MUSIC LAND -私の庭の花たち-

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2026年04月29日
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カテゴリ: 小説
小説「夢の続き」No.13 雪子

ネットで、あの人の住所まで晒されてた。特定班が居て、名前も住所も特定されてしまうらしい。

小2の息子が行方不明で、義父が殺したんじゃないかと疑われている。うちの店の昔の常連。

ただそれだけなのに、なんでこんなに気になるんだろう。まあ、通いつめて、付き合ってもいないのに、

プロポーズまがいの戯言まで言ってのけた。そのくせ、家まで送ってやったら、生意気な娘に

反発されたくらいで諦めたのか、さっぱり来なくなった。

そんないい加減な気持ちで、プロポーズなんかするんじゃないよ。

プライドを傷つけられたから、覚えてるんだよね。別に好きだったわけじゃない。

奥さんに死なれて可哀相だと思ったし、3人も子どもが居るのに、うちに来てるから、



こっちだって商売だから、別に親身になったわけじゃないけど、そんな振りはしないとね。

母性本能をくすぐるような感じではあった。情けないけど、放っておけないと言うか。

今も、別に関係ないけど、あそこまでネットで誹謗中傷しなくてもいいんじゃないかと思うほど。

いくら義理だからと言っても、疑っていいわけじゃない。虐待してたかどうかも分からないのに、

勝手に想像して、いいように犯人扱い。もしそうでなかったから、名誉棄損ものだよね。

まあ、私も少しは疑ったけど。日本は親族殺人が多いしね。

ともかく同情と興味本位でここまで来てしまった。

記者や、YouTuberなのか、自撮り棒を持った輩が多い。野次馬に紛れて、私も見物。


ただ家を覗き込んでも、何がわかるわけでもない。子ども達とかいい迷惑だよね。

学校とか行けてるのかな。噂話で白い眼で見られてるんじゃないかと老婆心ながら心配。

あの人は自業自得というか、自分で後妻の連れ子を養子にしたのだから、仕方ない。



そんな女運の悪い、女難の相を一目見たくて来てしまった。

うろうろ家の周りを歩いていたら、勝手口から出て来た女性に呼び止められた。

「もしかして、雪子さんですか?」と言われ、びっくりし、

「なんで、私の名前を知ってるんですか?」とつい言ってしまった。

「すみません。名前を裏に書いた写真を見たことがあるので」と答えた。



なんて昔はよくみんなに撮られてたかも。私のファンが多かったからね。

カメラで撮影をしている人のイラスト

あの人も、そのファンの一人だと高をくくってたのだが。

「昔の事情はなんとなく聞いてます。どうぞ、中にお入りください。」と家に招かれた。

「あなたはどなたですか?」と訊くと、「この家の家政婦の早苗です」と言った。

「家政婦でも、私を勝手に家に入れてもいいのですか?」と怪訝そうに言ってしまった。

「誰でもというわけではありません。雪子さんだからです」と言い切られた。

「別に特別な仲だったわけじゃないですよ」と悪ぶってみたものの、

内心特別扱いされるのは悪い気しない。でもなんで、わざわざ家の中に?と思った。

「実はお話があるんです。聞いてもらえますか?」と言われてしまった。

「私にですか? でも、まあともかく話してみてください」と言って、聞いてみた。

驚いたことに、澄君を誘拐して監禁してるのは、この家政婦だったのだ・・・

「なんでそんなことしたんですか? またなぜ私に教えるの?」と問い詰めた。

「私もどうしていいかわからないんです。このままだと澄君に何かしてしまいそうで怖い・・・」

涙ぐみながら、すがられた。

「そんなこと私に言われても困ります。でも、澄君を殺すことだけはしないで下さいね」と言うと、

「そう言うんだったら、澄君を引き取ってはもらえませんか?」なんてことを言い出した。

「そんなことできるわけないじゃないですか! 

