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ぼくとしちゃん

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February 14, 2026
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アリエクで安いFM/AMラジオが有ったので買って作ってみた。

だって中国製は中国とアメリカ向けなので、FMが87.5~108.0MHzであり、
これを日本向けに改良すると、目盛が変になるので不便だから、
AMはともかくFMには周波数が分かる何かが無いと不便だから。

元のラジオはこれです。

安い!
なのでおじいちゃんの趣味には最適です。
ただ、87.5MHz以下は受信できないので改造が必要です。

部品に不備が有って現在は売っていないようです。
僕はその不備を改良して3台くらい作りました。
またついでにFMは日本バンドに変更しています。

愛天堂の★AM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]を作りました。
及び、
AM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]3台目を作りました。

まぁ何とか鳴るようにはなったんだけれども、目盛を手書きで書いているのでカッコ悪い。
なので今回はデジタル表示に挑戦したのである。

まずは梱包を解くと、これってAMAZONや愛天堂のとまったく同じじゃん!

ただ、改善されている点もあって、
1番大きいのはAM用のバーアンテナと取付用具が格段に良くなっています。
バーアンテナは、愛天堂のバーアンテナが900µHとメチャメチャな物だったのに対して、
これは620µHと標準的な物になっています。
アンテナコイルは1-2,3-4と1次コイルと2次コイルが別になっており、

ちょっと計ってみました。


そしてオォーッと思ったのは2次巻線がリッツ線になっている事。
高級品の証です。
コイルはたくさん巻くと、巻線同士が向かい合っておりコンデンサーと同じ構図になります。
なので、コイル自身が分布容量を持っており、これが性能の低下をもたらすのですが、
リッツ線はこれが発生しにくい素晴らしい巻線素材です。
赤い1次コイルが100回、白いリッツ線が10回巻いてあり、
これを連結してa-b-cの単巻線として使います。

たださすがは中華品質です。
バリコンが基板に刺さらないので、何故かなぁと疑問に思いました。
そこでふと見ると、バリコンのカバーがC1,C2側とC3,C4側が反対になっていました。
工場でお姉さんが反対にかぶせたんだと思います。
見分け方はアースラグ(くの字に曲がった足)です。
AM側は細くFM側は太くなっており、逆向きだと基板に刺さりません。
無理すると壊れるかも?

回路図はこんな感じですが、元になっているのがSONYのデータシートなので愛天堂のと同じです。


SONYのデータシートでは
L1が3.5回巻き、L2が4.5回巻き、C3が18pF、C4が22pFと少し違いますが、
これは線径やコイル径が少し違うので、その辺を考慮した物でしょう。
なお、前回及び前々回はL1を5.5回巻き、L2を4.5回巻きにしたりして検討しましたが、
SONYのデータシートから考慮すると、この回路図のままで良いようです。

ただ、日本バンドにする為にC3とC4は30pFくらいにした方が良いと思います。
回路図は87.5-108MHzを受信範囲にしていますので、C3とC4は少なくなっています。
同調回路の周波数は√Cに反比例しますので、周波数を下げるには容量を増やします。

そしてC4の方は10pFにしていますが、
これはカウンターの入力容量が加わるからその分を差し引いているのです。
カウンターの入力容量はおよそ15-20pF有るようです。

よく自称ハイレベルアマチュアの方は、
OSC回路にカウンターを結合コンデンサーで接続するのは良くないと言って、
リード線などを沿わせてカウンターをつなぐ人がいますが、とんちんかんだと思います。
リード線などを沿わせてカウンターをつなぐと言うのは、
相互インダクタンスを利用しているだけなので、
結合コンデンサーがタンク回路のコンデンサー容量に影響を与えているのと同様に、
相互インダクタンスがタンク回路のコイルのインダクタンスに影響を与えるので、
どちらも程度問題であり、原理的には同じです。
ただ確かに周波数が高いハムなどの受信機ではコンデンサーよりも相互インダクタンスの方が、
多少有利なような気がしますが、
FM放送帯ほど高い周波数になると、もうどっちもどっちだと思います。
(ちなみにカウンターは通常OSC側に取り付けます。
 ただでさえ微弱なRF側の信号をカウンターの入力に使って減少させるのはダメですから。
 OSCの発振出力はラジオが自分で作る電波なので、出力は思いのままですし、
 上に書いたように変化するとしても、その変化の具合が分かっているならば、
 その変化分を最初から計算に入れておけばすむからです。)

じゃぁどうするか?
割り切ることです。
カウンターをつなぐ前の周波数は、結果的に使われません。
受信に際して使われるのは、カウンターをつないだ後の周波数であって、
つなぐ前の周波数がいくらであろうと、もうそれはどうでも良い周波数です。
ましてやカウンターは「波形を数えている」ので、結構正確ですから、
もうカウンターをつないだ後の周波数だけを考えれば良いのです。

回路図のFMOSCは元々C4と言うコンデンサーが並列につながれています。
この範囲であればC4でカウンターの入力容量を調整してやれば済む話なのです。
と言うことで僕はC5(1pF)の足の部分のランドにカウンターの入力をつなぎました。

なお、カウンターは愛天堂のK-M3610を利用した。

なおFMだけしか使わない(AMは元々の目盛が使えるのでFMだけにした)ので、
切替用のスイッチは使っていない。

ラジオ本体にカウンターを付けてみた、


上の写真は途中段階なので、1か所誤りが有り、
カウンター電源のGND側は写真では電池のマイナス側の接続点につけているが、
これだとラジオのスイッチがかんでいないので、スイッチに関係なくつきっぱなし。
なので写真に書いたようにスイッチをかんだ後のGND部分にカウンターのGNDは接続する。

するとFM周波数帯の上限は、


下限は、


のようになり、日本バンドは全てクリアーできます。

感度はそれなりに良いと思います。
よく言われるようにスーパーヘテロダイン方式ラジオは調整で感度が劇的に上がって行きます。
ただ市販のラジオの調整は日本全国どこでも同じように聞こえなくてはいけないので、
受信周波数帯全域にわたって平均的に感度が良いように調整しますから、
自分の好きな周波数が最適と言うわけにはいきません。あくまでも平均的です。

なので僕らは、例えばNHKは聞かないので無視して、
FM東京やニッポン放送が最高になるように調整します。


いまはニッポン放送を調整中です。
だって松田好花ちゃんが好きだから。
ニッポン放送中心に調整するしかないのです。
その際にはこのカウンターが役に立ちます。
カンター無しと有りとでは調整のしやすさが全然違うのです。
なお、上の写真は既に完成していますが調整中はこんな感じです。


FM東京も良く聴くのでここも大事です。
調整はバリコン右下のトリマーで受信周波数上限を調整します。
下側のコイルで受信周波数下限を調整します。
片方を動かすと、もう片方も動くので、数回調整します。
バリコン右上のトリマーが受信周波数上限の「感度」の調整です。
上のコイルが受信周波数下限の「感度」の調整です。
これも片方を動かすともう片方も動くので数回調整します。
なお「感度」に関しては、既に書いたように、
僕らは市販品を作るわけではないので、目的とする放送局で調整します。
具体的にはニッポン放送でトリマーを、FM東京でコイルを調整するのです。

まぁこんな感じで作りました。





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最終更新日  February 15, 2026 02:21:23 AM
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