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2009年03月13日
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カテゴリ: 山吹の井戸
 妹の話は止めどもなく、何度も何度も同じ話を繰り返す。

 中でも、特に繰り返される男の話がいくつかあった。どうやらそれは、妹が未だに強い執着を持っている男たちらしい。

 その一人が、源信明であった。妹の最初の夫である。

 妹は裳着を済ませたあくる年から、さる権門の屋敷へ女房として出仕した。だが、妹はなぜか一年も経たないうちに井戸殿へ戻ってきてしまった。

 妹はその理由について何も言わなかったが、その後密かに伝わってきた噂によると、どうやら屋敷の主との関係を怪しんだ北の方に追い出されたらしい。妹ももう宮仕えは嫌だと言ったので、以後はそのまま家にいることになった。

 だが、短くても出仕したことは、妹にとって良かったのかもしれない。妹の歌の才は、その権門の屋敷で花開き、世の人々に知られるようになったのだから。

 家にいる妹の元には、次々と恋文が舞い込むようになった。

 父は妹の縁談にいろいろ腐心していたようだが、妹はあっさりと自分の相手を決めてしまっていた。それが、信明だった。

 信明はまだ元服して間もない若者だったが、さすがに後に名歌人として知られるようになるだけあって、その頃から抜群に歌が上手かった。それに、官位は低かったが、光孝帝の曾孫で血筋は良い。




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最終更新日  2009年03月13日 17時15分07秒
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