疎まれる獣と成り果ててしまったのだから…...Eili ...
2018年11月03日
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...サビアンはその性質上1度に集約される。であるがゆえに幅をもった解釈はできないという欠点が裏目にでる場合がある。アスペクトは大抵は、幅があり、僕はそれを厳し目に取る方だが、一般的な占星術の間では8度~10度を採用する方々が多い。.今回たち立ち現れたグランドクロスを掘り下げてゆくネイタル-トランジットのアスペクトを、90度に保ったまま調整し前後をみてゆく今回は、執行時の感受点9度のグランドクロスからのサビアン・メッセージを読み解く.天秤座 9゚:アートギャラリーに掛けられた三人の巨匠牡羊座 9゚:水晶を凝視する人山羊座 9゚:ハーブを運ぶ天使蟹座 9゚:水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女.これもしっくりと来るものがあり、メッセージ性は強い.「執行されること」は悲劇であるけれども、それ以前に「判決が出ること」が事象として存在し、人に「死」を意識させるのはむしろ後者の方であったと言えるのだと思う。.ここで、僕は悲劇性に着目せず、むしろ、もっと先のもの、この歴史的事象の意味を探り、未来に落とされるであろう影といったものに着目するようになっているのだが、そうした観察眼そのものを暗示する座相.僕のような占星術師にうってつけの役割、仕事を彷彿とさせる。過去現在を観察し、未来をリーディングするのだ。.同時代の多くの識者、知恵ある観察者の方々が、この事件を「日本の縮図である」と唱えるようになった。僕はこの事件と、そこに向かった精神の痕跡を追い求め、現場の中枢に居ながらにして何かに守られたかのような生の観察者として自分の瞳に映し出されたものを、見れずにいた人たちに伝えてゆく義務があるのではないかと感じている….霊的なメッセージを読み解いていこうと思う。...まず来世のテーマと度々僕が表現していた「3人の巨匠」に関しては、わかりきっているのでよしとする。僕はそれまでの生において、巨匠と位置づけるであろう3人の偉人達に、今生出会うことになっている。そして、それを僕は若い時に希求し、今では「既に出会った」としているのだ。ひとつの霊的な旅路は終わり、その旅で見て出会ってきた人の「意味を探る」事が課せられた使命読み解けないのであれば、それは来世の課題として残り、永遠に解けるまで、次のステップに進むことはできない。.水晶を凝視する人…というのもまさに僕らしい。一カルト教団の占星術師というカルマは、現世を厭世的に眺める視点を得ていたこと….僕が、人生の占いではなく、国家や人類の行く末と言った大胆な占いに着手していた事を考えるとあの頃、何を見つめ、見出そうとしていたかを今一度、振り返ってみる必要があるちなみに僕の手相には、両手ともに神秘十字という十字の紋章があるのだけれども、楔を打ち込まれたようなこの手にむしろ中世の西欧文化の痕跡を感じている。なのであまりオウムでいうようなチベット密教的な要素は本人自身は感じていなかったのだ。しかし…アーナンダ(井上嘉浩)は僕に明言していた。君と僕は前世で何度か同じ生を過ごしており、それはいつも波乱に満ちた生であり、動乱の中で悟りを得ようとしていたと。.この言葉は謎だった。そして彼は続ける…そのひとつ、僕らは共に、チベット密教の僧侶だった時期がある…と.僕はそれを思い出そうと必死だった…でも、その生をなかなか思い出すことができず、苦慮していた。第一、特有のはったりではないかとももちろん疑ったし、彼の言説の多くが僕を悩ませていた。.オウムのメンバーの何人かは、その前世ビジョンにおいて、チベット密教を上げる人が何人か居たのは確かだ。彼らはこぞって、その時期の修業の思いでを口にするのだが、それを探る手立てが当時の僕にはなかった。.ただし、彼らの前世ビジョンのすごいところは、彼らの記憶は、共有されていたところだ。ある師が前世での思い出話を始めると、様々なシチュエーションで、当時気に留めた魂の話に行き着く。