Emy's おやすみ前に読む物語

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Apr 25, 2006
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カテゴリ: 連載小説
ドアが開く――。






出てきたのは背の高いモデルのような女性だった。

部屋を間違えたのだと思い、表札を確認した。
彼の名前だ。



「・・・あ、アイツの彼女?
 ごめんね、忘れ物取りに来て。
 ―― 私、関係ないから。」


一方的に話して慌てて部屋から出て行こうとする。


「私も彼女じゃないわ。・・・友達かな。


「そうだけど・・・。あなた、誰?」


私は自分の名前を名乗った。そして、こう付け加えた。

「彼は私を “姉さん” と呼ぶわ。」


彼女は私を少し疑うような目で見て、口元だけ笑った。


「じゃ、2人ともアイツにとっては友達なんだ。
 アイツ、いないよ。
 ・・・ところでお姉さん、お金持ってる人?」


“このセリフ、聞いた事がある。”


「そこそこかな。」

「私、お腹すいてるの。 お昼、おごってくれない?」


“何か面白いかも。”



私も、先のナツホと同じ表情をして笑い返す ――。







私たちは、かつて彼と行ったファミレスに入った。

“―― なつかしい。”

最近ではファミレスにも入らなくなってしまった。


ナツホは迷わず喫煙席を選ぶ。



 ナツホがタバコに火をつける。

「―― でも多くないの。一日半箱くらいかな。」

彼と同じセリフ。


“そっくりだ、彼とナツホ。”




料理を注文する。彼女は遠慮しない。

サラダ・メイン・デザートまでしっかり注文した。
敬語も使わない。

でもこれが彼女らしくて、なぜか好感が持てた。



「―― 絵の関係の友達なの?」

私は否定し、自分の事を少し話した。

「じゃ、今アイツ、お姉さんを口説いているところか。」


“まさか。”


私は自分の年齢を明かす。

「年なんて関係ないよ。
 お姉さん、アイツの好きなタイプだよ。」

年下からは年は関係ないけど、
年上からは年は関係ある。



「アイツとは寝た?」

“初対面でいきなり・・・。”

私は迷わず嘘をつき、否定した。
ロストヴァージンの事は言えない。


「―― そう。したらいいのに。
 アイツとのエッチ・・・悪くないよ。」






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Last updated  Apr 25, 2006 09:53:45 AM
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