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2012年01月28日
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カテゴリ: きりぎりす
 今もその機会を狙っているのだが、なかなか抜け出す切っ掛けが掴めない。

 今日は藤原実能卿が待賢門院の御前においでになっているのだ。

 実能は待賢門院の実の兄君で、待賢門院別当の職にあり、明後日に迫った法金剛院への御幸の最後の打合せに来られたのである。

 実能は待賢門院によく似た美貌の持ち主だった。

 一般に、待賢門院の生まれた家系である藤原氏閑院流の人々は、男女ともに美形が多いことで知られている。実能もまた色白で目許の涼しい美丈夫であり、しかも穏やかで品格のある人柄だったから、待賢門院の女房たちの間ではことのほか人気があった。

 そのせいで、今日はいつも局に篭りがちな怠け者の古女房たちまでが御前に詰めており、辺りは息苦しいほどだ。

 だが、獅子王に心を引き寄せられている堀河には、さほど実能への関心はない。

 だから、簀子の片隅で火照る頬を冷たい風で鎮めながら、ただじっと時が過ぎるのを待っていた。


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最終更新日  2012年01月28日 15時00分20秒
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