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ぼくとしちゃん

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July 2, 2025
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うーん「大周遊」なのは間違いないけれど、

カッパドキアから次の目的地のパムッカレまで移動するのだけれども、
バスなので延々と6時間もバスに乗る。
およそ620kmなので、おおよそ東京-神戸間(640km)位の距離である。
時速100kmで走っても6時間半。途中休憩を30分X4回取ると8時間半。
でも理性の僕は「仕方ない」と分かっている。(わがままな僕は納得していないけれど)

移動そのものは飛行機で可能だけれども、見学にはバスが必要なのである。
ホテルから飛行場にもバスが必要。

カッパドキアやパムッカレにはそんなものは無い。だからツアーではバスしか無いのである。
なので我慢してバスに乗り、2時間おきのトイレ休憩には必ずトイレに行った。

途中、昼食とトルコの伝統工芸「じゅうたん工場」に寄った。


近代的。近くにはセラミック工場=陶芸工場も有った。
入口を入ると最初は「じゅうたんの織り方」の説明が有った。


おぉー!でっかい織機。
うーん、糸は白いじゃん。うん?上の方に色の付いた毛糸?

絨毯の織り方には色々と有って、
有名なのは「ペルシャ織」とここトルコの「トルコ織」。
その違いを説明してくれたのだけれども、僕は耳が聞こえないので分からず、
日本に帰ってから調べてみた。


「WARP」は縦糸のこと。「WOOL PILE」は毛糸、「THICK WEFT]は厚い横糸である。
両方とも縦糸は白い細い糸なんだけれども、横糸つまりじゅうたんのメインの織り方が違う。
トルコ織が1段なのに対してペルシャ織は2段。
どちらが良いと言うのは好みの問題なので何とも言えないが、確かに違う。

その織り方について、お姉さんが小さな織機で実演して見せてくれた。



こうして色々な色の糸を編み込んで絵柄を作っていくのだな。

そしてまた面白い物を見つけた。


なんとこれは専用のはさみである。
表面を平にする為に、はみ出た糸を切る特殊なはさみのようだ。面白い。

ここでの説明が終わると次は蚕の繭から絹糸を作る機械を見せてくれた。


普通の人は気がつかないと思うのだけれども、お湯で緩めた繭からどうやって糸を作るか?
それがノウハウである。
そもそも繭から糸を取り出すのにはどうするか?

実は右側の刷毛が重要なノウハウである。
お湯につかってゆるんだ繭をこの刷毛でつっつく。
すると刷毛の先端に繭の細い糸が絡んで、糸の端緒ができる。
それを上の横棒に絡めると扇状に糸が集まる。
その集まった糸が撚って1本の糸になるのである。
1本の糸は十数本の繭から出た細い糸からできるので、強くて細い糸ができるのである。

最初にこれを思いついた人はすごいと思う。
繭が細い糸からできているのは誰でも分かる。
でもそれをどうやって集めて1本の糸にするか。
捩って集めて強い糸にするか。
簡単に思いつくものではない。
バスの時間は眠かったけれども、このノウハウを見て目が覚めたな。

壁にはお蚕様とその繭の写真が有った。


うーん。日本のお蚕様と同じだ。
実は僕は小学校の時に学校でお蚕様を飼って、繭まで育てたことが有る。
授業の一環なので、もちろん一人ではなくクラス全員で育てたのだが、
お蚕様が大きくなって繭を造り始めた時には感動したのを覚えている。
今の学校ではウサギやチョウや朝顔を育てる学校が減ったらしいけれど、
そう言うのが大事なんじゃないかなと思う。

その後にじゅうたんの即売会が有った。
僕は買う予定が全くないので、無駄な時間と思ったらそうではなかった。
社長が説明してくれたのだが、良いじゅうたんは機械織のじゅうたんとは違い、
見る角度によって色が変わるらしい。
本当かよと思ったら本当だった。


写真では色と言うよりも「濃さ」が違うように見えるが、
現地で見ると色が変わって見える。
多分補色のせいだと思う。(違っていたらごめんなさい)
光りの三原色を見た場合、補色と言うのは色相環においてお互いに対極にある色である。


赤の補色は緑、青の補色は橙になる。
補色同士を混ぜると灰色になる。
赤い色を見つめた後に、急に白い紙を見ると補色の青緑が見える。
(心理的補色で写真には撮れない)

でもよく考えると写真に撮れている。
と言うことは補色ではない。
なので、これは毛先の方向によるものだと思う。
つまり毛先に直角な方向から見る場合と、毛先に沿った方向から見る場合で
違う色に見えるのだと思う。
WindowsのCopilotに図解を描かせてみた。


AI技術ってすごいなぁ。
僕のなんとなくそうじゃないかな?がちゃんと絵になる。
もうあと少ししたら人間を追い越すかも?

なんかじゅうたんの販売そのものはどうでも良かったが、そんな原理を考えると面白かった。
そんなこんなで飽きずにバス旅ができたので良かったのかな?





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最終更新日  July 16, 2025 04:46:58 PM
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