2012/02/02
XML
テーマ: 社交ダンス(9913)
カテゴリ: 映画のはなし
旅好きな私でも、多分一生の間に訪れることができるのは地球の1%にも満たないと思います。

今日ご紹介するのは2007年に公開されたドイツ/イギリス合作のドキュメンタリー映画で、ほとんどの人が一生足を踏み入れることのなさそうな場所を北極から南極へ向かって旅をしながら地球の今を美しい映像で綴った作品です。





旅の出発地は北極圏。約1ヶ月間夜が続きます。3月になって太陽が出ると、北極グマの親子が穴から外に出て来ました。生後2ヶ月ほどの小熊のかわいいこと。母熊は5ヶ月何も食べていないので体重は半分になっています。

辺り一面、真っ白な氷の世界。餌を求め海に向かって歩き始めます。オスは子育を手伝わず、単独で生きているそうですね。地球温暖化で氷の溶けるのが速く、出遅れると餓死のピンチが待っています。



少し南下して旅はツンドラ地帯へ。短い間ですが草が生えるので、様々な生き物が子育てにやって来ます。トナカイの大移動は壮観でした。300万頭の群れで草を求め3000キロを移動するなんて知りませんでした。

子供は生まれたその日から歩けて移動に参加。オオカミも群れを狙ってやって来ますが、トナカイは子供でも足が速く、逃げ切れる確率は五分五分だそうです。そういえば トニートニーチョッパー も逃げ足が速かったですね。



さらに南下して針葉樹林帯です。この葉っぱは尖っていておいしくないようで、動物の姿はほとんど見かけません。雪が解けると熱帯雨林に匹敵する量の針葉樹林が顔を出し、酸素量が地球規模で爆発的に上がるそうです。

私たちがよく知っている広葉樹林帯。四季があり、生命に溢れた美しい森。木の葉が成長して行く様を定点観測で捉えている映像は面白かったです。まるで葉っぱが羽ばたくようにひらひらと大きくなって行くんですね。

フウチョウ のような美しい鳥が繁栄しパフォーマンスに命をかけます。



砂漠は地表の3分の一を占め、年々拡大しています。風を遮るものがなく、何本もの竜巻の柱が空に向かって立ち上がり、幻の神殿のような様相を見せていました。

カラハリ砂漠をいく象の群れは、水を求めて長い旅をします。象だけでなく、水牛や他の多くの生き物たちが同じ湿地を目指していました。

サバンナには空を埋め尽くす鳥。小さな水たまりに象もライオンも鳥も、束の間の休息を求めて昼は集っていますが、夜になると子象がライオンに狙われます。大人の象たちが壁をつくって守るんですね。象の壁を越えるのはライオンでも無理でした。

ついに長い旅の末にたどり着いたオカバンゴ湿地。

シマウマもキリンもサルも、何週間もかけて何百キロも歩いて来た象たちも沼で嬉しそうに水浴びです。



地表の移動も過酷ですが、空の移動も楽ではありません。アネハヅルの群れが突風に煽られながら世界最高峰のヒマラヤを越える様は思わず力が入りました。

もう一つ、忘れてはならないのが海の中の移動です。
赤道付近で子供を産んだザトウクジラ。一日に600リットルもミルクを飲む子供に対し、母親には食べ物はありません。

泳ぎ疲れた子供を母親が持ち上げて息継ぎをさせる光景はほのぼのします。赤道近くで5ヶ月ほど育て、南極への長い旅に出ます。

波の激しい海域では子供とはぐれないように母クジラが何度もヒレや尾で海面を叩いて子供に位置を知らせるんですね。





ついに南極にやってきました。夏、ペンギンたちは沈まない太陽の下大きな群れを作っています。

6000キロを旅して来た親子クジラはオキアミで腹を満たします。螺旋状に泡を吹いてオキアミを追い込むんですね。

冬の南極のオーロラも圧巻でした。

イギリスBBCって、こういったドキュメンタリーに力を入れていて、この作品にも5年の歳月を費やしたんだそうです。

撮影スタッフの熱意が伝わりますね。






こういった映像で紹介してもらえることで初めて知る自然や地球上の生命の営み、あらためて地球って広いんだと感じました。

自分が砂漠を移動している象たちのことを知らなかったように、象たちだって人類なるものが地球上で大繁殖していることは多分知らないでしょうね。

知らなくてもいいことなんて、たくさんあるんだなとも思いました。

何百年先の地球も、今のように美しいものであることを願ってやみません。

予告編はこちらからどうぞ。

EARTH







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/02/02 06:31:52 PM
コメント(4) | コメントを書く
[映画のはなし] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:アース(02/02)  
miki7469  さん
そうですねぇ。誰が舵取りを
間違えたのか。文明の進歩に
比例して100年程で地球を人間は
随分破壊しました。
このような映画で自然保護の機運
が高まると良いですね。
          日々笑進 みき
       (2012/02/02 10:54:32 PM)

miki7469さん  
StarTrees  さん
この映画で紹介されていた場所は全て人の気配が全くないような所ばかりでしたので、人間による自然破壊とか言うイメージがありませんでした。
ただ美しい地球に感動し、それがずっとそのままであって欲しいとは感じましたね。
(2012/02/04 10:49:57 AM)

Re:アース(02/02)  
Arabesqu  さん
これも見たい映画です。
地球のすみずみで、「生命の営み」と続けている動植物を感じてみたいです。 (2012/02/04 03:20:49 PM)

Arabesquさん  
StarTrees  さん
親子の姿がよく描かれている映画なんですが,これを見て改めてオスは子育に関わらないもんなんだと思いましたね。人間も子育を女性に任せきりの男性が多いのは生物の本能なのかもしれないと思いました。
(2012/02/07 08:51:37 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: