EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~
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.平成は、動乱の時代でした。戦争が起こらなかったことが平和と等しいとは思いません。むしろ、アプローチを変え、国家規模によらないテロが多発する時代に突入し防ぎにくい時代となりました。また、地球規模の天災も何度も生じ、日本もその被害は甚大なものでした。.物質世界と精神世界の両方のカタルシスを経験したのが1995年でした。.予兆はありました。静かに…昭和の時代から連綿と受け継がれた不安感が終末感情が、この国を包んでおり、それは西欧世界だけの物語ではなくなっていたのです。.僕は平成当時、この世界で未来を夢みて生きてゆく事を、一旦諦めました。青臭い理想を胸に、すべてを捨て、賭けていたものがあります。大切に、大切に….当時、さだまさしの防人の詩が頭蓋に響いていました。出家前に、聞いた最後の曲は、確か、この曲でした。.教えてくださいこの世に生きとし生けるもののすべての命に限りがあるのならば.海は死にますか山は死にますか風はどうですか空もそうですか...教えてください.この歌詞は、切実です…すべての人にとって釈迦の境地と通じるものさえあります...僕は神秘的な世界の扉を開いたつもりでした。現世の縁や未来の可能性をすべて捨て去るわけですから、この道は誤るわけにはいきませんでした。.辛い生活とはいえ、生まれてきた意味、真実を見出せる…と信じていたのです。.その特殊な空間では、みなが何かに急き立てられ、来るべきカタルシスに向けて準備をしているような状況でした。戦争でもないのに、ここでは戦争前夜のような緊迫感が、ずっと続いていました。.上九一色村に集うメンバーは、基本、横になって眠りませんでした。眠ることができるのは、PSIという脳波を教祖と同調させる装置を受けている時と、薬物を治療班に注射され、モルモットのように横たえさせられる時のみで、それ以外は、24時間、ワークでした。働きバチのように。.この劣悪な環境を乗り切るためのモチベーションは終末が訪れることを確信し、救済の手伝いをする使命感のみ…でした。...これが崩れ去ると…精神崩壊が訪れます。もしくは正常な精神を維持した場合、この世界からの逃避は極めて難しい問題でした。間違いに気づくものも何人もいたはずなのです。でも、彼らは逃走することさえもできなかった…何人も脱走を試み、何人も失敗し、何人もコンテナ行きになっていました。...彼らの内、何人かは、その後気配を感じません。.信者は、40人行方不明のままであり、この40人に関しては、警察の調査もされておらず、事件にもなっていません。...多くの時間が費やされ、事件の深層は刑事事件として暴かれてゆきました。闇に葬られたままの要素は、まだ残されており、それはもう解明はされないでしょう…...このように、人の世に居ながらにして、人の世を信じなくなってしまった団体がありました。それに絡められた人たち、接点を持った人達は、みなそれぞれの層において、不幸を背負いました。...この時代は、昨日圧縮されしゅくしゅくと次の時代へと移り変わります….さて、この普遍的なテーマ、「人の生と死」については、令和において、どのように読み解かれてゆくのでしょう。僕はそれを静かに観察しながら、かつての過ちが、繰り返されることがないように願ってやみません。...わずかな命のきらめきを信じていいですか言葉で見えない望みといったものを去る人もあれば来る人もあって欠けてゆく月もやがて満ちてくる.なりわいの中で...犠牲になっていった人たちの魂の供養のためにも続く時代の世界の像に平和と人の可能性を見出したいと僕は思います。...Eili ...
2019年05月01日
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