しかし最近のニュースを見ていると悲惨な親子の無理心中が多いような気がします。そもそも無理心中は心中の作法に反するわけですが、別人格であり未来もある子供を道連れにするのは反則です。子殺し以外のなにものでもありません。心中するほどの追い詰められ、残された者を不憫に思いいっそ殺して一緒にあの世へ逝こうというでしょうが、考えれば子供は天国や極楽へ往生できても、子殺しの犯人は地獄に堕ちると昔から相場が決まっているのです。自己中心的な心情で子供の命と未来を無にした罪は死んでも償えるものではありません。心中というくらいで、心が内向きとなり世間が見えなくなった状態にある人しか心中はしないのではありましょうが、それでも許されるものではありません。普段から子供は自分のもの、自分の分身と思っているからこそ、こういう誤解が生じるのです。そして、
「心の中には悪魔が棲んでいる。常に自己の心をよく見てコントロールしなさい」
とは、お釈迦様の言葉です。悪魔に支配された心は最愛の子供を殺すことさえ肯定するのです。悲惨な事件を繰り返さないために、心の闇をつくらないこと、できてしまった心の闇は光明で消し去ること。この聖者への道は、全ての正しい宗教に共通の真理です。
あなたの心に光明が降りそそぎますように
あなたとあなたの愛する人々が幸せになりますように
合掌 観学院称徳
たいへんご無沙汰しております! 2017年06月27日
ウサマ・ビンラディン殺害に思うこと 2011年05月04日 コメント(2)
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