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先日、実家の掃除をしていたら大学時代に使用していた万年筆が出てきた。PILOTのカスタム823である。大学時代は講義もレポートも論文も、趣味で書いていた小説の執筆もこれを使っていた。もうかれこれ20年近く前の話である。入学当時の講義で『レポートは手書きのみ。できれば万年筆で』という変わった教授がいた。当時でもすでに学生のほとんどがパソコンを持っており、かくいう私もVAIOのラップトップを所有していた。しかし、この教授とこの後買い物に行った文具屋の主人との出会いが、私の文具遍歴の始まりであった。万年筆など使った事もない18の学生が、当時住んでいた学生寮の近所の文具屋に行った所で、どれがいいか分かるはずもない。必然的に店主に声をかけ、どれがいいのか尋ねた。すると店主は普段何の筆記具を使っているのか?シャーペンなら太さは?硬度は?と尋ねてきた。0.5のHBのシャーペンだと伝えると、2種類のシャーペンを用意して、適当に同じ文字を書いてみてと言い出した。私はその時初めて、硬度が違うだけで、ペンの滑らかさが変わる事を知った。そして店主は私の筆圧が低い事も見抜き、それならば少しいい万年筆をと進めてきた。きっと万年筆が気にいるからと。いくつか用意してくれた万年筆の中に、このカスタム823があったのだ。前置きが長くなったが、このカスタム823、(おそらく当時も今も)国産唯一のプランジャー式吸入の万年筆なのだ。万年筆はインクの補充にいくつか種類がある。一般的にはカートリッジ式と吸入式に分かれる。カートリッジ式はボールペンのように、インクの入ったタンクそのものを入れ替えて使用する。吸入の手間もなければ、手を汚す事もないが、使えるインクの色に限りがある。通常ならばメーカー純正品として出ている物のみだ。一方吸入式は自分の好きなインクを万年筆に吸入し、補充をする。一般的にはコンバーターと言われる、空のカートリッジのような物をセットし、それの中にインクを貯め込むのだ。通常、万年筆ユーザーはこのコンバーターを使用して様々なインクを使っているわけだが、貯め込むインク量が多くて0.7mlほどになっている。学生時代の私からすると、学校でインクがなくなった場合を想像するだけで、万年筆の日常使いは非現実的なものであった。『それならばいっその事』と文具屋の主人が勧めてきたのがこのカスタム823であった。最大の特徴であるプランジャー式の吸入機構は先に述べた物とは根本的に異なり、『万年筆そのものにインクを貯め込む』方式なのである。要はペンの軸内全てがインクタンクという事だ。この方式により、1回の吸入で1.5ml以上は補充できるのだ。そして、写真ではわかりづらいのだが、クリアブラックのボディのおかげで、他の万年筆のように分解しなくてもインク残量がわかるのだ。1日に大量の文字を書き、出先でのインク切れの心配をしなくてもよいこの万年筆に、当時は『これしかない』と思ったものだ。店主の好意で半値で購入したのだが、当時の私からすれば、まさに清水の舞台から飛び降りたような買い物だった。そのおかげで、大学4年間はずっとこのペン1本でいけた。そんなすっかり忘れていたが、思い出深い万年筆を久しぶりに手にした私は、今年からこれを再び使おうと決心したのだった。SDGsが叫ばれて久しい。私の子ども達も小学校で勉強しているこの課題に、私はどう向き合うか。同じ物を長く使うこともひとつのSDGsなのかなと思った年末年始なのだった。【お買い得品】パイロット カスタム823透明ブラック細字 FKK-3MRP-TB-F【お買い得品】パイロット 万年筆 カスタム823 透明ブラック 中字 FKK-3MRP-TB-M【お買い得品】パイロット カスタム823透明ブラック太字 FKK-3MRP-TB-B【お買い得品】パイロット カスタム823ブラウン細字 FKK-3MRP-BN-F【お買い得品】パイロット カスタム823ブラウン中字 FKK-3MRP-BN-M【お買い得品】パイロット カスタム823ブラウン太字 FKK-3MRP-BN-B
2022.01.03
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気づいたら年が明けてしまった。冬場はキャンプ、登山道具の手入れを順番に行うのがルーティンである。そんな中、昨年最後のキャンプ時に一緒に連れて行った若い女の子からこんな事を言われた。『先輩のナイフ、クードマンなんですね♪』個人的にはだいぶマイナーなナイフだと思っていたので、20歳そこそこの女の子が知っている事に驚きを感じ得なかった。Cudeman 158-L というモデルである。フォールディングナイフ一辺倒だった私。大抵のことなら以前紹介したウェンガーや、他のフォールディングナイフで用足りていたので、シースナイフを欲しいとも思わなかった。所がある日、キャンプ場で設営をしていると、ペグが数本足りない事態に直面してしまった。どうやら、その前の時に回収し忘れてしまったらしい。渋々太めの枝から手製のペグを作成したのだが、この時初めてフォールディングナイフの限界を感じたのだった。食材のカットや箸、スプーンなどの製作程度しかしていなかったので、初めて大掛かりなブッシュクラフトをしたのだった。強風に耐えられる太さ、硬さ、長さの枝を細工していると、刃の薄めなフォールディングではなかなか大変な状況であった。後日馴染みの用品店で相談した際に、店主が出してくれた中に、このクードマンが並んでいた。時期的に2016〜17年頃だったか。このクードマンの他に、ヘレ、モーラー、ケラム等が並んでいたと思うが、オリーブウッドのハンドルに魅せられ、フルタングという事もあり、即決した覚えがある。しかし家に帰りよくよく見れば、ファクトリーナイフの性か、ハンドルの面取りがやや雑で、表面も粗い仕上げだった。切れ味は申し分なかったので、ハンドル部のみヤスリをかけ面取りを行い、表面も滑らかに加工した。定期的なオイルアップもあってか、今ではしっとりスベスベな肌触りである。木柄シースナイフで有名なのは、キャンプ芸人のヒロシが愛用しているヘレだと思っていた私が後日後輩の子に聞いてみると、どうやら同じキャンプ芸人として人気のバイキング西村の愛用品として紹介され、人気が出ているらしいと知った正直大きく重たいこのナイフをキャンプを始めたばかりの女の子にオススメするというのもどうかと考え、たまに一緒にキャンプする際に使用し、自分の一本をゆっくり探していけばいいのではと助言した。ただ、フィーリングで選択ばかりしている私が言っても説得力がないかもしれないが。【あす楽対応】Cudeman クードマン 158-L Outdoor Knife キャンプ アウトドア ナイフ 送料無料クードマン 158-L ナイフ ケース付き Cudeman レザー バトニング キャンプ アウトドア フルタング 158l(CUDEMAN)クードマン 158-L MOD. ENT BUSHCRAFTクードマン 158-L MOD.ENTブッシュクラフト cudeman ナイフ ケース付き レザー キャンプ アウトドア 【正規品】
2023.01.29
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