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<ノルンみなかみフラワーガーデン>辰巳館から車で20分ほどのノルンスキー場で、北関東最大級のすいせん祭りをやっていました。こちらはスキー場といっても雪は全くありません。一面のお花畑。なごむわ〜。水仙祭りですがほかのお花もいっぱい。チューリップもいろんな種類が見られました。リフトでゲレンデを登ると、足元には水仙が咲き乱れております。上からはゆっくりと歩いて下ります。いろんな種類の水仙があるんですね。ムスカリやヒヤシンスも混じってました。今年のすいせん祭りは4月19日から5月19日までです。ほかにも宝探しと昆虫展もやってました。季節に合わせたいろんな花畑が楽しめるそうですよ。ご興味ある方は、こちらからどうぞ。気がつけばゴールデンウィークも終盤にさしかかってまいりました。1泊2日の旅行記をいつもながら長々とお付合い頂きありがとうございました。どうぞ、良い週末を。(おわり)
2024/05/04
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<谷川岳>新潟県との県境に位置する谷川岳は標高1997mで、日本百名山の一つに数えられています。子供の頃から雪が嫌いで、スキーはもちろん、雪山に行こうなんて思ったこともなかった私が、まだ雪の残る谷川岳天神平スキー場に行くなんてね。自分でも驚きです。宿泊した辰巳館から車で30分ほどだったので、ちょっと寄っていこうと大将が言い出して、アドベンチャー大好きなメロン夫婦も大賛成。一人小声で『フラワーガーデン』推しだった私は仕方なく付いて行くことになりました。ロープウェイは往復3500円です。降りるともう雪が眩しくて目が開けてられませんでした。私以外の三人は子犬みたいに大はしゃぎで、雪合戦なんか始めちゃったりして。そこからさらにリフトにのって1502mの天神峠に登ります。リフトはロープウェイとセットにするとプラス500円。谷川岳が向かいに見えてました。あれに登るなんて言われなくてよかった。聞くところによると、死者数が世界一でギネスに載ってるそうじゃないですか。色んな景色を求めて、みんな雪の中をズボズボ歩いて行くんですが、私はなるべく雪のないところを求めて地味にフキノトウ鑑賞したり、水芭蕉を愛でたりしておりました。それにしてもいい天気。こちらは雪の少ない日当たり良好な一角。リフトは降りる方が怖いですね。メロンさんたちとはここで別れ、私たちは『フラワーガーデン』に向かいました。雪山ストレスから解放された私は、土から這い出した春の虫のように、通りかかった上越線にもりんごの花にも感動し、一気にハイになっていました。(つづく)
2024/05/03
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<上牧温泉>みなかみ町は群馬県の北部に位置し、水上温泉郷、月夜野・上牧温泉郷、猿ヶ京三国温泉郷の3エリアからなる温泉地です。試合会場の前橋から北へ車で1時間ほど、上牧温泉(かみもくおんせん)辰巳館で一泊しました。到着してすぐに試合の汗を流すため温泉へ!夜8時まで、女子は『はにわ風呂』でした。男子は総檜風呂『かわせみの湯』。そして庭園露天風呂『たまゆらの湯』。夜8時半から翌朝8時までは逆になるので、両方入れます。『ひすいの湯』はずっと女性専用。庭園露天風呂が最高でしたね。ぬる湯でいつまででも入っていられるんです。夜と朝と2回入りましたが、夜は落ち着いた照明でゆったりとできますし、朝は鳥の鳴き声が清々しく、新緑も美しくてどちらもおすすめ。『美人の湯なんだって』と大将が言っていたので期待してましたが、果たして美人になったのかどうかは不明です。宿泊したお部屋のすぐ横に利根川が流れているんです。ここ数日の暑さで谷川岳の雪解けが一気に進んだようで、川のせせらぎなんてもんじゃなく、ものすごい水量の水がダムの放水みたいに一晩中轟々流れていました。(つづく)
2024/04/29
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<華厳の滝>いろは坂を登り男体山へやってきました。2024年1月5日(金)のことです。ロープウェーで華厳の滝を望む絶景が拝めるとのことでしたのでみんなで乗ってみることにしました。10分おきに運行していて、料金は往復で1000円です。男体山は火山の噴火による溶岩や火山灰が堆積した山でとても崩れやすく、大雨などで何度も土砂崩れを起こして国や県による大規模な治山工事が実施されたそうです。筑波山も見えるんですね。ものすごくいい天気で暖かく風もありません。数日前には雪が降ったらしく、ガードレールの日陰には雪が凍っていました。さらに華厳の滝の方へ行ってみます。約100mのエレベータ(大人570円)で下ると、華厳の滝です。小学校の時以来になりますのでもうほとんど記憶にないのですが、 和歌山県「那智の滝」、茨城県「袋田の滝」とともに「日本三名瀑」と呼ばれています。水量が少なめな気がしますが、冬だからとか関係ありますかね?水源となっている中禅寺湖も水が少ない感じです。こんな風景を見られるのは冬限定でしょうね。ボートの営業は4月からだそうです。お昼はホテルの近所のお寿司屋さんで、少し早い晩御飯は帰り道の蓮田S.A.でどちらもメロンさんたちオススメグルメを頂きました。何から何までお世話になった日光1泊温泉旅行。ダンスは出来ませんでしたがダンス談義はたくさんできて、とても楽しく有意義な2日間でした。(おわり)
2024/01/07
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<鬼怒川渓翠>2017年から始まりましたダンス合宿。2021年にいつも使わせていただいていた練習場が閉店してしまって、コロナ禍ということもあり、しばらく中断しておりました。久しぶりに復活したんですが、近場に練習場を見つけられなかったので今回はダンス合宿というよりはダンス談義合宿という感じの温泉旅行です。埼玉メロンチョコさんのお誘いで、2022年12月9日にオープンした新しいホテル、東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠に泊まらせていただきました。各部屋に露天風呂がある豪華なリゾートホテルです。新しいので人気があってなかなか予約が取れないそうなんですが、お正月明けのこの日だけ空いてたとのことで、本当は4日から仕事なんですが休暇をとりました。予想を超えた綺麗さで、ちょっと圧倒されましたね。大浴場もあるので、チェックインしてすぐに温泉へ。雪が降ってなくて私的には万々歳なんですが、風呂から見える風景が枯れ木ばかりなので、本当は雪景色だったり、新緑や紅葉の季節なら最高なんだろうなと思いました。埼玉メロンチョコさんたちとは夕食で合流の予定だったんですが、大将が風呂から戻って随分たっても連絡がないので電話してみると、まだメロンパパさんが戻ってないというんです。『そういえば心臓が痛いとか言ってた。』なんて大将が言うので、まさかどこかで倒れて救護されてたりしてとヒヤリとしましたよ。でも電話している間に戻ってきたようでホっとしました。電動マッサージ椅子が気持ちよすぎてリピートしてたそうです。(つづく)
2024/01/05
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<Sapcia X>2023年7月に運行開始した新型特急「スペーシア X(エックス)」に是非とも一度乗ってみたくてね。その夢がついに叶いました。特急専用ホームに行くのも初めてです。鉄子ではありませんが、ワクワクが止まりません。1号車カフェでは各地のブリュワリーとコラボした企画で地ビールが飲めるとのこと。キタ====!!!1ヶ月前から予約開始なんですが座席は全て満席で、特に豪華なコンパートメントなんかは即完売だそうです。私たちが乗ったのは新幹線みたいな普通の車両でしたが、車掌さんが回ってきて記念写真を撮ってくれたりサービス満点でした。特別車両以外の乗客が売店でビールなどを買うのには予約が必要です。今回は埼玉メロンチョコさんたちが車で東武日光駅まで迎えに来てくださるということで、勝手に出来上がってるのも悪いし、ホテルに着いてから飲もうということで駅で買っておいたお茶をチビチビ飲んでおりました。チャンスがあったら、豪華な車両にも乗ってみたいなあ。スペーシア Xにご興味ある方はこちらからどうぞ。(つづく)
2024/01/04
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<ミッション・コンプリート>愛媛県美術館でヨハネ・パウロ2世のコレクションを堪能した後、八十八ケ所巡りに戻りました。第52番札所 太山寺(たいさんじ)です。これまでが平地のお寺で楽だったんですが、このお寺は名前の通り山の上にありまして駐車場から上るのが結構大変でした。本堂などの建造物は国宝に指定されています。上るのが大変なら下るのも大変で、今日一番のトレーニングポイントでしたね。本日最後は第53番札所 円明寺(えんみょうじ)です。ここのところ食品をはじめ多くの生活必需品が値上げされて消費者にとっては厳しい現状ですが、お遍路で書いて頂く御朱印料はお値段据え置き300円で大変ありがたく思っております。これで本日の予定終了。ミッション・コンプリートです。飛行機に乗るまでまだ時間がありましたので、少し足を伸ばして瀬戸内海沿いを走り、道の駅にやってきました。大将が飲みたがっていた蛇口から出るみかんジュースにやっとありつけました。歩道橋を渡ると瀬戸内海が見渡せます。海に沈む夕日、なかなか見る機会がありませんので、海に沈みかけてる太陽が見られただけでも感動的でした。空港に戻ると、入り口近くにクリスマスツリーが愛媛モードで飾られています。ここでもオレンジジュース売ってましたけど、道の駅のが安かったですね。あっちで飲んで正解でした。飛行機を待つ間に愛媛グルメの食べおさめをすることに。こちら、あったか白ごはんに鯛のお刺身と卵をかけるタイプの鯛めし。道後ビールも、行っときますか。次はいつ来れるか分からないですからね。2023年11月22日から23日までの1泊2日の弾丸旅行、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。愛媛県美術館の話はいずれ改めて書かせていただきますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。(おわり)
2023/12/01
