佐遊李葉  -さゆりば-

佐遊李葉 -さゆりば-

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

vyゆりyv

vyゆりyv

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

露野

(129)

心あひの風

(63)

孤舟

(59)

かるかや

(68)

蒼鬼

(253)

光明遍照

(53)

山吹の井戸

(52)

きりぎりす

(217)

遠き波音

(50)

羅刹

(193)

コメント新着

vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -193-(10/05) 千菊丸2151さん いつもお読みいただいて…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -193-(10/05) 是非このブログを残してください。 ゆり様…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -192-(09/14) 千菊丸2151さん だらだら更新に最後まで…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -192-(09/14) 漸く完結しましたね。 ちょっと後味が悪い…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -190-(09/08) 千菊丸2151さん 花山院皇女は惚れた弱み(…

サイド自由欄

QLOOKアクセス解析
2014年09月30日
XML
カテゴリ: 羅刹
「妹は結局見つからなかったのか」

「はい。ただ、小八条第の隣には一町ほどもある大きな池があり、その水際に妹のものによく似た小袖の切れ端が落ちていたそうで。妹がこの辺りにいたことは間違いないと。それからもう二年ほどが過ぎているそうですが、兄は妹を諦めきれずにまだあの辺りに小屋を建てて住み着いているそうです。始終小八条第に目を光らせているので、その二年間にも妹に感じの似た女が数人入っていくのを見たのだとか。でも、いずれも出てくる姿は見ておりませぬ」

「一体、それはどういうことなのだろう」

 能季は蝙蝠扇を閉じて頬に当て、しばし考え込んだ。兵藤太も狩衣の袖で汗を拭いながら、そんな能季を見守っていたが、ふいに思い出したように呟いた。

「そう言えば、小八条第の西の門辺りで、妙な男たちとすれ違いましたな」

「どんな男だ」

「身なりはその辺りの商人風でしたが、身のこなしがどうも。あれはおそらく武者でございましょう。それも、かなりの手だれの」

「わかるのか」

「すれ違った時、まるで隙がございませんでした」



「それはわかりませぬ。でも、どうやらあの屋敷の辺りをうろうろして、それとなく様子を探っているような感じがしました。どなたの配下かまでは知れませぬが」

「その辺りまで探れるか」

「やってみましょう。若君を三条のお屋敷までお送りしたら、私はもう一度西八条辺りに行ってみます。行綱殿とお約束の夕方までには、一度戻ってまいりますから」


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
↑よろしかったら、ぽちっとお願いしますm(__)m





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年09月30日 16時35分01秒
コメントを書く
[羅刹] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: