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December 19, 2024
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愛天堂、そしてAMAZONのAM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]をつくってみて、

AMAZONの新タイプ(愛天堂はこれと同じ)は成功事例が少ないのは何故かなと思っていたら、
もしかするとと言う事例に出会ってしまった。
これってほぼみんなFMが使えないのはセラミックフイルターの不良なのでは?

3端子タイプの10.7MHzセラミックフイルターなのに足が2つしかない。
探すと折れていた。
つまり、このラジオに使われているセラミックフイルターは工場で不良品としてはねられた、
使ってはいけないロット(取引において使われる100個とか千個の一つの単位)なのでは?

2台目、そして今回の3台目はこのセラミックフイルターを交換すると治ってしまった。
ちなみに2台目の記事はこれ。
愛天堂の★AM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]を作りました。FMも鳴るようになりました。

とにかく不良と誤りが多い。
一応まとめて回路図に記入してみた。


全部共通なので書くと、
回路図通りなら、ANTコイルのaとCは緑色の配線のせいで短絡している。
でも実物はこの緑色の配線は無いので大丈夫。単なる回路図の書き間違い。
CF1は3台とも不良品だった。
高い確率なので、恐らくネット上に成功事例が無いのはこれのせいだろう。

これはSONYのICのデータシートを見るとL2はL1よりも巻き数が少ないので、
部品一覧が正しく、回路図は間違いだろうと思う。
RPは回路図では50kΩなのに実際は5kΩが入っている。
これは5kΩでも大丈夫みたい。


RPの上側のラインはRF(高周波)用のアースで、下側のラインは電源のアースなので、

RFのアースと電源のアースの間はそれほど高い抵抗差は必要ないと思う。
5kΩにすると感度(と言うか音量)がちょっと上がるので、回路図を無視して現状でOK。
ちなみにバーANTは説明書と違う接続にしないと、
鳴るには鳴るのだけれども、周波数範囲がかなり低くなる。
これはバリコンの変化静電容量(固定容量を除いた容量)が120pFの場合は、
正しいコイルのインダクタンスは630µH位なんだけれども、実際入っているのは900µHで、
約2/3の変化量しか見込めないから。
僕のようにニッポン放送(1242kHz)とラジオ日本(1422kHz)しか聞かない人は、
コンデンサーの方を調整してやればいいのだけれども、
いやNHK(聞かないので正確には知らないけれども多分600kHzくらい)も聞きたければ、
上記の「愛天堂の★AM/FM★2バンドラジオキット [K-ZX2051]を作りました。FMも
鳴るようになりました。」のリンクを参照してつなぎ変えが必要です。
ちょっとショックだったのは電池用の端子がこのキットの物ではなく、他のキット用だった事。


仕方ないので、ニッパーで切って形状を合わせた。
C16は回路図には121=120pFと書いてあるのに、実際は120=12pFが入っている。
これはパディングコンデンサーなので120pFは小さすぎるような気がする。
パディングコンデンサーはスーパーヘテロダイン方式に置いて、
ANT周波数がOSC周波数よりも455kHz(FMは10.7MHz)違うのに、
等容量バリコンではこの周波数差をクリアーできないので、
バリコンに直列にかませるコンデンサーで、通常は470pF以上くらいだと思う。
このコンデンサーが小さいほど、OSCの周波数の変化量が小さくなるからである。
但し、周波数の変化量を大きくすると、
OSCの周波数の変化はコイルの両端の電圧変動に直結するので好ましくない。
(コイルのインピーダンスは周波数が高くなると大きくなり、
 周波数が高くなると出力電圧が下がる。)
なので、目的とする周波数の変化の範囲に合わせて調整する。

こんな感じである。
あと失敗しやすいのがケースの篏合強さとLEDである。
ケースはとにかく安っぽいので、丁寧に扱わないとすぐに壊れる。
これはAMAZON旧タイプでも同じで、ネット上で文句を言っている人が多い。
でも、僕は値段的に仕方ないと思う。
ケースを作るには射出成型用の金型が必要になるのだが、金型は30万円から200万円もする。
金型の寿命と販売台数の関係で1台当たりのケース単価が決まるのだが、
高い金型だと数万台売れないと元が取れない。
なので最低の安物の金型を使うと思うのだけれども、
ぞの場合は材料の熱耐性との関係で、精密な金型はできない。
つまり壊れやすいケースになるのである。
だから愛天堂950円と言う値段からして、無理なんだと思う。
ちゃんとしたメーカー、例えばSONYなんかだと軽く1万円はするのでは?

で、まぁ鳴るようにはなったんだけれども、せっかく作るのに同じ物を作っては芸が無い。
そこで現状は88~108MHzのFM受信周波数をいじくって76~108MHzにできないか考えた。
OSCコイルを現状の4.5回巻きから5.5回巻きに、
ANTコイルを現状の5.5回巻きから6.5回巻きにしたら良いのではと思ったのである。
さっそく実験してみた。


えー!もう全部の放送局が上の方になっている。これじゃぁダメだ。
元通り、OSC4.5回巻きANT5.5回巻きに戻した。
(本当はSONYのデータシートを見るとOSC5.5回ANT4.5回が正解かも?
 まぁでも上手く行っているから良しとした。)
じゃぁどうするか?仕方ないのでコイルに小さなコンデンサーを抱かせて周波数を下げよう。
OSCコイル及びANTコイルに8pFを抱かせてみた。


うーんかなり上の方にあつまっているけれど、まぁ全部受信できるから良いか?
恐らく8pFではなく3pF位をOSCコイルとANTコイルに抱かせるか、
C3とC4を現状の15pFから18pFに変えると良いのだと思います。
僕の場合は、C3とC4は既に半田付けしており、取るのが面倒くさかったので、
交換するのではなく、小さなコンデンサーを抱かせるようにしたのですが、
これから作る場合にはC3とC4を大きめの物に変えた方が良いのかな?

<後日追記>
色々と実験してみたら、
考えてみたらニッポン放送の93.0MHz以上は受信する必要が無いし、
下は76.0MHz位が入れば良いので、
コイルはそのままでC3とC4を25~30pF位にした方が現実的なようです。
コイルは広げる方向なら調整可能だと思います。
その上で目盛をマジックで上書きしたら良いのだと思います。





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最終更新日  February 11, 2026 04:41:34 PM
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