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<松山城周辺>松山市の中心部に戻ってきました。第51番札所 石手寺(いしてじ)です。お遍路のお寺は細い田舎道の先だったり、山の上の方だったりが多いのですが、ここは街の中にあって浅草みたいな参道沿いの仲店がありました。空いてる店は2つだけで、ずっと昔からここで商売されてるんだろうなと思われる高齢女性が営む占いの店とお土産物を売る店。占いの店から大声でシベリヤ抑留の話が聞こえてきて、通り抜けながらちょっと気になりました。門の両脇にある大きな草鞋にお賽銭を差し込むと健脚になれるみたいです。1円玉をねじ込んだら、浅く入っていた小銭がパラパラっと地面に。大将に『他人を蹴落としていくんだな。』なんて意地の悪いことを言われましたが、地面にはそうやって蹴落とされた小銭がいっぱい落ちています。自然淘汰ですな。上が本堂で、下は三重塔。街中で人が多く集まるのか、裕福そうなお寺です。裏山には弘法大師像が街を見下ろしていました。石手寺を出て松山城方面に向かいます。道後温泉行きの路面電車はみかん色!松山城は10年前に上ったことがあります。今回は近くにある愛媛県美術館に向かいました。ちょっと興味ある企画展やってたんですよ。まずは少し早めのランチで腹ごしらえ。ご当地グルメ、じゃこかつバーガーです!(つづく)
2023/11/30
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<シワからゴミまで>2021年に第47番札所 八坂寺でしばらく休止していた四国八十八ケ所巡り。今回は松山市内にある6つを廻る予定です。まずは第48番札所 西林寺。愛媛県は菩提の道場と言われています。この西林寺は、罪深い人が境内に入ると無間地獄に落ちるそうですよ。くわばら、くわばら。無事脱出してすぐ近くにある第49番札所 浄土寺へ。自転車で回っておられる方とずっと同じようなタイミング。季節外れの夏日になって、車では冷房をつけてました。第50番札所 繁多寺(はんたじ)の駐車場のとなりは溜池で、北から渡ってきたカモたちがのんびり泳いでいました。縁石には赤とんぼ。秋ですね~。2015年に始めた四国八十八ケ所巡り、8年でやっと50番ですよ。今回は松山市内の48番(シワ)から53番(ゴミ)までを廻り夕方の飛行機で戻る予定です。このペースだとあと5年以上かかりそうです。(つづく)
2023/11/29
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<道後温泉>コロナ禍で中断していた四国八十八ヶ所巡り。2年ぶりに再開しました。午後3時ごろの便で羽田から愛媛県松山空港に向かいます。競技会が絡まない旅は滅多にしないので、ドレスとか靴とか化粧道具とかを持たない旅はこんなに荷物が少ないのかとビックリでした。山の上には少し雪も見えますが、日本中が季節外れの暖かさに包まれた絶好の行楽日和です。空港で車を借りて道後温泉街に向かい、帰宅ラッシュの大渋滞にハマって、到着した時にはすっかり日が暮れていました。宿泊したのは道後館というホテル。ホテルの中に滝が流れてましたね。お部屋は落ち着いた雰囲気の和室です。温泉に向かう廊下は、温泉街の小道のように演出されていました。外もそれほど寒くなくて、露天風呂はラッキーなことに独り占めです。見上げると少し膨らんだ半月が、澄んだ夜空にくっきりと浮かんでいました。なんて贅沢な時間でしょう。かなり前から計画していた旅ですが、何より大将が元気でよかった。今日11月22日はいい夫婦の日。今年最高の極楽日でした。(つづく)
2023/11/22
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<武家屋敷跡と小松うどん>金沢観光の最後に立ち寄ったのは長町武家屋敷跡でした。昨晩、地ビール飲める店を探してうろうろした香林坊のすぐ近くです。美術館だけでなくこの辺の資料館も月曜休館でした。武家屋敷がそのまま残っているというより、雰囲気を残したまま跡を継いだ方々が新しいお家を建てて住み続けている感じです。休館している資料館も扉の隙間から中を垣間見ることができて、昔の薬屋さんの様子が分かりました。観光客のほとんどがヨーロッパ系の外人で、私が着ていたマドリードのTシャツを見て、大きな声で『マドリード!』と満面の笑みのスペイン女性もいましたね。きっとあの人たちは『金沢』とか『東京』のTシャツ買うだろうな。小松空港に戻ってきて車を返し、汗だくの服を着替えて荷物を預けたあと小松うどんなるものを食べてみることにしました。大将はお店一押しの能登牛を使った肉うどん。私はシンプルなザルうどんに海老天プラス。小松うどんは300年の歴史を持つ加賀藩御用達の品だそうで、松尾芭蕉も食したとか。讃岐のようなどっしりとした太麺ではなく、品のいい細さで程よいコシの美味しいうどんでした。観光したのは7月31日だけなんです。福井遠征記というより金沢遠征記みたいな感じになってしまいましたが、楽しい週末でした。今はフェーン現象で39度を超える酷暑に見舞われているとニュースで聞いています。台風6号が沖縄付近をノロノロ進み、今は九州で停電などの大変な被害が出てしまっているようです。私たちの飛行機も1時間以上遅れて、家に帰り着いたのが夜中になってしまいましたが、皆さん無事に帰られたのか気になっています。長い遠征記にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。台風7号、どっか行ってくれ〜〜〜!!!!(おわり)
2023/08/10
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<尾上神社と金沢城>綺麗なステンドグラスの神門がある尾上神社にやってきました。NHK大河ドラマで昔やってた『利家とまつ』が祀られてるようです。美術館は月曜休館でも神社仏閣や城はほぼ年中無休です。こちらが拝殿。無料駐車場を使わせてもらってますので、お賽銭はしっかり。ホテルから近い裏から入ってしまいましたが、こちらが正面のようです。拝殿に向かって右の方に進むと、2020年に完成したばかりの金沢城へ直通する新しい橋があります。この門は鼠多門という名前で、橋は鼠多門橋。(詳しくはこちら)使われていた海鼠漆喰(なまこしっくい)が発掘されて、再建の際に参考にされたようです。お城の骨組みって竹なんですね。内部構造が分かりやすい展示です。門から入ってすぐのところに玉泉院丸庭園があります。ちょっと歩いただけでへばる暑さ。庭園を見渡せる休憩所に逃げ込みました。冷房が効いてて生き返ります。ボランティアでガイドをされている方のお話が耳に入ってきて、金沢城が昔、金沢大学だったことを知りました。大学が移転してから金沢城の復興作業が始まったようなんですが、完成はまだまだ先の様子。新旧おり混ざった姿もまたいいもんですね。完成する頃まだ生きてるかしら。しばらくお話を聞きつつ涼んでから休憩所を後にしました。正面に見える建物が、先ほどまでいた休憩所です。まだコロナ対策の名残でところどころ入り口に体温計が置いてあるんですが、私の体温が37度を超えていましたよ。涼ませてもらって熱中症にならずに済みました。(つづく)
2023/08/08
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<兼六園>金沢は今日も体温を超える猛暑の予報が出ていました。7月31日 (月)、少し外を歩いただけでも大汗をかきそうでしたので、ホテルをチェックアウトする前にすぐ近くの兼六園を散策することにしたんです。国の特別名勝に指定された庭園で、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園と言われています。入園料は320円でした。大将は初めてと言っていましたが、私は40年ほど前に一度訪れたことがありました。『どこか変わってる?』と聞かれても、松ばっかりだったことくらいしか思い出せないんですけど、一つだけ自信を持って覚えていることがありました。三すくみの岩というのがあったんですよ。『NARUTO』に出てくる伝説の三忍が、口寄せの術でカエル、なめくじ、蛇を助っ人として呼ぶことができて、その3つがジャンケンのような関係になっているんです。お互い食うに食えない状態で動きがとれないんですが、兼六園で三すくみの岩の話を聞いていたおかげでアニメがすんなり理解できたんですね。庭園を暑い中、ぶらぶら歩きながらその話を大将にしたんですが、肝心の岩がどこにあったのか覚えてなかったんです。大きな鳥が木陰にいました。(それはどうでもよい!)スマホで検索もしてみたんですが、その時は見つけられず、家に帰ってから見つけました。この像の台座になってるのが三すくみの岩です。結構トリビアな話だったみたい。『そういえばこんな銅像あったよね。なんでここ?と思ったもん。』とりあえず40年前の記憶が正しくてスッとしました。(つづく)
2023/08/07
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<福井市から金沢へ>2023年7月30日(日)の昼頃、ラテンの試合が終わるとすぐに会場を後にしました。午後のスタンダード競技が始まる前でしたので、スタンダードの試合のみ参加の競技仲間とはほとんどご挨拶ができなかったんです。埼玉メロンチョコさんたちと共に北陸自動車道で金沢へまっしぐら。防風林の間に日本海が見えました。宿泊したのは兼六園のすぐ近く、ホテル山楽でした。大正ロマンを感じさせる格調高いエントランス。部屋は簡易天蓋付きのキングサイズベッドのツインルーム。マットレスは腰に優しいエアウィーブだそうです。これだけ大きいベッドなら、寝相が悪くても大丈夫そう。食器棚には九谷焼の食器が並んでいました。この急須と茶碗、数日前にリサイクルショップで一山いくらで売り払った母のものと似ていて、こころがチクリとしました。食事の前に、まずは温泉へ。ヤクルトやジョアが無料で飲み放題、アイスクリームが食べ放題。このサイズなら2〜3個いけそうでしたが、ここで暴走しちゃいけませんよね。セーブしときました。(つづく)
2023/08/02
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<保安検査>電車とモノレールを乗り継いで羽田空港へやってまいりました。乗り換え駅の浜松町は大将と私が出会った町で、思い出深い世界貿易センタービルは再開発の波に飲まれて解体されてしまいましたが、この駅はいつでも何か新しいものに向かって工事中のイメージがあります。2023年7月29日 (土)、夕方出発の飛行機を目指して家を出たのは一日で一番暑いとされる2時ごろでした。最近天気予報で34度とか35度とか聞くのに慣れてしまいましたが、この日もとんでもなく暑く、夕方から予定されていた隅田川花火に向けて浅草界隈で電車を降りていく人が多かった気がします。羽田空港に着いて大きな荷物を預けたとき、まだ搭乗までに2時間くらいありました。出発ロビーにいてもすることないし、早めに保安検査を受けて搭乗口まで行ってしまおうということになったんです。機内に持ち込む手荷物をX線に通して、自身も武器とか怪しいものを身につけてないか検査ゲートを通るアレです。海外に行くときは飲みかけのペットボトルなんかは持ち込み禁止で、ゲート前でがぶ飲みしますけど国内線は少し緩めで持ち込みできるんですね。大抵の人は何事もなく保安検査所を後にするんですが、なんと大将が呼び止められてるんですよ。あー、またなんかワインオープナー的なものを手持ちカバンに潜ませてたのかな。『工具をお持ちではありませんか?』検査員の方が大将のカバンを調べると、怪しげなものが出てきました。古びて色の変わったスパナ。なんでそんなの持ってるの?意外すぎて大将も私も笑い出してしまいました。 午前中に母の家にあったダイニングセットの椅子をクリーンセンターに捨てに行ったんですが、昨日テーブルも解体して持っていけないかとスパナをカバンに入れてたようなんです。まだ出発まで時間があったのでそれも預けて飛行機に乗せてもらうことになりました。これが特別梱包されたうちの工具さま。そしてこちらが、空の旅を楽しんだスパナ。こちらは窓から見えた夏の富士山です。(つづく)
