GOAL通信

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2006.10.08
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カテゴリ: 学習方法



 電車の中で高校生がよくやっているが、本当に成果があるのか疑問に思う。

 最近ではかなりの数の要点集や参考書に付いているが、暗記法として生徒に勧めたことは一度もない。

 むしろ止めろと指示している。

 理由は幾つかある。


 まず第一に見づらい。

 見づらいということは、目に負担がかかり、視力の低下につながりかねない。

 暗い所で目を細め、姿勢も悪く・・・移動中なら揺れながら・・・長期のリスクを考えるととても健全とは思えない。



 黒い活字を基本に、バックとの濃淡を明確にすることで読みやすくなる。

 新聞の活字がすべて黄色の場合をイメージして欲しい。

 20分で頭痛が起きるだろう。


 赤フィルターを掛けると、赤以外の周りの活字も淀み、くすんでくる。

 明朝体の細い活字などは、かすれてはなはだ見づらい。

 カラー印刷の場合は、オレンジ・薄茶色・黄色なども消えてしまう欠点もある。

 そもそもフィルターを掛けるということは、教科書の用紙が真っ赤になった状態と同じことだ。

 その用紙にぼやけた字が浮いているのである。

 読み易いはずがない。



 もう一つの理由は、出来上がったものに頼ってしまい、自分でまとめる習慣が損なわれることにある。

 要点集は物によってはよく出来ているが、本当のポイントだけであり、内容の薄さは否めない。



 実際には、隠れない黒い活字にも、暗記すべき重要語句がかなりある。

 またA→B、B→Aの両面からの反復も一切出来ない。


 それらをクリアするには、やはり自分で要点をまとめリスト化するのが一番であろう。

 必要なリストはみんな違って当然。



 要点集は、「超基本用語の確認レベルまで」と割り切って使うべき道具である。



 以前、テキストを2冊用意して1冊に墨入れをするという学習法を書いたことがある。

 1冊は墨入れし問題編として、もう1冊はそのまま解答編として使う。

 要点集も同じ方法で、いくらでも「必要語彙」を増やすことができる。

 穴埋め問題もこれなら対応できる。

 解答編はバラして、問題編に挟み込んでもいい。

 工夫すれば素晴らしい教材が自分で作れるのだ。


 赤フィルターの利点もあるのだろうが、私は好まない。

 「書き、まとめる」という、頭に叩き込む行為の発露からずれていると思うからだ。

 赤と緑のフィルターとマーカーがセットになった新兵器も売られているが、邪道だ。

 それでも使うなら、私ならフィルターではなく「紙切れ」で隠す。

 一問一答形式なら、十分対応できる。





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最終更新日  2006.10.08 15:53:44
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