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財閥系大手開発会社に「積算」という部門があることを初めて知った。大規模な商業施設などを建設する際の予算を積算する専門職。30年もその仕事をしてきた人が突然、工事現場の安全担当になる。そのギャップが笑えるほど面白く描かれている。杭打ち作業の危険な現場とは対照的に、杭を運んだ車両の泥引きを掃除したり、ゴーグルを付けていない作業員に作業を中断させて取りに行かせたり。その結果、工事のやり直しで工期が延長したり、正規と非正規、元請と下請けの力関係など、裏側が垣間見えた感じ。緑十字のエース [ 石田夏穂 ]
2026.01.28
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ワンオペ育児で追いつめられた母親が、夫の長時間労働が原因だとして夫の上司を刺した。大手新聞社のWEBニュース専門部署に左遷された岩永はpvを稼ぎたいが為に衝撃的な見出しの記事を書く。岩永の妻も出産したばかりで夫の帰りが遅い事に疲弊しているが、気づかずに他人の不幸を追いかける。男性の育休取得が増えたと言っても、一日でも取ればカウントされるらしい。記事を書いているのも男だし。新聞をオールドメディアと言って、ネットニュースしか見ない人がいるそうだが、AIがその人の検索履歴に従って好みのニュースしか表示しなくなるから、ネットでニュースを見るとバカになるんじゃないかな面白い切り口の話だったイオラと地上に散らばる光 [ 安壇 美緒 ]
2026.01.28
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「戦争も紛争も無い国で生まれただけで幸せだ」と孫に言う、いわゆるボートピープルと呼ばれるベトナム人のお祖父さんの言葉が身に沁みる。誰も難民になりたくてなった訳じゃない。生まれた国で命の危険がなく暮らせれば、他の国に助けを求めたりしない。この作品を読んで改めて日本は平和だな、と感じた。何も出来なくても、もっと世界情勢を知ることが大事だ、と思った。給水塔から見た虹は [ 窪 美澄 ]
2026.01.21
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初めての作家さん。伯母の葬儀の帰り、妊娠中の妻に長距離運転をさせて自分は酔いつぶれて助手席で寝ていた。ここ読んだだけで、この警察官の夫、最低と思った。その時のひき逃げ事故で服役中に出産し、刑期を終えた妻に離婚届を書かせる。「死んだ母親になってくれ」と言って。もうこの夫は許せない。同罪だろ?最後に事故の真相が分かった時にはブチ切れた。ところで、子供の頃、渋柿は皮をむいて干し柿にして食べていた。木の上に鳥のために少し残しておくと熟した柿が落ちて甘くて美味しいかった。「ずくし」と呼んでいた。柔らかいのでジャグリングは出来ない。熟柿 [ 佐藤 正午 ]
2026.01.21
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児童書。恐竜の知識が少し増えた。日本で初めて発見された恐竜の化石は樺太のものだった。翼竜が鳥になったのではなく、獣脚類の前足の皮が伸びて飛べるようになった。漫画なので読みやすかった。他のシリーズも読んでみたい。恐竜世界のサバイバル2 (科学漫画サバイバルシリーズ) [ 洪在徹 ]
2026.01.21
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2013年発行。内容は児童向け。『こども哲学』に連載されたもの7編と東日本大震災の後に書かれた短編『あの町で』哲学と言っても普段の家庭や学校生活の中での疑問や矛盾など、成長する過程で誰もが経験することをやさしく描いている。重松さんの暖かさが伝わってくる。きみの町で [ 重松清 ]
2026.01.21
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伊藤野枝のことが知りたくて読んだ本。650ページの長編。28年の短い人生の中で、3回結婚し、7人野子供を産んだことだけでもビックリなのに、大正時代の女性として経験出来ないことが沢山詰め込まれていた。最後は怒りしかなかったが、感情移入しすぎて読了後は疲れ果てた。向学心が強く、世間体を気にせず自分の頭で考え行動する人。最後の夫、大杉栄とは籍は入れていないが、夫婦であり友人であり同士でもあった。日本の幸せな未来を本気で考えて、実行しようとしていた人たちだった。風よ あらしよ [ 村山 由佳 ]
2026.01.21
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1999年の作品。だいぶ昔に読んだ時も泣けたが、再読してもまた泣ける。I’ll stay with you〈余談〉この本はお正月に泊まりに来る孫たちのために借りてきたものだが、あらすじを話したら「ふーん」と言っただけで読んでくれなかった。【中古】さいごの恐竜ティラン I’ll stay with you /ホ-ム社(千代田区)/村山由佳(単行本)
2026.01.21
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難民キャンプにいる子供たちの絵と手紙。訳者が書かれていないので、サヘルさんが訳したようです。副題に「16とおりのへいわへのちかい」とあるが、手紙は15しかない。最後のひとりはわたしなんだ。「こどもはケンカしてもあやまれるけど、おとなはあやまれない」子供たちの素直な絵と文に涙が溢れる。Dear 16とおりのへいわへのちかい (imagination unlimited) [ サヘル・ローズ ]
2026.01.04
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前作「ダーク」を読んでいないので、ミロが育ってきた背景がイマイチ分からなかった。息子のハルオを守るために世間とのしがらみを作らないように育ててきたことが裏目に出た感じだ。裏社会の全てがダークで恐ろしかった。ダークネス [ 桐野 夏生 ]
2026.01.04
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いろんな地図の話。世界を知るための地図。自分を知るための地図など。人物相関図や年表なども大きな意味では地図なんだ。ヨシタケさんの頭の中の地図を見て見たい。ぼくはいったい どこにいるんだ [ ヨシタケシンスケ ]
2026.01.04
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アメリカの最高裁判事だったルース・ベイダー・ギンズバーグの自伝絵本。朝ドラ「虎に翼」のように当時は男性優位だった弁護士になって活躍した。そして法科大学院の教授になり、1993年に最高裁判事になった。彼女の夫がそうであったように、女性が行動を起こす時は女性だけでなく男性の味方を作ることも大事だと思った。わたしは反対! 社会をかえたアメリカ最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ [ デビー・リヴィ ]
2026.01.04
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