2023/07/31
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タイタニックホテル、覚えやすい名前なのでベルリンで道に迷ってもなんとか戻ってこれるんじゃないかと思っていました。ところがベルリンにタイタニックホテルはいくつもあるんですよ。タイタニック コンフォート ホテル ベルリン ミッテとか、タイタニック ジャンダルメンマルクト ベルリンとかね。私達が試合中に宿泊したのは、タイタニック ショシー ベルリン (Titanic Chaussee Berlin)です。恐竜なんかが展示されている自然史博物館や現代美術館に近い立地だったんですが、どちらも時間がなくて行きませんでした。Uバーンやトラムの駅に近いのは便利でしたね。宿泊初日に、部屋から降りてきてエレベーターから出ようとしたら、横から走ってきたスタッフの人と激突したんです。幸いお互い怪我もなく無事でしたが、エレベーターから降りる時って左右の確認なんて普通しないのでロビーの家具の配置に問題がある気がしました。左奥にレストランとバーがあります。朝食会場は一つ上の階にあって、ハーフ・マラソンの日はここがいっぱいでした。一番奥の調理場でオムレツを作ってくれます。謎だったのは部屋に飾ってあった鍵と布。ドイツではこういうものを額に入れて飾るんですかね。一番気になったのがトイレと一体化したシャワールームでした。排水溝が一番低い位置にないみたいで、シャワーを使うと水が床に貯まるんです。部屋の絨毯の端がシャワールーム内に入っているので濡れるし。マッサージやボディ トリートメントを楽しめるスパもあるほか、屋内プールやスタッフ常駐のジムなどの設備もあったようですが全く利用しませんでした。大将は水着を持っていったみたいですけどね。とても良いホテルでしたけど、また是非泊まりたいという感じではありませんでした。ホテルのより詳しい写真はこちらからご覧になれます。
2023/04/13
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ベルリンの観光名所の一つ、ベルリン大聖堂をご紹介します。世界選手権の前日、2023年4月1日に行きました。第2次世界大戦で被害を受けた天蓋は1993年に修復されたそうです。天井画も新しい感じがしますね。教会なんて普通は入るのタダですけど、ここは有料でした。一人10ユーロ。お布施だけでは修復費用が賄えないのでしょうね。今も外壁修復中でした。このパノラマビュー。思わず登り始めてしまったらもう元には戻れませんでした。最初はこんな感じの階段ですが、だんだん作りがラフになっていくんです。ついに網も無くなって手すりだけに。やっとたどりつきました。眺めはまあまあですが、雨が降ってて寒いです。帰りは別の階段でした。270段だそうです。ももに筋肉痛来ましたよ。どうしていつも階段登りのトレーニングする羽目になるんだろう。ベルリン大聖堂でした。
2023/04/10
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<帰国まで>フランクフルト中央駅の構内を通って空港へ向かう電車に乗ります。空港から来たときは空港駅の窓口で切符を買ったんです。フランクフルト中央駅の窓口は混んでいたので自販機で買うことにしました。数年前に何度も買って、やり方はよく分かっているはずなんですがうまくいかないんですよ。タッチパネルの検索で『空港』と入れると『ベルリン空港』しか出てこないんです。DBのスタッフに聞いたら、赤じゃなくて緑のほうで買うとのこと。これはちょっと古いタイプですが、こんな色の緑の自販機でないと買えません。赤は遠距離タイプの切符買う自販機みたいです。ホームは地下103番か104番ホーム。S 9に乗ります。これも忘れていたので駅のインフォメーションで聞きました。最初『One or Three』って言われたのかと思って、Uバーンの地下1番ホームに行ってしまったり、朝からドタバタでした。下が行き、上が帰りの切符です。5.8ユーロでした。電車の到着はターミナル1で、そこからモノレールに乗ってターミナル2へ移動。行きはバスでしたが、バスとモノレール、どっちも無料です。 あらかじめチェックインしていたので、荷物を預け搭乗券をもらいました。ワクチン接種証明書を要求されます。前回のプリントアウトの使い回しです。4月4日13時55分フランクフルト発の飛行機でハノイに向かいました。飛行機の中で面白いことがあったんですよ。トイレに行ったら、そこでオムツ替えをしていた若いお母さんが何か必死にベトナム語で訴えてくるんです。何言ってるのかわかりませんが、助けが必要なことはわかりました。どうやら、一緒に来ている旦那さんを呼んでほしいと言ってるみたい。指差すほうを見てもそれっぽい人がいっぱいいて、どの人かわからなかったんですね。そしたら『ちょっと赤ちゃん見てて。』みたいなことを言って、席のほうへ行ってしまったんですよ。狭いトイレの中に下半身丸出しの男の子が寝転がっていて、なんか私を見て大喜び。仕方がないのでご機嫌を損ねないように歌ったりあやしたり、普段絶対にやらないような瞬間芸やったりして時間稼ぎしてたんですが、お母さんがなかなか戻ってこないんです。 だんだん丸出しのお尻が寒くなってきたのかベソをかきはじめて焦りました。帰りの飛行機はジェット気流に乗って行きより若干早く、3席並びの一つが空いていたのでゆったり座れて快適でした。飛行機に乗ってる間は寝るか映画見るかゲームするかみたいな感じなんですが、タッチパネルが故障で使えないとか配られたイヤフォンが片方しか聞こえないとか色々問題はありましたね。食事はおいしかったです。4月5日15時5分に時間通り羽田に到着しました。税関発足150周年なんですね。Visit Japanでコロナ対策のQRコード用意して行きましたが、今回は要求されませんでした。でもこれをやっておかないとスマホで税関申告手続きはできないみたいですよ。紙で書いても手間はたいして変わらないとは思いますが。旅行記、おつきあいありがとうございました。長いのが不評みたいなので、前回から短めにまとめることにしました。美術館やグルメの話などは、このあとボチボチ書いていこうと思いますので、もしご興味ありましたらどうぞお立ち寄りください。(おわり)
2023/04/05
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<フランクフルトの朝>駅前のインターシティホテルはチェックインもセルフだったし、日本で言ったら東横インとかAPAホテルのような機能的な都市型ホテルでした。壁にはフランクフルトのマップが描かれています。ストライキで身動きできなかった時にフランクフルト観光はしたので、ここは飛行機への乗り継ぎを楽にするために1泊しただけでした。ところが、これまで経験したことのないシュールな朝を迎えたんですよ。朝食をとるためにエレベータホールでボタンを押して待っていると、とつぜんサイレンが鳴り始めたんです。『火事です。火事です。すぐに避難してください。』ドイツ語と英語でアナウンスが流れ、4基あるエレベータが一斉に0階に降りて行きました。大将と顔を見合わせて『ホントかな?』と言っていると、もう一人エレベータを待っていた男性が『階段で行くしかないね。』といってサッと非常口に向かいます。こんなところで焼け出されたら大変だと思って、ダウンコートとパスポートやスマホなど貴重品を取りに部屋にもどりました。外は氷点下ですからね。何がなくてもパスポートとスマホがあれば日本に帰れそうな気がしたんです。外に出るとホテルの前に何台も消防車が止まっていました。『スーツケース閉めておけば中身は燃え残るかもよ。』いや~。スーツケースは開けっ放しです。ドレスも靴も鞄から出して干してました。とるものもとりあえず半袖で避難している人もいますよ。寒い中、状況が分からずみんな外で待ちの状態でしたが、スタッフの方に聞いてみたところ、スプリンクラーが作動して警報が鳴ったとか。また昨日の電車と同じような煙探知機の下でタバコ吸ったとかでしょうかね。ようやくOKが出て、そのまま朝食会場に行きました。ビュッフェスタイルだったんですが、ジュースのボタンを押しても出てこないのでグラス片手にカチカチやってたら『押すのよ』と言われました。カチカチカチカチ。(押してますけど~)『押すのよ!』ガコン!押すというより、押し込むという表現が正しいでしょうか。ドイツって、ボタンとかドアとかみんな固くて重いんです。部屋のドアだって全体重預けないと開かないし、トイレの洗浄ボタンも力いっぱい押さないと流れないんですよ。ジュースのマシンもそうなのね。コーヒーマシンはドイツ製じゃないからタッチするだけで出ましたけど。(つづく)
2023/04/04
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<ベルリン→フランクフルト>昨日までのどんよりした天気が嘘のような快晴。朝の気温は氷点下2度とグッと冷え込み、11時でも4度なので寒かったです。 ドイツに来てからずっと5時起きの毎日で、試合がなくても勝手に目が覚めてしまいます。長蛇の列で登れなかったベルリンタワー、大将がスマホで朝9時の回に予約を入れてくれていました。今日は遠くまでよく見えそう。セキュリティチェックを抜け、203mまでエレベータで上昇。1時間ほど見学した後、アレキサンダープラッツ周辺を散策して、トラムM5に乗って帰ってきました。初めてトラムに検札が回ってきましたね。スキンヘッドに刺青の強面のお兄さんでした。乗り込んで来ていきなりドイツ語でなんか言って睨んでるので、私が立っていたところにあった打刻機が使いたいのかと思って避けたら、さらに大きな声で迫ってくるんですよ。これが噂に聞く検札か!ちゃんと打刻してある1日券を出したらむっつり頷いて前の方に行ってしまいました。切符持ってなかったり打刻してなかったりすると10倍くらい罰金取られるんですよね。ベルリンの壁記念館は月曜休館でしたが、周りのメモリアル公園を見学してホテルに戻りました。12時にホテルをチェックアウトして、ベルリン中央駅発13時24分のICEに乗ってフランクフルトに向かいます。ICEも大将が日本で予約しておいてくれたんです。当日買うより前売りの方が安いらしいですよ。私たちは1号車だったんですが、大将が10号車の売店までコーヒーとブリトーを買いに行っている間に検札がきました。こちらは大柄の優しそうなお姉さんでしたね。 同じ車両によく泣く子供連れの家族がいて、なだめるためにスマホで童謡を延々と流していて、それが耳につきました。予約席なので移るわけにもいかず、4時間が長かったです。他の乗客はイヤフォンで映画見たりしてました。旅にイヤフォン、必要です。ここ数日の雨で、行きに車窓から見た草原が田んぼのようになっていました。 こういった何もない草原のど真ん中で電車が急に止まったんです。ドイツ語の長いアナウンスがあったんですが何言ってるのか分からず、よく泣く子供の母親が向かいのドイツ人に英語で尋ねてました。誰かが禁止されているタバコを吸ったせいで煙探知機が作動して緊急停止したようです。その分スピードアップしてフランクフルトには定刻6時1分に着きましたよ。運転手さん、お見事。フランクフルト駅前のインターシティホテルにチェックイン後 、ホテルの1階で夕食を食べようとしたら休みだったんです。バーカウンターのおじさんが『バーゼラ エッグ』と言う近所のドイツ料理店を勧めてくれたので行ってみました。日本のグルメサイトでも紹介されている店らしく、客の半分は日本人でしたね。でもジャーマンポテトもビールも最高に美味しかった。会計の時、サービス料なし、10%、20%の3択だったんです。肝っ玉かあさんのような気のいいおばちゃんに『どれにする?』なんてクリクリした目で言われたら、『なし』には出来ませんよ。真ん中とって10%にしました。(つづく)
