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2014年12月01日
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カテゴリ: 羅刹
 なるほど、相手は内親王か。

 身分の高い内親王は、帝や皇族以外の男とは結婚できないのが決まりだった。たとえ摂関家の嫡子であっても、滅多に降嫁のお許しは出ないのが普通だ。

 そのような高貴な女人の元に密かに通って、盗むように妻にするなど到底許されることではない。

「当子様か。あまり聞かない御名だが、どなたの内親王様だろう」

「三条帝と皇后様の間にお生まれになった御娘で、小一条院の同母の御妹君でございます」

 小一条院という名を聞いて、能季の胸はまたどきりとときめいた。

 あのお方の近い身内ということか。

 能季は遠い面影を思い浮かべながら、何か不思議な因縁めいたものを感じていた。

 自分の想いに耽(ふけ)る能季を誤解したのか、小中将は年上の物知りらしい口調で言った。




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最終更新日  2014年12月01日 17時28分31秒
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