2019.09.26
XML
カテゴリ: 京の見どころ
        今回の大徳寺塔頭の孤篷庵も大徳寺と同じく内部の撮影は一切禁止という事で保管していましたが、本坊と一緒に顕われましたので続いてご紹介します

「孤篷庵(コホウアン)」  臨済宗・大徳寺派

 江戸時代初期の1612年、 小堀遠州 が大徳寺塔頭の龍光院内に小庵・孤篷庵を建立したのが始まりで、30年後に現在地に移築されていますが火災により焼失、1793年遠州を崇敬していた大名茶人松江藩主・松平不昧により古図に基づき再建されています
 小堀遠州は始め徳川家康に仕えた大名で、茶道「遠州流」の祖であり代表的な作庭家と知られています、遠州作となる庭は沢山ありますが、江戸城(現・皇居東御苑)二の丸庭園・二条城二の丸庭園・浅草寺伝法院庭園・日光輪王寺逍遥園・南禅寺や高野山庭園など有名庭園まだまだ多数数えられますが他に比べここ孤篷庵の庭は珍しくこじんまりした庭園です

↓大徳寺西側に造られている珍しい土塀です、瓦を埋め込みユニークな模様が描がかれています 土塀の模様一つ一つに存在感を感じます


↓大徳寺土塀から西へ孤篷庵への参道です きれいな石畳が続きます 


 現在の地図からいえば大徳寺西土塀を出て境外なのではと思いますが、旧大徳寺境内はさらに大きくこの辺り一帯も旧境内となります

 ↓孤篷庵前にきました


 ↓玄関「山門」 前は短冊型の石畳です


 ↓門前の石橋 京都の名橋の一つとされます、長さ2mで内側に少し傾斜させた櫛形で下部にも同じ櫛形で水通しが造られています


 ↓「大徳寺垣」 石垣の上に斜め菱矢来と横に二本の竹を通し組まれる独特なもので大徳寺垣と呼ばれます


 ↓石橋の下は水の流れない空壕が掘られています 石橋のために掘られた壕です


 ↓門を潜った先のアプローチは、短冊形の切石や自然石の敷石を見事に組み込み、それが乱張りされて延段と呼ばれる石畳です、見所の一つです


 ↓庫裏玄関です 屋根は自己の故郷近江冨士を模します これより建物内部に入ります




↓茶室「忘筌(ボウセン)席」   
  (ここより内部・庭共々撮影不可でポストカード・パンフよりの写真です)
 庭に面した西側に広縁があり、明かり障子が填め込まれていますがこの障子の下半分は吹き放ちとなっていて庭園を眺める額縁の効果を持ちます 「露結(ロケツ)の手水鉢」と「寄燈籠」が配されています
 忘筌とは「魚を獲て筌(漁具)を忘る」から”禅の悟り”の境地として表現されています


 ↓少し角度を変えた茶席と庭です 茶の湯を知る者なら一度は訪れたい場所と謂れます
 忘筌席は、金地院と曼殊院の八窓席と共に「京都三名席」の一つと数えられます


 ↓書院「直入軒(ジキニュウケン)」とその庭


 ↓書院南庭 遠州がふるさと近江八景を刈り込みで表現した庭です 赤土は水を現し苔が陸地を表現しています


 ↓方丈南庭 船岡山を借景として作られ、直線的な刈り込みが配されています


 ↓書院・直入軒の床の間です


 ↓茶室「山雲床(サンウンジョウ)」です



山雲床の蹲踞              狩野探幽襖絵

↓寄燈籠 各地の名石が集められ造られています


 以上、ポストカード等からの写真でした

↓孤篷庵を出て反対方向の参道です ちょうどお坊さんに出会いました


 おわりに、小堀遠州 自分の号を孤篷庵大有と名付け、最晩年の2年ここ孤篷庵で棲み生涯を終えここに葬らています


    *****************

 京都ええとこ一覧
下 京都市の地図をクリック拡大して、各所に付されたNoをお控えのうえ下記 3区分の中のNoの説明をクリックして頂ければ記事にリンクしますのでご覧下さい
ただ最近の 下105~118の各所については図の中に表示出来ていません、
区分3.よりお入りください

105 岩倉邸跡と常林寺 106 京都迎賓館 107 秋の北野天満宮 108 初詣であちこち 109 今宮神社   110 年初め北野天満宮 111 大本山・相国寺 112 梅の二条城 113 梅の北野天満宮  114 桜の背割堤 115 岩清水八幡宮  116 桜の平安神宮 117 桜名場面・東部  118 桜名場面・中西部
kyoto-chizu-1.jpg
「京都ええとこ記事一覧」     
 1.(No. 1~ 48はこちらから)

 2.(No.49~ 96はこちらから)
 3.(No.97~118はこちらから)

京都各所について何かお尋ねになりたい事などありましたらコメント欄にお入れ下さい、こちらの判る範囲でご返事差し上げます

そしてもう一つ拘っていた「京都ええもん」身体を悪くして不発に終わり申し訳なく思っていますが、看板倒れのその中で今もご訪問頂く記事ご紹介しておきます (地図には出てきません)
全国で唯一のお茶ふくさ専門店・・北村徳斎帛紗店
生涯一陶工を貫いた土と炎の人・・河井寛次郎の世界
京都唯一の和傘屋さん・・・京和傘・日吉屋
京都の銘木・・・北山杉・北山丸太

  *
  *
  *





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.09.26 05:00:08
コメント(63) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

fujiwara13

fujiwara13

バックナンバー

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11

コメント新着

人間辛抱 @ Re:新年.おめでとうございます(01/01) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
fujiwara26 @ Re:勝ち運と開運の神様・石清水八幡宮(04/05) 謹賀新年 2022年 明けましておめでと…
Advokatv9958@ Вернеи деньги проиграные в казино Проиграли деньги в казино? Мы поможем …

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: