Emy's おやすみ前に読む物語

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Apr 16, 2006
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カテゴリ: 連載小説



取引先とゴルフコンペを行った。


状態としては、こちらが接待する事になるのだが
相手企業側が3人、こちら側が私を含めて3人。

ところが取引先の一人を除いては、全員下手過ぎてお話にならない。
2人の対戦になってしまった。


“―― 参ったな。”

私は前にも接待相手に勝ってしまい、上司によく叱られた。


この空気を察してか、例の1人より、



と言われ、・・・私は勝ってしまった。










1週間後、前回ゴルフ接待から
勝負になってしまった取引先企業の“住吉泰樹”から、
会社に電話があった。


「来週の日曜日、もう一度ゴルフしませんか。
 今度は2人で。」

“・・・うざいっ。日曜日は朝寝坊して、
美容院に行くつもりだったのに。
だいたい、前回は接待だったから手を抜いてやったのに。”


「はい、行きます。 では詳細を ――。」

これ以上無いくらい愛想の良い声を出し、電話を切った。




・・・と思いながら臨んだのに、負けてしまった。


「意外そうですね、負けた事。僕もゴルフ大好きでね。」






私たちはゴルフ場で軽く食事を取る事にした。

なんとなく面白くなくて、私はビールを注文した。
住吉はコーヒーを飲んでいる。


またなんとなく、口調が嫌味っぽくなる。

「車なんです。帰り、送って行きますよ。」






待っていると、ネイビーカラーの外国車が目の前に止まった。

助手席に座る。

“男の人の車に乗るなんて、何年振りだろう。”




運転しながら彼が話す。

「大企業の女係長なんて、どんな人だろうと思っていたけど、
ゴルフに負けたの、よっぽど悔しかったんだね。
素直に顔に出るところ、可愛いね。」

「可愛いなんて年じゃないですよ。バカにしないで下さい。」

「可愛いに年なんかあんのかよ。何歳?」

「・・・35歳。」

「それってマジ年齢でしょ。本当に素直なんだね。
 僕は36歳、ひとつ年上。」










私のマンションの前に着いた。
「また誘ってもいい?」

私は運転席の住吉を、上目遣いに少し睨むように見た。

「うわぁ、たまんないね。そういう顔する女、大好き。」

私は車を降りた。





部屋に戻るとなんだか腹が立つような、嬉しいような、
変な気分だった。



to be continued...






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Last updated  Apr 17, 2006 12:22:03 AM
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