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2012年07月13日
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カテゴリ: きりぎりす
 まさか、あの獅子王が河内源氏の御曹司だったなんて。

 驚く堀河に、実能は続けた。

「今から十二、三年ほど前からであろうか。東国の各地で、その義親を名乗る者が時折現れての。それらは概(おおむ)ね偽者であろうということで片がついていたのだが、一年ほど前にまたそのような者が現れ、宇治にある前関白藤原忠実殿の別邸富家殿に匿(かくま)われたという噂があったのだ。その義親が近頃忠実殿の本邸である京の鴨院に移されたというので、何か起こるのではないかと密かに探りを入れていたところ、先夜義親が郎党を引き連れて出陣し、四条大宮で合戦に及んだという。だが、その場から義親だけが姿を消した。それで、巷(ちまた)に間者を放って義親の行方を探させたところ、義親が姿を消した辺りに牛車の轍(わだち)の跡が残っていて、それがこの三条西殿まで続いていたという。だから、この御殿へ桜子を送り込み、義親を探していたわけだ」

「でも、なぜそのような武将を、実能様がお探しになるのです。武者同士の小競り合いなど、ほおっておけばよろしいではありませぬか」

「確かにそうだな。ただそれだけの話であるならば、私も大して興味は持たぬ。だが、一つ、どうしても解(げ)せぬことがあるのだ」

「何でございます?」

「それはな……義親は、もうとうの昔に死んだはずなのだよ」


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最終更新日  2012年07月13日 13時52分18秒
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