2023/04/03
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<ベルリン観光>天気がいまいちパッとしないんですが、今日は1日ベルリンを観光することにしていました。体育館ではシニアIIの10ダンス世界選手権が開催されています。昨日ご一緒だった松本組が参戦されていて、応援に行こうかとも言ってたんですが観光できる日が今日だけだったんです。(ゴメンネ!!)遠い昔、私は遠足でベルリンに来たことがあります。まだ東西ドイツを隔てる壁があった30年以上前の話ですから、その時と比べると全く様変わりしていてベルリン初めての大将とあまり変わりありません。ドイツ語もほとんど忘れちゃったし。ホテルの前のUバーンの駅の自販機で、また1日乗り放題券を買いました。平日と週末では値段が違うのか、9.5ユーロに値上がりしてましたね。ひょっとすると4月から料金改正だったのかもしれません。M10のトラムに乗って次の駅ノルドバンホフでSバーンに乗り換え、ブランデンブルグ門へ行きました。明日、3万人規模のベルリン・ハーフマラソンがあるらしく、門の前は交通規制の準備が行われています。ホテルの朝食会場で、やけにアスリート風の人が多いなと思っていたんですよ。門の近くにあるガラス天井の国会議事堂を見て、Sバーンでポツダム広場へ向かいました。ベルリンには美術館や博物館がたくさんあって、ハシゴする人にはお得な割引観光券があるんですが、どれも規模が大きいので一つ見て回るだけで足が棒になります。ましてや明日は世界選手権ですから、ここで力使い切っちゃダメですよね。どれか一つ行くならココ!と狙っていたベルリン絵画館へ行きました。すぐ向かいに、ベルリンフィルの本拠地となっているコンサートホールがあります。 ベルリン絵画館を2時間見て回ったあと、M300のバスに乗って大聖堂に行きました。祭壇をぼんやり眺めながら座っていると、『パノラマ』と書いてある矢印が目についたんです。つい吸い寄せられて行ってみたところ、大変な階段でした。どーしていっつもこうなるかなあ。大将は張り切って上っていきます。上り切って外に出ると、達成感もあるし見晴らしは良かったんですが、雨が降っていて風も強いのであまり楽しくありません。それより足に筋肉痛きそうです。試合前日に金比羅さんの階段登りするみたいだなあと後悔しきり。すぐそばのベルリンタワーにも歩いて行ってみましたが長蛇の列で、しかもタワーは雲の中でした。バルセロナのサグラダ・ファミリアのように、ネットであらかじめ予約しておかないとチケット買うのに2時間待ちのようなことになるみたいです。U5とU6の電車を乗り継いでホテルに戻ってきました。シニアII世界選手権は終わっていて、松本さんたちは準決勝まで進まれていました。決勝の結果は以下の通りです。<シニアII 10ダンス世界選手権>1. Ruben Viciana Lopez - Eva Moya(スペイン)2. Alexander Engel - Marina Engel(ドイツ)3. Gokturk Yurtyapan - Asli Yurtyapan(アメリカ)4. Julian Heubeck - Brigitte Heubeck(ドイツ)5. Petr Kiesel - Alice Pokorna(チェコ)6. Andrea Rebiscini - Ilenia Renzi(イタリア)(つづく)
2023/04/01
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<ドイツの桜>日本からベトナムのハノイまで飛行機で約5時間、そこからドイツのフランクフルトまでは約12時間、到着したのは朝6時でした。時差は7時間です。ターミナル2からターミナル1まで無料バスで向かい、フランクフルト空港駅からドイツ国鉄(DB)に乗ってフランクフルト中央駅に行きました。4駅くらいでしたね。ここからは新幹線のようなICEに乗って約4時間、ベルリンに向かいます。なんで飛行機で直接ベルリンに行かなかったかというと、その方が安かったからです。東京〜大阪間を飛行機より新幹線の方が本数も多いし安いみたいなイメージですね。フランクフルト駅で買ったサンドイッチをかじりながら、車窓から見える牧草地を眺めて過ごしました。ベルリン駅到着12時55分。近代的でかっこいい駅でした。トラム1日券を一人8.8ユーロで買って、駅からタイタニックホテルに向かいます。ホテル到着13時41分。こんな乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎばっかりの旅は、疲れますね。家を出てから32時間40分かかりました。 のんびりホテルでくつろぎたいところですが、明日朝から試合なのでトラムで体育館の下見に行きました。トラムは1回乗ると3ユーロなんで、3回以上乗れば一日券の方がお得です。日本を出る時、これが今年の桜の見納めかと思っていましたが、ドイツでも咲いてるんです。ICEの車窓からもたくさんの桜の木を見ましたよ。ベルリンはまだ最高気温一桁らしいんですが、この日だけ特別温かくて、体育館に行った帰りにとんでもない夕立に合ったんです。小さな折りたたみ傘は全く役に立たず、特に一足しかなかった靴がずぶ濡れで、ホテルに戻って下のレストランでご飯を食べる時にはダンスシューズを履いて行きました。 ダンス以外にも役に立ちますね、ダンスシューズ。(つづく)
2023/03/30
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<旅立ちは昔も今も日本橋>羽田国際線ターミナルもしばらく行かないうちにずいぶん様変わりしました。まず名前が羽田空港第3ターミナルになってましたね。ターミナル内に日本橋がありました。さらに和テイストのお店がずらり。搭乗口に入る前に手荷物検査があるんですが、お水とか液体類は持ち込み禁止になっていて、みんな直前で持っているジュースなんかをがぶ飲みするんです。それを知らずに昔セルタンとか新しい歯磨きチューブとか没収されたことがあります。悲し気持ちになるんですよ。せっかく張り切って新品買って持って行ったのに、手荷物に入れていたばっかりに没収。今回にたような経験をされている方に遭遇しました。カバンの中にどっさりフルーツゼリー。(お気の毒です)シニアIIIラテン世界選手権に参加するために、ドイツのベルリンに向かうんですが、航空運賃がバカ高くて今回最安値だったベトナム航空を選択しました。ハノイ経由です。ベトナムは乗り換えも含め初めての経験です。飛行機に乗り込むとまずセキュリティ関連の説明が流れます。これがユニークなんですよ。田んぼの中でシートベルトの装着説明って、面白いですよね。食事も美味しかったですよ。チキンのデミグラスソース煮みたいのでした。なぜか分かりませんが、私はベトナム人だと思われてCAさんにベトナム語で話しかけられるんです。ハノイについて、乗り継ぎ待ちで店をブラブラしていたら、またベトナム人旅行者にベトナム語で話しかけられました。シンガポールの時もハワイの時も現地の人だと思われたんですよ。世界中によくあるタイプの顔なんでしょうかね。日本ではまだマスクしている人の割合が高いですが、ここでは誰もマスクしていませんでした。(つづく)
2023/03/29
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<マヨルカこぼればなし その2>スペイン最古の木造列車ソーレルトレインに乗りに行ったパルマで、地面に何か書いてあるのを見つけました。パルマ - インカ鉄道線のゼロ・キロメートル地点、1875年2月24日、マヨルカ鉄道サービス開始。鉄道のレールがある部分からは少し離れた、クリスマスマーケットが開かれている向かいの公園にありました。こちら道路を挟んで建つパルマ駅。そして切符売り場。マヨルカは観光産業で生きている街だからなのか、バスガイドのおじさんもそうでしたが、切符売り場のおばちゃんも英語、ドイツ語、フランス語、そしてもちろんスペイン語も、ひょっとするともっといろいろ話せて、世界中からやってくる鉄男・鉄子を迎えています。少し前のブラタモリで見たんですが、JR新橋駅に近い汐留に日本の鉄道起点0哩(ゼロマイル)標識があります。1870(明治3)年3月25日,新橋ー横浜間の鉄道建設の第一杭が打たれたところで,鉄道創設起点として明治11年に標識が建てられたそうです。今年は鉄道開業150年。この記念の年に、旅先でスペイン鉄道のゼロ地点が見られて嬉しかったです。
2022/12/07
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<マヨルカこぼればなし その1>マヨルカ遠征記に書ききれなかったエピソードを少々。ヨーロッパのエレベータは1階が0というのは、中学の英語の授業か何かで聞いた気がするんですが、それより驚いたことがあります。エレベータに『閉』ボタンがないんです。この写真のボタン▶︎|◀︎。日本では早く閉めるボタンですよね。ところが、これを押しても早く閉まるどころか全然閉まらないんです。ホテルのエレベータは2機あって、一つは明らかに◀︎|▶︎開くボタンでした。そしてもう一機がこの閉まる記号なのに開く時間延長のなんとも紛らわしいボタンでした。開くと閉まるのボタンはセットですけど、2機で一つずつっていう意味じゃないですよね。私は何度もこれを間違って押してしまって苦笑い。ヨーロッパでは閉まるボタンがないのが一般的なんですが、閉まる記号のボタンが付いていて開く機能だったのはここが初めてでした。ナニコレ珍百景に出せるかも?
