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一般的に言われる事だが、日本の“おもてなし”とは、相手が欲するだろうと思う事を先回りして行う。一方、ヨーロッパのサービスとは、相手の欲する事を必ず行えるようにしておくこと・・・
例えば、外国映画を見ていて、貴族の館に住んでいる主人と執事の関係を見て頂いたらご理解頂けると思う。主人が必要なモノを言えば「はい! ご主人様、すでに用意できております」というようなぐわいだ。
“おもてなし”は、お客様が浴場から出てきたとする。温泉につかると汗をかき水分が不足する。そこで冷たいおしぼりとお水を持って「いかがですか?」という。
しかし昨今少し変わって来たと僕は思う。
例えば男性が女性の誕生日を祝う目的で来られたとする。
ヨーロッパ的な例でいえば、彼は高価なシャンパンを注文するかもしれない。何時通門があるかわからない高価なシャンパンを用意できるのが店の姿勢であり、それに応えられるのがサービスの一つだ。
日本では、彼の気持ちと懐ぐわいも想定して店からのプレゼントにするのかお勧めの酒をうかがうかもしれない。
でも今は、ネット社会。お客様は「記念日だけどどのようなサービスがある?」と聞かれるし、提供側は「記念日にお越しになると、このようなモノをサービスします。」とうたう。
日本人の多くは、サービス=値引きや、物品の提供をいうと思っている人が多いのではないだろうか?
その様な疑問を覚えながら、ある日若いスタッフに聞いてみた。
「旅館へ行って。お風呂に入ると、汗をかくやろ? 風呂上がりに冷たい飲み物が欲しいと思ったらどうする?
返って来た答えが「自販機を探す」だった。
こりゃおっさんと違うわ! と思った。
ちなみに僕は、さっと部屋に帰って冷蔵庫を開けてビールを飲む。この瞬間を楽しむ為に普段より長く湯船につかって汗をかく。
「自販機がなければ、どうする?」
すぐ、返って来た答えが「コンビニに行く」だった。
「何故? 旅館のスタッフに『水をちょうだい!』って言わないの?」と言った。
もし以前、泊まった宿に自販機が設置してあれば、「ここは自販機も置いていないの?」というクレームにつながるのだろう
時代がずいぶん変わったのかもしれない。
昔のボヤキ漫才みたいだ。
でもそれからも又、時間が過ぎた。
“サプライズ”という言い方をするようになった。つまり予想しないサービスを求めだしたのだ。おもてなしとは、まだニューアンスがちがう。
しかし、刺激の強い時代だ。驚きがあり、おもてなしを感じられるサービスを考えなければいけない。
その一つ、夜景のご案内をしようと考えた。そして少しサプライズも加味したい。
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