佐遊李葉  -さゆりば-

佐遊李葉 -さゆりば-

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

vyゆりyv

vyゆりyv

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

露野

(129)

心あひの風

(63)

孤舟

(59)

かるかや

(68)

蒼鬼

(253)

光明遍照

(53)

山吹の井戸

(52)

きりぎりす

(217)

遠き波音

(50)

羅刹

(193)

コメント新着

vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -193-(10/05) 千菊丸2151さん いつもお読みいただいて…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -193-(10/05) 是非このブログを残してください。 ゆり様…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -192-(09/14) 千菊丸2151さん だらだら更新に最後まで…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -192-(09/14) 漸く完結しましたね。 ちょっと後味が悪い…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -190-(09/08) 千菊丸2151さん 花山院皇女は惚れた弱み(…

サイド自由欄

QLOOKアクセス解析
2011年12月08日
XML
カテゴリ: きりぎりす
 そんな頼政を、堀河は強いて引き止めることが出来なかった。年上の女の誇りと世馴れた宮廷女房のとしての見栄が、堀河に若い男を惨めに追いかけることを許さなかったのである。

 頼政との恋が去った時、堀河は思った。もうこれで終わりにしよう。自分はもう以前のように若くはないのだ。若い男を引きつけるような瑞々しい美しさも失ってしまった。分別を持たなければ。もう二度と……恋はすまい、と。

 それ以来、堀河は頼政だけでなく、他の男たちとの関わりもすっぱりと絶ってしまった。そればかりか、歌合わせなどで恋の題を与えられた時以外は、恋の歌を詠むことまですっかり止めてしまったのだった。

 久しぶりに見る頼政の顔。会って見れば、やはり懐かしい。堀河は昔を思い出しながら、頼政に視線を送った。

 だが、頼政は一度も堀河の方を見ようとはしなかった。待賢門院のお供をしてここに来ていることは知っているはずなのに。

 堀河には、頼政がまるで見知らぬ男のように思えた。あの、しなやかで若々しい力に満ちた腕、汗ばんだ熱い胸元。あの夜々の思い出がまるで最初からなかったかのような。


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
↑よろしかったら、ぽちっとお願いしますm(__)m





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年12月08日 14時18分33秒
コメントを書く
[きりぎりす] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: