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木造千観音座像、12神将
大崎市田尻北小松にて
今朝の気温は最低が氷点下3度、ピリッとした気温。
2月の下旬ですが東北当地はまだまだ寒い日が続きます。
とはいえ明日からは3月。春近し、光の春です。
今日は地元、田尻の至宝をご紹介します。
宝の中の宝です。
ただ今、東京の国立博物館で修復、調査中の木造千手観音座像と12神将のご紹介です。
何故ここ田尻小松の小さな御堂でこの仏像が集落の中で守られていたのか、不思議な仏像です。
本物はただ今東京です。
平安時代末期頃に造られたとされる千手観音です。
平泉の藤原氏が隆盛だったころの仏像とも言われていますが、ただ今詳細を調査中です。
美しい仏像です。
小松観音堂
入口に千手観音と書かれています。
明治初期に廃寺となった小松寺を受けつでいる、と言われています。
このような仏像がここに最近までここにあったのです。
頭部は11面観音
不動明王立像、毘沙門天像の三尊がこの中に祀られていたのですね。
御堂の正面
小さな田舎の御堂なのですが、ところが中に入っていたのは
現在、宮城県指定の文化財、千手観音ですが、今は国で調査中。
ひょっとして?どうでしょうか。
小松寺は「今昔物語」「日本往生極楽紀」に記載されている「新田郡小松寺」と同様なものと考えられているそうです。読んだことなにのでわからないのですが、相当古い歴史上の寺だということはわかります。
ここが観音様の台座の台。
この台の上に台座があり、その上にさらに観音様が座っているのでした。
この仏像、1000年も前からこの地域の方々が守って今に至るのです。
よくぞ守り通したものです。最近までそのとんでもない貴重なもの、ごく身近に守られていたのです。
参道、
かつてここが小松寺だったのか定かではありません。
もう1つの大事な御堂です。
薬師如来と12神将の仏像
この日は特別扉を開けていただき参拝できたところです。
写真も撮影しましたが、貴重すぎるのでアップは遠慮したところです。
東日本大震災で損傷し、それを修復して直した12神将です。
こちらは千手観音ほどは古くはないようですが、12神が揃っています。
隠れた大変な宝がここにあるのです。
次は、江戸時代にさかのぼって、「樅の木は残った」の舞台です。
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