すると、突然にして、「私が当時、こよなく愛していた人は…、現在の○○師になります…」と爆弾発言するのだ。.この時に、登場した○○師に、マイクが向けられると、彼は、「私も当時のことは薄っすらとですが、覚えています…」と続いてゆく。「彼女はその当時の事をこのように述べていますが、当時の私から見たものは、若干異なり、このように受け止めておりました…」と.現世の人たちに取って、ただのおとぎ話である「輪廻」は、オウムでは、言わば、「前提」と言えるほどの事柄であり、この時、前世が本人だけのビジョンとして語られた時には信憑性は薄く、二人以上の信者の前世ビジョンに符合した時点で彼らの話は深い時の流れと共に受け止められていった。.彼らのようなホーリーネームを持つ人達は、少なくとも、その成就の条件に「神秘力」が備わっていなければならず、間違いなく、ひとり一つ以上の神秘的なエピソードを持ち合わせていた。.ところで、アーナンダから衝撃の告白を受けた後、僕は彼に伝授されたマントラを唱えながら、タイムスリップしていった。残念ながら、それはチベットではなく、むしろ南米のマチュピチュのような場所だった。高い山々が連なる地域での生活のビジョンまで見えたところで、僕は彼に付き従っていた事に気づく。.僕は当時も天体の運行を観察し、神事を伝える神官のような役目を担っていた。当時も注目すべき星は土星であり、木星と土星の運行から、何か国の行く末を占っていたように思う。.僕はその話を、アーナンダにした。彼はにっこりと笑い、だいぶ修行が進んできたね…この調子だと、近い内に火と水の洗礼を受けるだろうから、心に留め置いたほうがいいだろう….彼は否定も肯定もしなかった。そして彼の言うビジョンとは異なるビジョンを語り落とした僕に向かって、こういう。.いいかい、○○君、僕たちは本当に何生も何生も輪廻を繰り返してきているのだよ。だから、ここに集い合う人達の多くが知り合いであり、そのうち現世での活動を通じ、そのようなことを思い出すだろう….でも、僕は当時、あなたの大切にしていた石版を、峠の上から放り投げたんです。こんなものあるからいけないんだ、これがあるから厄なんだ!と叫んでその時、あなたは本当に恐ろしい顔をして、僕を睨んだ…そんな記憶も蘇ってきていた。.どこまでが本当の前世なのかなど検証する術もなく、僕はこの話にそれ以上のアプローチはできなかった。いつぞやの日記に、もしかしたら触れているかもしれない….牡羊座9度での大きな視点を手に入れるたので、今度はそれにT字スクエアする2つのトランジット天体を見つめてみよう。山羊座9度に近づくT土星(5度)はまだ距離は少しあるとはいうものの、事象の推移をハープの「旋律」で捉えようとする。美しいルディアの詞章だ….これは写真のように一瞬を切り取られたイメージではなく、もっと幅のある観察をしてみろということだ。オウム事件は謎が多いが、起こされた時点と、裁かれた時点と、悔い改める時点と、執行される時点が、ハーモニーとなる。.これは悲劇の旋律で、僕はこの観察を言葉に落とす時、その詩にこそ未来が宿されるのではないかと感じているところがある。.「目をそらさず、見よ…」と何ものかに諭されている.蟹座の9度にT太陽が迫る…これをどう紐解くかというと、これは「共感」の度数であるので、.僕は、彼らの精神世界に同調する必要があるのだ。僕は、自分でもおかしいくらいに、豊田くんや井上くんや教祖・麻原の精神に近付こうとダイビングしている…もはや、これは自分の気持とも関係がなく、誘われるのだ。そして、しばらくして疲れ果て、青ざめた顔をして<こちらの世界>に返ってくる。これはデープ・ブルーで深海にダイビングしているダイバーと心境は似ているのではないだろうか。.7月6日、7月26日は、刻印だ。.人生経験そのものが浅いと、星のリーディング自体も自分の共用範囲内に落ち着き、つまらないものとなる。.彼らは徹底的に、世を壊そうとした。では、そんな彼らが生み出そうとしていたものは何だったのか…それを見い出せ…と言われているような気がしてくる。...Eili ...
2018年11月03日
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