そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行
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たいへんご無沙汰しています。東日本大震災では、多くの方々が突然生活を奪われ、命を亡くしました。このことについて、いまだに拙僧は言葉を見い出すことができません。ただ自分にできる小さな小さなことを日々積み重ねていくしかないのでしょう。震災に対する米軍の「友達作戦」が、私たちに連帯する人類愛の素晴らしさを気づかせてくれましたが、米国に抵抗した最後の先住民の名を冠したという今回の「ジェロニモ作戦」には素直に喜びを共有することができません。***その時、ホワイトハウスではオバマ大統領、クリントン国務長官はじめ首脳たちは、ウサマ・ビンラディン襲撃のライブ映像を見ていたのだという。女性や息子と共にウサマ・ビンラディンが殺害された瞬間、彼らは雄叫びをあげた。オバマ大統領は「テロに対する正義の勝利」と発表、全米は深夜にもかかわらず歓喜の渦に包まれた。一方、サウジアラビアなどイスラム諸国では、英雄の死を悼み復讐を誓う人々が街に繰り出したという。罪のない人々を巻き込むテロを悪だと考えるのは正しいことだ。しかし正義とは何なのか?テロが何故やむことなく続くのか。。。中東問題の専門家は「アルカイダは、もはや組織というよりイデオロギーであり運動であって、一人の指導者の死によってテロが止まるものではない」と言った。***「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、怨みのやむことはない。怨みを捨ててこそやむ。これは永遠の真理である。」(ダンマパダ 第五番)お釈迦様が2500年以上前に説いた言葉の意味が、一神教的な価値観の人々の心に届く日が来ることを祈るしかないのでしょうか。。。
2011年05月04日
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