2022/12/06
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<ファストトラック>午後1時、ようやく成田に到着しました。厚生労働省が推進している最新の水際対策、ファストトラックをご存知でしょうか。日本再入国時にVisit Japan Webの検疫のQRコードの画面を見せるだけで検疫手続きができるという、コロナ防衛作戦。システムはデジタル庁が担当しているようです。スペイン入国時はワクチン接種証明書をみせるだけ、アブダビはまったくスルーだったんですが、日本再入国の際は違いました。成田空港の到着ロビーにたくさんの係員の人がいて、行く先々でQRコード見せろと言われるんです。QRコードなんて見せるだけでコロナかそうじゃないかなんて分からないですよね。QRコードですからなにかスキャンしたりするのかと思ったらまったくそういうのはなく、人が目で見るだけでした。それにこのシステムを知らずに日本に戻ってきた人はみんな足止めを食って、アカウントを作るところから作業を求められていました。スマホやPCを持ってない人はどうしてるんでしょうか。結構入力すること多くて面倒なんですよ。このファストトラックは一人ずつ全員が登録する必要があって、スマホの電池切れとかで見せられない時も問題になるようです。税関申告にも使えると言われたのであらかじめ用意したのですが、紙で書いたものを出す列の方がすいていて、大将が飛行機の中で気を利かせて書いておいてくれたので長い列に並ばずに済みました。コロナが終息した後もこのシステムを使うのであれば、もう少し人海戦術作戦を見直した方がいいでしょうかね。必要な方はこちらのサイトをご覧ください。この日、ワールドカップ初戦で日本はドイツに逆転勝利しました。ドーハの奇跡とか言われてるようですが、まぐれで勝つなんてことはありません。それだけ代表選手一人一人が備え、鍛え、努力した結果だと思いました。私たちも来年の試合に備えて、また少しずつテクニックを磨いていきたいと思います。(おわり)
2022/11/23
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<ダイバーシティ>11月22日朝6時半、ホテルからシャトルバスでバルセロナ空港に向かいました。私たちはまだ遅い方で、早朝の飛行機は割安なせいか、さらに早い時間帯のシャトル便は昨日の夜の段階で予約でいっぱいでした。チェックインカウンターは長蛇の列で、その最後尾に並び、まだ出発まで3時間ありましたがその間に手続きできるのか少々不安になります。列の先の方がどんなことになっているのか様子を見に行ってみると、この列とは別にもう一つ短い列がありました。最後尾の人に聞いてみると、搭乗券を持っていて荷物預けるだけの人はこの短い方に並べばいいようです。ずっと待ってないでよかった。空港は風習や文化の違ういろんな人が集まる場所なので、普段あまり目にしないいろんな事件に遭遇します。喧嘩のような大声が聞こえたので声の先を見てみると、長蛇の列の先頭付近でした。中国人観光客の団体が、一人だけ先に並んでいた人のところへどっとやってきて、ズル込みするなみたいな喧嘩になっていたようです。空港関係者に後ろに並び直せと言われてブチ切れたのか、みんなワン・グループだと大声を出していました。騒ぐと警察を呼ぶぞなんていうことになって、周りの人たちがなだめています。ズル込みはいけませんよね。ワン・グループなら最初から一緒に並んでればいいんです。バルセロナからアブダビに向かう飛行機に乗り込んだ後も、扉が閉まる直前に突然大声を出して歌い出し、駆け出して出ていった若いヨーロッパ人の男性がいました。飛行機恐怖症?どうしてもできないことってありますからね。C.Aさんに説得されて荷物を取りに戻り、飛行機から降ろされてました。離陸した後も気分が悪くなって吐く人がいたり、泣き止まない赤ん坊がいたりとC.A.さん大忙し。飛行機が揺れて紅茶をこぼし、ひたすらあやまってるC.A.さんもいました。夕方7時、アブダビ空港で3時間乗り継ぎ待ちをしていた時のことです。気温29度、冷房が効いて暑くはありません。アラブ人風の白い服を着た男性10名ほどが大騒ぎしていたんですよ。今度はなに?後から知ったんですが、隣国カタールで開催されているワールドカップで、サウジアラビアがアルゼンチンに勝つという歴史的瞬間だったようです。いろんな喜怒哀楽がありますね。まさにダイバーシティです。(つづく)
2022/11/22
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<スペイン最古の木造列車>試合が終わった翌日、朝7時に地中海から日が昇るのを見ました。スペインは日本と時差が8時間。時差ぼけが抜けないまま、今日、帰国の途につきます。飛行機が夜の便だったので、リーダーの強い希望でスペイン最古の木造列車に乗りに行くことにしました。ソーレル鉄道 (Ferrocarril de Sóller)と言います。パルマ・デ・マヨルカ駅から世界遺産のトラムンタナ山脈を臨みつつ島を縦断、北西にある港町ソーレル駅までを結ぶ列車です。1911年に運行開始し、オレンジなどの輸送のために使われていたそうです。港までの路面電車(トラム)とセット券がお得なんですが、飛行機の時間に間に合わなくなるのでソーレル駅まで乗ってそのまま折り返して帰ってくるという街の観光ゼロのパターンでした。1日4往復しかないので、それ以外の選択肢がなかったんです。午前中に帰りの便のチェックインでゴタゴタやってたせいで時間がなくなったんですけどね。途中ブニョーラという駅に1回だけ止まるんで、そこで降りて街を散策という手もあったんですが、どうせなら終点まで行きたよねということで、パルマ12時50分発の列車でソーレル駅まで1時間。世界中の鉄道ファンが乗ってましたね。料金は往復で一人25ユーロ、片道だと18ユーロです。行きは先頭のちょっと豪華なソファー席でアメリカ人カップルと1車両独占。本当はここ優先席だったんですけど、車掌さんがいいよと言ってくださったんです。到着から10分後の14時、ソーレル駅発の列車でパルマに戻ります。先頭車両を切り離して、一番後ろにもっていって連結するんですね。後半はトンネルがたくさんあることが分かったので、隙間をぬって動画を撮りました。トンネルで寝る人も...。こちらはソーレル駅からブニョーラ駅の間の風景。こちらは終点パルマ駅の近くの街並みです。15時にパルマ駅に着いた後、パルマノバのホテルに戻り、昼食を食べてから空港までタクシーで向かいました。タクシー料金はパルマからパルマノバが20ユーロ、空港までが36ユーロです。空港で荷物を預ける段階で、ワクチン接種証明とFast Trackを求められました。約1時間のフライトで夜9時ごろバルセロナ着。乗り継ぎが明日の早朝の便なので、空港で荷物を一度受け取ってバルセロナのホテルにシャトルバスで向かいました。(つづく)
2022/11/21
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<洞窟ツアー>マヨルカ・ダンス・フェスティバルは、2022年11月18日から20日の3日間にわたって、カルビアにある市営体育館で開催されます。開催前日になってやっとタイムテーブルが公開されましたが、昨日までは一体何時から試合が始まるのかすら分からなかったんです。初日はスペインの国内戦だけですので特にすることはありません。そこで、10年前に行けなかった洞窟探検ツアーに行くことにしました。8時50分、ツアーバスの迎えが来るのを指定された場所で待ちました。バスは1時間ほどかけて満杯になるまで近隣のホテルを巡り、いろんな国のツアー客を拾っていきます。ガイドさんはトロという名前の初老のおじさんで、ツアーのスケジュールやマヨルカ島の地理・歴史などをスペイン語、英語、ドイツ語、フランス語の4ヶ国語で流暢に語っていました。トロ(TORO)はスペイン語で雄牛のことなんですが、それとは発音が違うというどっちでもいいギャグまで4ヶ国語で言っていて、おかげで名前を覚えましたよ。ドイツ人が一番多かったようです。最初の休憩地はマナコ真珠ファクトリー。どっさり真珠買ってた女性もいましたね。近くにテニスのトッププレーヤーだったナダルのアカデミーがありました。最初のハム洞窟では鍾乳洞の中を1キロくらい歩いて、ちょっとしたショーを見ました。魔笛とかトルコ行進曲とか、みんなが知ってそうなクラシック音楽を少しずつ流して、それに合わせて地底湖に映る映像を楽しみます。昼はポルトクリストの町で自由行動です。港には豪華なクルーザーやヨットが所狭しと停泊していましたが、中でもナダルの船は巨大で目立ってましたね。11月になるとオフシーズンということでほとんどの店が閉まっているので、地元の常連たちが集うカフェでトルティーヤのサンドイッチを頂きました。そしていよいよ今日のメインイベントのドラック洞窟。ドラゴン洞窟という意味で、最初に見たハム洞窟より規模が大きい鍾乳洞です。テレビの旅番組で見たことがあるんですが、地底湖でボートを浮かべて四重奏のコンサートを聞かせてくれるんです。音が素敵に響いて幻想的なんですよ。この島はジョルジュ・サンドとショパンの愛の逃避行で有名ですので、きっとショパンの曲をやるんだろうと勝手に思い込んでいたら全く違いました。動画や写真は禁止ということだったので、買って来たマグネットの写真でその様子をご想像ください。最後は8人くらいずつボートに乗せてくれて、2分ぐらい地底湖を遊覧。帰りは1年で70日しかないと言われる雨になりました。バスを降りてからホテルまで、10分ぐらい歩きましたがずぶ濡れです。もう外には出たくなかったので、夜はホテルのビュッフェですませました。(つづく)
2022/11/18
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<スペイン到着>午前0時(日本時間午前5時)に、アブダビ空港に到着しました。ずっと映画を見てたのでほぼ徹夜で、これから3時間の乗り継ぎ待ちです。航空ロビーは、線香のようないい匂いがたちこめていました。この時間で気温は29度です。ただ空港内は冷房が強烈に効いていて寒くらいでした。アブダビから約7時間半の飛行で、スペインのバルセロナに到着。そこからさらに飛行機を乗り継いで、約1時間パルママヨーサへ。オフシーズンなので空港からのバスが11月から中止になっていて、タクシー(約40ユーロ)でパルマノバのホテルに着いたのが午前10時頃(日本では夕方の6時)でした。家を出たのが16日の11時頃だったので、ここまで31時間もかかったことになります。遠かったねー。座りっぱなしで体がカチコチです。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、他の航空会社を利用してもロシア上空は飛べないらしく、南回りの遠回りになるようで余計に時間がかかるのは当たり前のようです。ホテルで朝食をとったあと、荷ほどきしてからバスで体育館へ下見に向かいました。バスではマスク着用を求められます。運賃は一人3ユーロでした。強い西日と西風がスペインを感じさせます。体育館では設営の真っ最中でした。体育館の周りは何もなかったので場所だけ確認して、折り返しのバスにすぐに乗りました。ローカルな場所に体育館があるので、1本逃すと次は1時間後なんです。夕食は近所の Pizzeriaで、リゾート気分に浸りながらチキンシーザーサラダと照り焼きチキンピザを食べました。 泊まったホテルはプールやサウナやジムが使い放題なんで一応水着持ってきたんですが、泳いでる時間はあるかな。多分ないでしょうね。(つづく)