見ず知らずの男の子、それも渦中の子ですよ!」と叫んでしまった。

「だからこそです。このままでは私は澄君を殺しかねません。家族だけでなく家政婦も疑われる。

無関係の雪子さんなら、疑われることもないし、しばらく預かるだけでいいんです」と袖をつかまれた。

「それこそ、私は関係ないですよ。巻き込まないでください」と手を振り払った。

「完全に無関係でもないですよ。現に今日もここまで来てるじゃないですか」と脅すような目。

これはイってる目だな。私が殺されるかもしれない。澄君も危ない。

警察に通報すればいいだけなのに、なんでこんなこと思ってしまうのだろう。

「早く自首してください。そうでなければ、通報しますよ」と言うと、

「そんなことしたら、澄君を殺して私も死にます。あなたのせいですよ」と脅す。

「私に預けてどうするつもりなんですか?」と恐る恐る訊いてしまった。

「あなたは子どもが産めない体だそうじゃないですか。自分の子どもにすればいいんですよ」

と言われ、恐ろしくなった。

「そんなこと、なんで知ってるんですか?」

「ご主人が、酔っぱらって、あなたのことをそう話してたんですよ。

雪子さんも酔うと自分のことを話してしまったそうですね。

だからこそ、子ども達の母親に、とご主人は思ったらしいですが」などと言われ、

「私が産めない体だと知って、自分の子ども達を育てさせようとしたのか、なんて奴!」とブチ切れた。

私に実の子が出来ないと思って、継子を育てさせようとは、なんて残酷な・・・

悔しくて、はらわたが煮えくりそうになった。

「わかりました。こうなったら本当にそうしてやろうじゃない。このまま殺したと疑われればいいんだ」

頭に血が上り、とんでもないことを言いだしてしまった。

「ご理解いただき、ありがとうございます。早速、車でお送りしますね」と待ってましたとばかり。

こうして、まんまと早苗の口車に乗り、早苗宅へ行き、澄君と一緒に私の家まで送り届けられた。

そして、私の家で、澄君は生活することになった。なぜか、アリの調査キットや調査記録だけでなく、

澄君の取扱説明書まで早苗に届けられたのだ。まあ食事は白米・素うどんだけでいいから楽だけど、

たまには、マヨネーズを掛けたりとか、ごく少量の味変なら受け入れられるようになってきた。

学校には行かなくても、パソコンで、検索したり、YouTubeを見ながら独学していく。

天才なのかもしれないけど、ほとんど会話もせずに過ごしても大丈夫と言うか気にしないらしい。

私も、それほど気にせず、仕事や趣味に打ち込み、物言わぬペットみたいな感じ。アリかな?

