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2015年02月09日
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カテゴリ: 羅刹
 雨は少し小降りになってきたようだ。

 池の水面には、ぽつりぽつりと小さな波紋が広がっている。

 赤い唐橋の辺りには、いつの間にか大きな傘をさした小舎人童(こどねりわらわ)が立っていた。雨がまたひどくならないうちに、いつものように池の魚に餌でもやろうとしているのだろう。

 だが、小舎人童はふと寝殿の方へ目を向けると、急に池に背を向けて走り出した。

 能季が寝殿の方を見やると、西の対から寝殿へと掛けられた渡殿の上を、紅の細長(注)を着た女童が通っている。

 小舎人童は渡殿に駆け寄ると、女童に何やら話し掛けているようだ。

 最初、女童は小舎人童を無視して通り過ぎようとしたが、必死に手を伸ばす小舎人童に袖を引かれると、まんざらでもなさそうな様子で振り返った。

 小舎人童は手招きをし、女童はそれに従って側の階(きざはし)を降り、渡殿の下へ一緒に潜り込む。

 太鼓橋のように真ん中が膨らんでいる渡殿の下なら、床下のように狭くないし人目にもつかない。




*注……ほそなが。成人前の少女や若い女性の正装。(ちょっと変わった形の衣装です。イメージとしては、十二単の唐衣と裳が合体した?ような感じ。写真の持ち合わせがないので、興味のある方はネットで検索してみてくださいね)


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↓こちらが、平安時代の大貴族の邸宅の模型。池に突き出している細長い建物の先端が釣殿。寝殿は真ん中の一番大きな建物です。

  • 宇治源氏物語M6





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最終更新日  2015年02月09日 16時57分33秒
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