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2013年01月29日
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カテゴリ: きりぎりす
 堀河は驚いて待賢門院を見た。

 几帳の陰から、待賢門院の長い黒髪の裾だけが覗いている。

 待賢門院は几帳の向こうから、まるで独り言でも言っているかのような微かな声で話し始めた。

「わたくしがまだ養母の祗園女御と共に、大炊殿の御所で暮らしていた頃のことじゃ。わたくしは子供の頃から管弦が好きでの。白河院はわたくしのために、当代一流の管弦の上手を師匠につけてくれた。その内の一人が、筝の琴の名手として知られていた、藤原季通殿であった」

 その名を聞いて、堀河はずっと以前耳にした噂を思い出していた。

 堀河がまだ前斎院の御所に勤めていた頃のことだ。

 当時、左兵衛佐をつとめていた藤原季通が突然官を罷免され、院の御所への出入りを差し止められた。季通は白河院の寵臣である藤原宗通の子で、和歌や管弦の才能も高く評価されており、その将来が嘱望される貴公子の一人である。その季通が何の理由もなく処分されたことに、世間の人々は衝撃を受け、様々にその理由を推測しあった。

 その中に、白河院が掌中の珠といとおしんでいた待賢門院と密通していたことが露見したからではないかという話があったのだ。

 待賢門院は細い声で、誰にともなく話し続ける。




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最終更新日  2013年01月29日 15時55分14秒
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