時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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October 6, 2007
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 長引いた不況の影響で、企業はどこも人減らしにやっきになっている。日本が誇った終身雇用制はもはや過去のものになり、会社は、かってのように一生面倒を見てくれなくなってきている。例え会社にその気があっても、昨今の情勢を見ていると会社そのものの存続自体が不確かと言わざるを得ないであろう。

 このような日本の社会情勢の中で、ダブルキャリアという新しい生き方を推奨するのが、 「ダブルキャリア 新しい生き方の提案」 (荻野進介/大宮冬洋:NHK出版)と言う本である。

 この本の内容を一言で言えば、副業を持てということである。しかし、副業といっても単なる「小遣い稼ぎの副業」ではなく、「キャリアとしての副業」を持てというのだ。

 ということで、この本の中では、色々なダブルキャリアの事例が紹介されている。

 ほとんどの会社には副業禁止規定があるが、これについては法的な根拠はないようである。ただし、労基法により、労働時間のほうは、二つの会社で仕事をした分が通算されるということだ。これはちょっと現実的な管理は不可能だろう。

 たしかに、この本で紹介されているような生き方も、ひとつの生き方であり、魅力的に映るのであるが、現実には、時間的にも体力的にも制約が大きいため、なかなか思ったようにはいかないのではないか。この本の中で紹介されている例が、どこまで汎用的かは疑問が残るところだ。


「ダブルキャリア 新しい生き方の提案」(荻野進介/大宮冬洋:NHK出版)


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Last updated  October 13, 2009 07:09:58 PM
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