2022/11/17
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<初めての中東>朝からすばらしい秋晴れでした。3年ぶりの海外遠征に出発です。行く先は10年前にも世界選手権シニアIIラテンで行ったことがあるスペインのマヨルカ島。新型コロナの影響で職場では海外渡航は基本禁止ですので、申請書を出したものの認可されるか直前まで不明でした。母のことも心配で、10月半ばくらいまでは今年も無理かなと思っていたんです。ありがたいことに10月末に申請が通り、母のこともなんとかなりそうなので、世界選手権シニアIIIラテンに日本代表として参加できることになりました。ただ、原油高で燃料サーチャージが高騰しているのに加え、出発まで間がないので航空運賃がとてつもなく高いんです。可能なかぎり運賃を安く抑えるために、少々不安でしたがアラブ首長国連邦の国営エティハド航空を利用して、アブダビ経由でスペインに向かうことにしました。石油原産国の航空機を利用すると燃料サーチャージがかからないようです。中東なんて一生行くことはないだろうと思っていたんですが、アブダビってサッカーW杯が開催されるカタールと目と鼻の先なんですよ。結構混んでました。いかにも応援ぽい人もいらっしゃいましたね。これまでは直通バスを利用して成田空港に向かっていましたが、コロナ禍の影響か減便されて1日に2本しかないので使えず、電車で2回乗り継いで行きました。いまの時期、海外旅行はいろんな意味で不利です。円安で交換レートが1ユーロ150円くらいでした。3万円で200ユーロ、お釣り少々です。夕方4時頃成田を出発して、アブダビまで約12時間30分の長旅です。いい機会なのでハリー・ポッターのシリーズを最初から全部見ることにしましたが、日本語の選択肢はなくて英語かアラビア語の2択でした。(つづく)
2022/11/16
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<熊にご注意>朝食の後、ホテルの近所を散策しました。歩いて行ける距離に滝があるとのことです。樹々の香りがほのかにして、初秋の清々しい空気が体の隅々まで行き渡るようでした。歩き始めてまだそれほど経っていないのに、それっぽいのがありました。標識に180mって書いてあったけど、まだ50mくらいしか歩いてないよね。とりあえずもう少し先に行ってみようかということになります。え?! 熊が出るの? こんなので熊撃退できるのかしら。カラカラカラ~ン。この小さな鐘が、遊歩道に沿って数十メートルおきに置いてあるんですよ。あっちからもこっちからも鐘の音が聞こえてきます。そういえば部屋にいた時、ひっきりなしになってる鐘はなんの合図だろうと思っていたんです。これが本物の釜淵の滝か。確かにさっきのとはスケールが違いました。だらだらと沢に向かって下ってきたので戻るときの上り階段が大変。階段の上には、与謝野寛・晶子夫妻の歌碑がありました。山あまた まろき緑を重ねたる なかに音しぬ台川の水 与謝野 寛深山なる かじかに通ふ声もして 岩にひろがる釜ふちの滝 与謝野晶子『与謝野晶子、ここに来たんだね。』『そうだね。』なんかしみじみ。こういう感じを今風にいうとエモイと言うんでしょうか。遊歩道からは、まだ鐘の音が響いていました。(つづく)
2022/09/07
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<美肌の湯>花巻温泉郷にある3つの大きなホテル、ホテル千秋閣、ホテル紅葉館、ホテル花巻では、混合槽にくみ上げた混合泉を共同で利用していて、泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、58.7℃、pH7.8です。(温泉分析表:2015.8.16調査による)同じ花巻温泉でも佳松園は自家源泉で、泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)、59.9℃、pH9.0と少し違っています。(温泉分析表:2015.8.6調査による)何が違うかというと、トロトロ具合が違うんですね。美肌効果があるアルカリ性の湯はpH7.5以上といわれるそうで、アルカリ濃度が高い分その効果が高いようです。試合から帰ってきてすぐに、部屋の檜風呂で化粧やら汗やらを綺麗さっぱり洗い流したんですが、こちらのお湯は温泉じゃなくて普通の沸かし湯だそうです。せっかくなので夜中12時過ぎに温泉の方へ行ってみると、誰もいなくて貸し切り状態でした。床がツルツル滑るからと言われていたので、はしゃぐことなく慎重に入ってみます。pH9とアルカリ度が強いので足の裏の角質が溶けてツルツル滑るんでしょうかね。朝7時ごろにもう一度入りに行きました。外のヒノキ風呂が気持ちいいこと。空気がおいしいです。命の洗濯させてもらいました。お風呂は撮影禁止なので、写真は佳松園のHPから使わせていただきました。温泉が体に良いわけについてはこちらの記事をご覧ください。(つづく)
2022/09/05
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<分岐点>人生にはいろんな分岐点があります。進学や就職、結婚など、どちらに進むかでその後の人生が大きく変わる重要なポイントです。左に進んでいれば何の問題もありませんでした。ナビさんは『左です』って言ってくれてたと思うんですよ。その時、高速道路を走りながらシニアにありがちな年金の話が白熱してたもんで聞き逃したんですね。なんとなく道なりに右に行ってしまってから気付きました。『これ、松島に行く道じゃない?』日本三景松島を折角だから是非見ていけと言うことだったのかも知れませんが、あんまりのんびりしてもいられないので高速を降りました。災転じて福みたいな、なんか良いこと起こらないかな〜。新幹線の車庫みたいなのを見つけて必要以上に喜んだりして。『実はこれが見たかったんだ!』なんてね。それにしても、ここは一体どこなのかしら?利府町というところらしいです。しばらく街中の渋滞に捕まったりしながら一般道を走って、ようやく軌道修正。東北自動車道に戻って鶴巣(つるす)パーキングエリアで休憩しました。仙台に来たら『ずんだ』食べないとね。冷凍だったんですが、手のひらで10分くらい温めれば溶けると言われたのでその通りにして食べました。あんこ嫌いなんですが、ずんだ大好きなんですよ。次に休憩したのは長者原(ちょうじゃばら)サービスエリアでした。まだ牛タン食べるほどお腹減ってなかったのでそのままさらに北へ。最後の休憩は前沢サービスエリアでした。ここで偶然、茨城のダンス仲間とばったり会ってしまったんですね。結構長く立ち話して、別れた後に左の手首からたら〜と血が流れているのに気付きました。蚊に血管を刺されたのかと思って、持ってた除菌シートで血と一緒に毒も絞り出したおかげであまり痒くなりませんでした。後で聞いた話によると、これは蚊ではなくてブヨらしいです。除菌シート作戦は正解だったのかも。(つづく)
2022/08/31
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<東日本大震災の爪痕>時々遠くに海を見ながら常磐道を北へ。福島原発の事故で今も全町民が避難している双葉町を通過しました。帰還困難区域の一部で8月30日に避難指示が解除され、11年ぶりに帰還できる住民の様子をニュースを見ました。『最初は2、3日で帰れると思ったら、11年だもん。』人生設計が大きく変わってしまいますね。このエリアでは高速道路沿いに現在の放射線量を知らせる電光掲示板が設置されていて、双葉町の辺りが最高地の1.8マイクロシーベルト/時でした。どのくらい高いのかイメージ掴みにくいんですが、東京で0.037、大阪で0.044、札幌で0.029と言う数字と比べるとかなり高いですね。(参照記事はこちら)距離が離れるほどどんどん値は小さくなって、南相馬は0.1マイクロシーベルトでした。次に立ち寄ったのは、南相馬鹿島(みなみそうまかしま)サービスエリアです。千年の歴史を持つ相馬野馬追の祭りが今年3年ぶりに開催されたそうです。やっと宮城県に入りました。こちらは鳥の海サービスエリアです。亘理町(わたりちょう)と読むそうです。『わたりん』と『ゆうりん』。兜に町の特産品『いちご』と町花『さざんか』はいいとして、前立てが『毛虫』?キモかわいい狙いでしょうかね。風をさえぎる建物がなく、気持ち良い場所です。震災の時、仙台空港ほかこの辺り一面に津波が押し寄せた中、高速道路だけは水につからなかったということで緊急避難場所がこの道路になっていました。(つづく)競技会情報はこちらから
2022/08/30
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<青い眼の人形と競走馬>2022年8月27日土曜日、家を出発して直ぐにラジオの時報が10時を告げていました。車で長距離の移動をすることはこれまでなかったので、不安でもあり楽しみでもあります。最初に休憩したのは中郷(なかごう)サービスエリアでした。茨城県内でもここまで北に来た事がなくて、友部のサービスエリアを通り過ぎたらそこから当分食べ物にありつけないことも知りませんでした。お昼を過ぎていたので、おにぎりもサンドイッチも売り切れ間近で品薄でした。焼きそばが挟まってるサンドイッチって見たことあります?焼きそばパンがあるんだから、焼きそばサンドがあってもいいでしょうね。おいしいです。車の中でモグモグしながらふと見ると、野口雨情公園なるものが目に入りました。青い眼をしたお人形は アメリカ生まれのセルロイドこの歌、知ってます!北原白秋、西條八十とともに、童謡界の日本三大詩人だそうです。代表作は『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』『青い眼の人形』『シャボン玉』『こがね虫』『証城寺の狸囃子』などなど。この近くに生家や資料館があるようですね。再び常磐道を北へ向かいます。競走馬輸送中の車がやけに多いんですよ。どこかの競馬場に向かっていたんでしょうか。『ドゥラメンテ』とか『キズナ』と言った馬の名前が書いてあったので後で調べてみたんですけど、数年前に大活躍した競走馬で、すでに引退して種馬となり、今は子供たちが活躍しているようです。ちなみに『キズナ』の現在の種付け量は1200万円だそうです。福島県に入り、いわきを超えて四倉(よつくら)サービスエリアに立ち寄りました。福島の桃のパイを買っておやつです。一緒にモモ水を飲めば、身体から桃のいい香りがするんじゃないかなんてね。こぼしまくったパイの食べかすを車外ではらい、北へ向けて出発。まだまだ、先は長いですよ。(つづく)いつも楽しくダンス練習したいです
2022/08/29