たまに、目が合うけど、そらされてしまう。会話も無いけど、別にお互い気にしない。空気みたいだ。

居ても居なくても同じ感じだけど、あの人の家ではどうだったんだろう。居なくなって淋しいのかな。

相変わらず、アリは調べてるらしいが、他の昆虫も調べ出したらしく、ネットでいろいろ注文してる。

金額を制限したカードを渡してはいるが、研究費用以外はほとんど使わない。身なりも気にしないから、

それだけは私が買ってやったりするが、外出はしないから、ホームウエア兼パジャマや下着くらい。

子どもが出来たという実感もないのだが、他の子どもがどういうものかも知らないから、別にいい。

やはり私には母性本能が無かったのかもしれないので、このつかず離れず位の関係がいいのかな。

ある意味ASDで良かったのかもね。普通の子どもだったら、こんな母親では甘えられず淋しいだろう。

今に、あの人に澄君を会わせて、見せつけてやりたい気もするが、もう忘れてるかもしれないなあ。

戸籍を作って、学校に行かせてやりたいとも思ったが、その必要はないみたい。

ただ研究を発表する場がないのは可哀相だけど、探究心はあっても、功名心は無いみたいだから、

別に発表して認められなくてもいいのかな。自己満足の為の研究なんだよね。

もし、私が死んだら、この子はどうなるんだろうと思うけど、戸籍も無いし、死んでも分からない。

私が孤独死したら、この子も孤独死するんだろうなあ。それも仕方ないかと思ってる。

死ぬときは所詮一人だから、みんな孤独死なんだよね。発見が早いか遅いかだ。

結婚したって、男性より女性が長生きするのが普通だから、やっぱり女性は一人になるんだよね。

私もそうなると思ってたけど、今はこの子が居るだけましかもしれない。まあ、子どもと言うより、

単なる同居人という感じで、澄君自身、どう感じてるのかはわからないけど、早苗の家から

うちに来た時も、別に嫌がる風でもなく、逆らうことなく大人しくついてきた。

どの家に居たって、あの子にとっては居場所ではないのかもしれない。人にも懐かないしね。

早苗にも懐いてた風はなかったし、私にも懐く様子も無い。実の母親でさえそうだったのかも。

かえってその方が気楽だな。私も母親になる気はないし、やはりなれない。

母子になるより、同居人が1人増えたと思えばいいだけ。男と言っても、あまり性欲もなさそうだし、

問題は無い。このまま静かに2人で人知れず、この部屋だけで生きていくのかな。

外に出たいとも言わない。自分の立場をわかっているのかも、私にはわからないけど。

彼がアリを飼ってるように、私も彼を飼ってるのかもしれない。もしかして飼われてるのは私なのかも。

年取ったらそうなるかもしれないね。料理とか家事は出来ないけど、自分の身の回りのことは出来るし、

最低限の掃除洗濯などを教えてみた。あまりやらないけど、やろうと思えばできるのでは?

賢いから、記憶力はいいし、忘れないしね。まあ、私が死んだら、彼には生きていく術はない。

クレジットで食料もネット注文し、貯金を文字通り食いつぶしたらそれでおしまいだな。

養子縁組してるわけでもないから、相続権も無いし、もともと戸籍も無い。行方不明から7年経てば

失踪宣告で戸籍抹消できる。もう戸籍は無いんだろうな。あの人がそうしてるかどうかわからないけど。

しばらくは、義理の息子を殺したとの汚名を着せられたりしてたけど、それも忘れ去られてきた。

私も再会させるべきか迷ったけど、誘拐・監禁の罪にも問われてしまうし、早苗も同罪だよね。

澄君自身、会いたいと思ってる様子も無いし、口にも出さない。他のことも話さないけどね。

このまま2人で朽ちていくだけ。自然に還るんでいいんだよね。昆虫好きの澄君なら本望でしょ。

私も子どもが産めない体だと知り、ショックではあったけど、その時点で諦めたし、諦められた。

それでもこうして疑似親子みたいな暮らしも出来て、居ないよりましというか、恵まれてたのかな。

産めないからと離婚され、2度と結婚なんかしないと思ってたから、かえって良かったのかもね。

飲み屋ももうすぐ閉めるかな。年金も大してもらえるわけじゃないけど、働くのも疲れてきた。

澄君の食い扶持くらい余分に稼がないとと思ったけど、本当に食費くらいであとはほとんどかからない。

研究費用も大したことなかったしね。普通の子育ての教育費に比べたら、楽だったんだろうなあ。

私に気を遣ってる風でも無いし、お互い気楽に過ごせて良かったのかもね。

でも、やはり父親に会わせるべきかそれだけは迷うところ。

かと言って、生さぬ仲だし、今はそれほど気にしてはいないかもしれない。

あの人への復讐のつもりでこの子を引き取ったのがきっかけだけど、かえって私が救われたのかも。

心の平安さえ得られれば、それでいいのだ。神だって、その為に人間が作りだした虚像だよね。

偶像崇拝というけど、神自体が偶像ではないかと思ってしまう。まあ、人間よりは信じられるか。

1人で生まれて、1人で死ぬ。孤独かもしれないけど、それでいいと思ってたから、

2人で生きてこられたのも、孤独から逃れる術になったかもしれないな。ろくに話もしないけど、

一緒に居る空気と言うか、存在感だけで、なんとなく一人ではないと感じられるから。

澄君を与えてくれたあの人、早苗、そしてやはり神様に感謝かな。神が居るとしたらね。

2026年04月30日XML 小説「夢の続き」No.14 澄 僕は雪子さんに、ただ飼われてるだけのペットでも昆虫でもない。 何も話さず、目も合わさないのは、ASDの性分もあるにはあるが、 意識的にしないということもある。反抗してるのかもしれない。





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最終更新日  2026年04月30日 00時06分07秒


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