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先週末に、山梨県北杜市にあるサントリーの白州蒸留所に行ってきました。バレンタインと言うこともあって、「ショコラとシングルモルトのマリアージュ」のセミナーに参加してきました。今回は、パレ・ド・オールのショコラティエの三枝氏が解説してくれるというなんとも贅沢なセミナーでした。一通り白州蒸留所を見学した後、セミナールームに入り、ショコラ4種類とシングルモルトーウィスキー4種類が準備されていました。これまではショコラの風味付けにウィスキーを練り込んだものとの組み合わせで、当然マッチするという組み合わせだったそうですが、今回は、完全にショコラとウィスキーを別々に選んできて、それぞれの味わいを引き立てようという、ショコラの世界では全く新しい試みとのことでした。セミナー中、いろいろ試しましたが、三枝氏のアプローチがとても分かりやすく、納得のいくもので、とても目が覚めるような感覚を覚えました。三枝氏曰く、ショコラはコニャックやシャンパンなどのお酒よりも強いので、それらのお酒はショコラの引き立て役にはなるけど、マリアージュにはなりにくいそうです。唯一ショコラと対等に合わせられるのがウィスキーだそうです。たしかに、食後の3Cという、コニャック、シガー、チョコレートという組み合わせは、昔から言われていたことですが、実は、「シガー」が抜けて、コニャックとチョコレートだけでは役不足な感じがします。シガーのスモーキーさと苦さが必要なのでしょう。ウィスキーは味わいがやや尖っていて、ピートの香りも付加されるので、シガー無しでも、チョコレートと合わせることができるのだと思います。今回用意されたショコラ。4種類。カシス、フランボア、カルバドス、ノワ ド ココマリアージュを楽しむためのウィスキー。白州10年、12年、18年、山崎12年。今回試したマリアージュでは、カシスのショコラと白州12年。果実の酸味とカカオの渋みがとけ込んだショコラに、さわやかなスモーキーフレーバーとバニラや針葉樹の香る白州を合わせると、ショコラからスモーキーさが生まれているような錯覚を感じ、ショコラは更にフルーティさが増した感じがします。 とても美味しい。特筆すべきマリアージュは白州18年とカルバドスのショコラ。白州はややおとなしく丸みを帯びた感じがあり、濡れた森に囲まれたような木の香り、飴の様な甘い香りも。カルバドスが含まれたショコラは、味わいは重厚、渋みと甘みが一体となっている。両方を口に含むと溶け合うような一体感、、何と言っていいか、表現に屈してしまいます。新境地の世界が垣間見えた気分です。ショコラティエが一粒の中に宇宙を表現したくなることがよく分かります。三枝氏の研究熱心さには脱帽です。今後の展開に期待したいですね。
2009年02月09日
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