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<北温泉に冬来る>数日前の天気予報で栃木の北のほうは雪となっていました。ホテルの周辺は全く雪の気配がなかったのでホッとしていたんです。せっかくだからテルマエロマエのロケ地にもなったという北温泉の日帰り湯につかっていこうと山を登って行ったんですが、那須岳の上の方はやはり雪が残っていて道が凍結していました。ロープウェイも動いてませんでしたね。メロンパパさんは即効性のすべり止めスプレーをタイヤに噴きつけて行ってみようとノリノリです。でも車を降りた後も雪道を数百メートル歩かなくちゃいけないし、上り下りの山道を崖下眺めながら命がけで行くほどでもないので引き返すことに。途中で釣堀のある手打ちうどんの店を見つけました。釣りが大好きなメロンご夫妻、釣った魚を焼いてくれるというので堀の中を覗いてどんな魚がいるのか確認。イワナが食べたいけどニジマスが釣れたらそれを食べるしかないらしく、それならお店でイワナを注文して焼いてもらおうということになりました。うどん屋さんですが、新そばが出たばかりということで今のウリはそばらしく、男性陣はつけそばの大盛り、メロンママさんはカレーうどん、私は暖かいそばすいとんを頂きました。釣堀のお兄さんがおっしゃるには、今年はコロナで観光客がほとんど来なかったのでイワナが大きく育っておいしいですよとのこと。本当に大きいですね。イワナ、おいしかったです。お店を出て、美味しいコーヒーが飲みたいということで那須通りにむかいました。NASU SHOZO CAFEというお店に入って、おいしいコーヒーとケーキを頂き、みんな幸せな気分でほっこり。甘いものは本当に別腹ですね。この後、敷島ミートに寄ってお土産のお肉を買い込み、メロンご夫妻のご厚意で自宅まで送っていただいて1泊2日の楽しいダンス合宿は終わりました。良いお年をと言ってお別れしましたが、もうそんな時期になったんですね。旅行記に最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。
2021/12/11
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<夜のダンス談議>外に出ると降るような星が見えました。気温は多分0度を下回っていて息が白く凍ります。あまり星が多すぎると星座がよく分からなくなりますが、冬の代表的な星座たちは存在を主張していましたね。天の川、久しぶりに見ました。歩いてすぐのところに宿泊者が共同で使えるコミュニティスペースがあります。夜も更けて無人でしたが、ここで練習できるかもと盛り上がりました。かご岩ホールに代わる練習場を探さなきゃねと話していて、そういえば近くに共有スペースがあるよとメロンチョコさんが思い出したのでみんなで見にいくことにしたんです。『ラテンの練習ならできるかも。』部屋は暖かく、キッチンやテレビもありました。でもビニール製の畳みたいなものが敷き詰められているので靴履いて練習はできそうもないし、スタンダードには狭いかな。『スタンダードの組み方で、最近こういうの習ったのよ。』大将が構えるので仕方なく私も立ち上がってホールド組んで、プレパレーションなんかしちゃったので、そこから実演付きのダンス談議が始まってしまいました。埼玉DSCの忘年会が前日にあったらしく、メロンチョコさんたちも、そこに来られていたスタンダードの名選手たちといろいろホールドしてもらって勉強してきたらしいんです。『〇〇さんと組んでもらったら、こんな感じだったよ。』とか、あーだこーだいってるうちに今度はラテンの話になります。『うちのニューヨークはこう踊るんだ。』メロンチョコさんたちは身体絞らないタイプなんですね。いろんな流派があるんです。イタリアの試合でもニューヨークのいろいろご紹介しましたね。2年続いたコロナ禍で知り合いのダンサーの多くが踊ることをやめたとメロンチョコさんはおっしゃってました。うちのトイレに貼ってある週めくりカレンダーの今週の名言は、アメリカ第37代ニクソン大統領の言葉です。人間は負けたら終わりなのではない。やめたら終わりなのだ。スラムダンクの安西先生の言葉にも似て、心に刺さります。しばらく踊ってない方も、また戻ってきてくださいね。きっと楽しいから。そうこうしているうちに気がつけば夜も更けて、早く温泉入って飲み直そうということでその部屋を出ました。泊まったお部屋の様子を少しだけご紹介しておきます。こちらがリビングルーム。こちらがベッドルーム。このほかに和室もあって、メロンさんたちは和室、私たちはこちらのベッドルームで寝させてもらうことになりました。こちらが朝起きてから撮ったコテージの写真です。でかい家ですね。2階建てみたいだけど、天井が高い1階建てなんです。天窓から明かりが入って朝が来たってすぐ分かります。バルコニーにあったハンモックにみんなで順番に乗りました。ホテルハーベスト那須
2021/12/09
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<さようなら、かごいわホール>ここ数年、年末恒例になっています栃木県でのダンス合宿に今年も参加させて頂きました。埼玉メロンチョコさんたちのご好意に甘えて滑らかな走りの高級車に便乗させてもらい、高速道路を北上。年一度ですがお世話になっているKAGOIWAホールにやってまいりました。残念なことにこのホール、あと1ヶ月ほどで閉店されるそうで、もうここで練習させていただくのもこれが最後となってしまいました。入り口にある受付はいつも無人です。入場料は一人500円。自販機でチケットを買って名前書いて箱に入れるだけ。常連さんがほとんどなので、タダで踊っちゃおうなんて人はいないんでしょう。お昼過ぎに入ったんですが、まだ踊ってる方は2組だけでした。このヨーロッパの宮殿のような天井が印象的なホールです。今日は外もいい天気でした。途中のSAで買ってきたお弁当を窓に面したテーブルでいただくことに。コロナ対策で窓が開いていたのでちょっと寒いんですが、陽だまりのテーブルは暖かです。ここは、コーヒー、紅茶、緑茶、お水が常備されていて飲み放題でした。午後になると、フロアは次第に多くのダンサーで満たされていきます。ドレスも販売してました。更衣室で試着の女性に少しお話を伺ったんですが、やはりこのホールがなくなると困るとおっしゃってました。他に練習場のあてはないとか。ここで4時頃まで練習して、ホールを維持管理されているオーナーのお姉さんにご挨拶し、名残を惜しみつつ会場をあとにしました。これまで何度か馴染みの練習場が姿を消すのを経験してきましたが、このホールも2017年から毎年お邪魔させてもらってましたので寂しいです。どうぞみなさんお元気で。今日も楽しくダンス練習したいです
2021/12/05
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<旅のまとめ>香川県の高松空港から始まりました4泊5日の旅。一泊目は、試合でよく利用していた坂出グランドホテルでした。坂出グランドホテル実は羽田から岡山空港に行く飛行機の存在を知らなくて瀬戸内海を渡るルートにしたんです。羽田空港の出発ロビーで搭乗待ちしていたら隣のゲートが岡山行きで、二人で顔を見合わせました。でも瀬戸大橋の眺めは素晴らしかったし、うどんも美味しかったからそれはそれでよかった。試合の前後で2泊したのは岡山駅近くの三井ガーデンホテルでした。三井ガーデンホテル岡山部屋は狭いですが大浴場があって、イオンモール岡山も近いし24時間出し入れ自由の駐車場も。コロナ対策でお風呂は人数制限がありましたが、部屋のテレビで混雑状況が確認できるので便利でした。4泊目はスーパーホテル今治、2021年4月にオープンしたばかりの格安ホテルで混んでました。部屋が超コンパクトでスーツケースが開けられないことが難点。天然温泉 海道の湯があって、無料のウエルカムバーがあったり朝は焼きたてパンが無料というサービスも。実は無料のウエルカムバーもパンも利用しなかったんですけどね。コロナ怖いから。この5日間、地ビールばっかり飲んでいましたが、実はまだご紹介しきれなかったビールがあるんです。ホテルの近所のスーパー・マルナカで買った檸檬ビール。そして瀬戸内れもんポテチ。こちらは最終日に空港で飲んだ道後ビール。コロナの感染拡大で日本中が大変なことになっていますが、試合から2週間が経過していまのところ特に症状もなく、無事に乗り切れたようでホッとしています。みかんジュース、いっぱい飲んだおかげかも。長い旅行記にお付き合い下さいましてありがとうございました。(おわり)
2021/08/21
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<第46番札所 浄瑠璃寺・第47番札所 八坂寺>山を降りて松本市にやって来ました。しばらく平地のお寺です。こちらは第46番札所 浄瑠璃寺。このくらいの階段なら問題ありません。こちらが本堂です。一つの願いを叶えてくれるという一願弁天さんもあるんですが、欲深い人間だからでしょうか。一つだけなんて言われても何をお願いしたらいいのか思いつかないんですよ。こちらは第47番札所 八坂寺。今回はこれで打ち止めです。遍路の元祖と言われる衛門三郎さんはこの辺りの出身だそうです。巡った4つのお寺は位置的には近いですけど高低差がかなりありました。この後しばらくは松山市内が続きますのでサクサクまわれるかも。(つづく)
2021/08/20
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<第45番札所 岩屋寺>車で四国八十八箇所を巡っている私たちのような者のことを車遍路と呼ぶそうです。全部歩いている人には申し訳ない気もしますが、例えば43番と44番の間は80キロも離れていますし時間的にも体力的にも歩ききる自信はありません。そんな車遍路にとっての最大の難所のひとつがこの45番の岩屋寺(いわやじ)です。ここが入り口。駐車場が麓にあって、歩いて登るしかないんですね。しばらく登るとようやく山門にたどり着きます。さらに階段は続く。まだまだ続く。たくさんの御地蔵さんが応援してくれてるぞ。もう一息。弘法大師は足腰丈夫だったんでしょうね。やっと到着しました。こちらが本堂。標高700m。片道30分はかかると言われています。参拝者が思ったより多くて階段ですれ違うのでマスク外すわけにもいかず、かなりいいトレーニングになりましたよ。岩屋寺の名前の如く、すごい岩がそびえ立っています。この辺りは国の名勝、県立自然公園の指定地でもあるそうです。納経所で御朱印いただいて、また来た道を戻ったんですが、上りより下りの方が長く感じましたね。膝が笑いそう。達成感ありました。(つづく)
2021/08/18
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<第44番札所 大寶寺>四国八十八ヶ所巡りも6年目にしてようやく半分まで到達しました。今回は最大の難関とも言われる寺にも行く予定なので、もたもたしてると夕方の飛行機に間に合わなくなるというのに大将が『今治城に行く?』などと寝言を言っています。また今治に来る機会はこの先何度もあるからとなだめすかしてようやく今治から松山に向けて出発しました。2021年8月10日(火)のことです。途中に通った砥部は焼き物で有名な地。中央分離帯の壺、どれもすごい作品ですね。道沿いにずーっと続いていました。1時間くらいで大寶寺(だいほうじ)に到着。去年の11月の続きです。前を男子高校生らしきグループが歩いていました。夏休みの思い出作りなのか、お遍路装束が一人だけいて、彼がみんなを誘ったんでしょうかね。仁王門の大わらじは八十八ヶ所中一番の大きさだそうです。門から続く長い階段。高校生たちはさっさと登っていってしまいました。本堂までまだ先が長いみたい。標高560mだそうです。44は、88のちょうど真ん中なので中札所とも呼ばれているとのこと。お参りを済ませ納経所で御朱印を頂きに行くとこんなことを言われました。『次の岩屋寺さんはちょっと長く歩いて大変ですから、お気をつけて。』ここも結構登ってくるの大変でしたけどね。昨日の台風の名残なのか、山の上の方から道に向かって濁った水が流れ落ちてきていました。土石流危険て書いてあります。遍路ころがしというほどではありませんが、たくさん雨が降ったら危なそうです。(つづく)
2021/08/17
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<大三島>しまなみ海道の広島・愛媛の県境にある大三島(おおみしま)に大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)があります。天照大神(あまてらすおおみかみ)のお兄さんの大山積大神が祀られているそうで古事記・日本書紀には山の神と記されているそうです。伊予国風土記には山の神であると同時に海の神でもあるとされていて、何しろ日本が始まったころからある由緒正しい神社です。菊の御紋がまばゆい。入り口にあるご神木は樹齢2600年以上、神武天皇の時代に大山積大神の子孫の小千命(おちのみこと)御手植の楠とのこと。大三島は国宝の島と呼ばれているんですって。国宝や重要文化財の武具類の約8割が、ここ大山祇神社宝物館にあるから。あまり鎧兜には興味ないんですが、大将イチオシなので寄ってみることにしたんです。でも閉館でした。3時半に閉まるなんて早すぎません?なんでそんなに武具が集まっているのかというと、この神社は『勝たせる』ご利益があるらしいんですね。いろんな名将たちが武運長久を祈願し、勝った暁にはお礼参りということで武具を奉納したとのこと。私たちも試合で優勝したらドレス奉納しにくるかな。がっくりしつつ、奥の院へ向かいます。樹齢3000年の楠(くすのき)を見るためです。生樹の御門(いききのごもん)と呼ばれて天然記念物になっています。パワースポットらしいので、一応くぐってみました。何も感じなかったけど。道端に野生のみかんがなっていました。ミカンジュースのみたいな。大三島のみかんジュース買いました。ビタミンが身体中に行き渡る感じです。大将がもう一つだけ是非寄りたいところがあると言って神社の外の細い道に入って行きました。大三島ブリュワリーです。ご夫婦で初めて4年目とのこと。ブロンドエールを専用ボトルに入れてもらってお持ち帰りしました。牛久醸造場もそうですけど、こういった全国のマイクロブルワリーがんばってほしいです。夜ホテルに着いてから飲みました。おいしかったですよ。もっと買ってくればよかった。(つづく)美味しい地ビール!いま、ください
2021/08/14
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<しまなみ海道>広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道は、サイクリング愛好家には有名な瀬戸内海の島々を結んで渡る自転車道でもあります。普通の高速道路とは違って徒歩でも渡れるそうですが、全長60キロあります。こちら向島と因島を結ぶ因島大橋。2021年8月9日、岡山から広島を経由してこの橋を渡りました。レンタカーで。因島から生口島へ渡る橋です。台風の影響で空はどんより曇っていましたが、体温を超える昨日までのかんかん照りよりはずっとましです。強風で通行止になってないかちょっと心配でしたが大丈夫でした。生口島から大三島へ渡る多々羅大橋。ここから愛媛県になります。マップは広島県観光連盟のサイトから参照させていただいてます。神様の島と言われる大三島、塩で有名な伯方島、村上海賊の大島を抜けて終点今治の来島海峡SAにやってきました。こちらが最後の来島海峡大橋です。お土産売り場が新しい感じできれいです。瀬戸内海の島々を渡るドライブ。どの島も通過しただけかというとそうではなく、1つだけしまなみ海道を降りて立ち寄った島があります。そのお話はまた後ほど。(つづく)
2021/08/13
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<吉備津神社>むか〜しむかしキビツヒコノミコトという神様がいらして、ここらに住み着いた恐ろしい鬼を退治してくれたとのこと。桃太郎の話は、この神話がもとになったとも言われているそうです。岡山城がダメなら市内の有名神社ということで車で向かったんですが、ついた途端ドシャぶりの雨が降り出しました。まだ台風の影響が残っているんですね。階段いっぱいあるみたいだし、私は車で待ってるから大将一人でお参りして来てくれる?そうこうしている内に雨が上がったので、もう来ることも無いかもしれないし、ちょっと行ってみますか。本殿から続く長い渡り廊下が有名らしいんですよ。これなら突然雨が降って来ても大丈夫ですね。回廊を吹き抜ける台風余波の風がものすごくて、風鈴が千切れそうな勢いで鳴りまくってました。それに負けじと耳を塞ぎたくなるほどの大音量でセミが音の壁を作っています。この神社のことを思い出すとき、きっとこの耳をつんざくほどのセミの大合唱が頭に浮かぶと思います。しばらく行くと、弓道場がありました。この風で矢は的に当たるのかしら。キビツヒコは弓矢で鬼退治したそうで、それに肖った由緒正しい弓道場なんでしょう。桃太郎はどうやって鬼退治したんでした?やっぱり弓矢?それとも犬猿キジに頑張ってもらった?吉備津神社のサイトに昔話が紙芝居みたいにわかりやすく載ってます。ご興味ある方、こちらからどうぞ。(つづく)
2021/08/12
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<岡山城と後楽園>試合の翌日2021年8月9日(月)は東京オリンピックの関係で11日の山の日が移動して祝日になっていました。真夜中過ぎに通過した台風9号の余波が朝まで続いていまて、強い風が街路樹を揺らしています。曇っていたおかげで気温が下がり、ずいぶん過ごしやすくなりました。時々思い出したようにサーっとにわか雨が降ってきます。岡山に来て、まだ駅周辺を歩いただけでしたので少しは観光しようと岡山城に向かいました。路面電車に桃太郎と家来たちの絵が書いてあります。マンホールも桃太郎!さて岡山城に行ってみると、なんと『令和の大改修』だそうで中に入れませんでした。大将は諦め切れないらしく、お堀に沿って歩くと言います。あひるボートでも漕ぐ?向こう岸に見えるあれは白鳥か?まさかフラミンゴ?試合の翌日でまだ足疲れてるから遠慮しときますよ。誰もこいでないみたいだし。コロナで休業でした。橋を渡って後楽園に行くことにします。すごい風でぶっ飛びそうでした。もう行かなくてもいいんじゃないの?『日本三代庭園の一つなんだよ。知ってる?』と大将。偕楽園、兼六園、後楽園ですよね。知ってますよ。後楽園て、小石川後楽園じゃないの?東京ドームのそばの。『違うよ。ここ、岡山の後楽園だよ!』あ。休みだ。なんか今日はみんなハズレだね。とりあえず近くまで来たからお城の写真でも撮って行こうか。こちら金網越しのベストショット。とってもきれいだけど、どこを改修してるのかしら。(つづく)
2021/08/11
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<瀬戸大橋と備中松山城>香川県から瀬戸大橋を渡って岡山県に向かいます。まだ台風の影響もなく素晴らしい天気でした。香川から岡山は橋のおかげで1時間ほどで行くことができます。瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアから望む瀬戸内海。大将が学生時代、この橋を作っているのを目撃したと言っていました。岡山に着いてまず向かったのは、備中松山城です。私にとってみればどこの城も似たり寄ったりな気がするんですが、大将は大好きらしく遠征に行くと必ずと言っていいほど城に行くことになります。城って必ず高いところにあるので階段登りのトレーニングする羽目になるんです。今回は雲海に浮かぶ城。夏は雲海にならないみたいですね。サルは出るみたい。最初は天守に登るとか言ってたんです。車で行けるのは途中までで、後は徒歩とのこと。翌日試合だから筋肉痛になりたくないし、台風も近づいてました。なんとか説得して、この城を望む展望台に車でやってきたというわけです。試合終わってまだ余力が残ってたら登りましょうということで満足してもらいました。(つづく)
2021/08/07
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<サンセット・フライト>岡山の競技会と兼ねて四国八十八箇所巡りの続きをしようと計画を立てて夏休みに入りました。まだANAのマイルが残っていたのでそれを利用して日曜日の試合に出場するつもりだったんです。ところがオリンピック閉会式の3連休のせいか、かなり早い段階から土曜日のフライトがいっぱいでした。そこで一日早い金曜日昼ごろの出発便を予約したんですが、7月半ばに航空会社から、新型コロナウイルスの影響に伴う需要減退等により、やむを得ず欠航になりましたと言うメールが来たんですね。選択肢がなくて、早朝便は無理なので夕方の便に変更しました。通勤ラッシュとは逆行する電車で空いていて、感染予防という意味では良かったかもしれません。緊急事態宣言下ですが、減便したせいか飛行機は混んでいます。機種は最新型だったようで、座席にモニターが付いていて音楽や動画、本などいろいろ楽しめました。機内の温度や湿度管理のためか、水蒸気みたいな煙が天井から出てきます。窓の外には面白い形の雲がいっぱい。これ、プードルみたいですよね。瀬戸内海に沈む夕陽。なんて静かな海でしょう。一雨降った後のようで、高松空港には虹がかかっていました。夕暮れ時の空からの眺めが素晴らしくてなんだか得した気分です。(つづく)
2021/08/06
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<アートなSAと日本酒企画展>上信越自動車道にある小布施(おぶせ)サービスエリアでお昼を食べました。平日限定ですが、旨辛豚丼を頼むと売店で使える100円引き券がもらえます。1000円買わないと使えないことが後で分かって結局使わなかったんですが、豚丼は大将が美味しかったと言ってました。SAによくある食券買ってカウンターで受け取るタイプの食堂なんですが、ふと見上げると、普通じゃない絵がいっぱい飾ってあったんですよ。面白い絵ですね。ホテルの近所にある志賀高原ロマン美術館が今回も休業中でがっかりしてたので、天からの贈り物のような絵たちを見てなんだかちょっと心が潤いました。ところでここに書ききれなかったプチ情報を一つご紹介します。長野駅ステーションビルMIDORIの3階りんごのひろばで、6月24日~30日、信州日本酒受賞蔵ミニ企画展を開催していました。全国新酒鑑評会で、信州の日本酒36銘柄が入賞(17銘柄が金賞)して、19年ぶりに受賞数全国1位となったことを記念してのイベントです。長野の地酒ってすごいんですね。7月1日からは松本駅で開催されるそうです。地ビールも全国的に見てかなりのレベルだと思います。実は試合の前日、ここでしか飲めないかもしれないと思って善光寺ビールを買ってしまいました。よなよなエールはうちの近所のスーパーでも売ってるんですけどね。今回も拙い旅行記に長々お付き合い下さいましてありがとうございました。美味しい地ビール!いま、ください
2021/07/03
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