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グラット氏

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2016.11.23
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カテゴリ: 今日の買い物




最初は純粋に「フォベオンを一度は使ってみたい。」という気持ちだったのが、大型センサーを持つコンデジが欲しいという何とも無軌道な物欲路線を突き進んでいく。まぁ早い話が1インチ未満のコンデジはとりあえずP7100で満足したので、次の獲物へと物欲がシフトしたというか。うん、良くあることだわ。

ソニーのコンデジはフルサイズで価格が異次元で対象外。フジはX100のファインダーに心惹かれるものがあったが、これはブラックが欲しい、しかしブラックは高いのでこれも却下(あと10年したら射程に入るかな?)

しかし不思議なことにニコン党員でありながらニコン様が誇るCoolpixAは候補から外れていた。センサーのシグマ、伝統のGR、ズームとビッグボディのG1Xと3者が立ち位置を明確にする中、クーピーは完全にGRと被ってて陰に隠れてしまっていたのだ。

そんな中、久しぶりに聖地巡礼する。むーん、取り立てて籠の中には釣り上げたくなる魚は泳いでいないのだ。んで、ガラスケースに目を移す。

目に留まったのは小型のブラックバス、むむむGR digitalIVではないか。元箱以外は揃ってるみたいで1万5千円とな。以前に秋葉原で2万2千円の物を躊躇したらサクッと売れてしまった事を思い出す。APS-CサイズのGRが出たとはいえ、こちらはまだ手が届かない。はてどうしようかと逡巡してたら、隣の釣り人がササっと網を打ってサクっと釣り上げてしまった。

そうだここは海の男たちの戦場だったのだ。一瞬の躊躇が命取り。先に手に取るチャンスは充分あったのに悔しい。先手必勝、まずは出してもらってから悩むのが常套なのだ。まぁ買ったら買ったで、またぞろデカセンサーコンデジ欲しい病がぶり返すのは必至だから、ここは他の漁師に捕られて良かったのだ。

んで、所在なく店内をウロウロしてたら、違う客がガラスケースからコンデジを出してもらってる。はて?GRデジタル以外にまだ置いてたんだ。何だろう、オリンパスっぽいけど気になるなぁ。

するとその客は逡巡した後、カメラを戻すじゃないか。とりあえず何てデジカメなのかだけ確認しておこうとケースを見ると、がーん、CoolpixAじゃん。全然気が付かなかったわ(ダメダメだ)。今度は迷わず網を打つ。こちらはボディとバッテリーのみで1万8千円也。充電されてたので色々いじってみるが、特に問題があるように思えない。

やはりさきほどの「土佐のGRデジタル一本釣り」を目の当たりにしてジャンク魂に火が付いていたのか、ここで戻したら別の漁師に攫われるんじゃないかという強迫観念に思わず「網を!網を引けー!」(大バカ者です)

このコンデジ、提灯持ち批評家の間では評判が良いんだが、私は今一つ乗り切れなかった。ブッチャケ、同じAPS-CのコンデジだったらGRのほうが好きだったのだ。理由はいろいろあるけど、一番大きいのがデザイン。GRデジタル時代からの地味で「道具スタイル」を継承しているGRはやはり「伝統」が感じられて好きなのだ。人間、年を取ると何かと保守的になるのだ。

それに比べてCoolpixAはP300のデザインを踏襲している。いやもう兄弟モデルみたい。個人的にP300のデザインはニコンにしては上出来というか久しぶりの傑作デザインだと思っているし、シャープなスタイルは大好きだ。しかし、AはP300ではないのだ。P300がAのデザインを真似るのなら納得するが、上位機種が下位機種のデザインを真似るのは気に入らない。例えばさぁ、角をシャープに面取りするとか、微妙な違いを演出できたんじゃないの。一目でわかる違いが「DX」の金文字だなんて品がないなぁ。上位モデルのプライドないのかCoolpixA。

ダイヤルの数もP300と変わらないなんて情けない。P7100で「これでもか」というくらいダイヤルをてんこ盛りにした気概はどこへ行ったのだ。CoolpixAはハイエンドコンデジではないのか‥どうもニコン様はハイエンドとして売る気はなかったみたいね。ははは。

それにニコンなのにVRがない。レビューでは広角モデルにVRなど不要なんていう書き込みもあるが、こちとら筋金入りの「下手くそ」なんだよ。輪をかけて、昼間より日暮れのほうがカメラを使いたくなる宵っ張りカメラマン。スタイル優先なのでGRデジタルよりホールディングはお世辞にも良いとは言えない。正直ぶれ易い。

レンズの明るさもそれほどではない。P300に負けてるじゃん。センサーサイズが違うというのは詭弁だ。天下のニッコール様なら意地でもf2.0を確保して「どや顔」して欲しかったのよ。まぁ、そんな事したらレンズ周りが巨大なズンドコスタイルになっちゃうんだけどね。

結局、数か月後発とはいえ、GRに比して上回るスペックが「初値が常軌を逸する高価格だった」くらいしか見当たらないというのでは勝負にならない。アクセサリーも光学ファインダーが4万円とこれまた歌舞伎町価格(いわゆるボッタクリ)。これで月産2万台って無謀すぎます。

それでも釣り上げた最大の理由が価格だったというのも何だか皮肉な話だし、何にせよ中古GRの半値程度でAPS-Cコンデジを釣ったんだから釣果をしては充分。それにカメラ自体の出来栄えは悪くないから、後世では銀塩時代の28Tiみたいな、ニコンファンだけに語り継がれる「不遇の銘機」的な扱いをされるでしょう。先行投資としても悪くない選択です(本当か?)

多分ニコン様は従来の多機能や操作性を売りにしたハイエンドコンデジ路線から、ソニーやフジが進める高級感のあるプレミアムコンデジ路線に舵を切りたかったんでしょうね。そして満を持して世に出たCoolpixAは3か月後に出たリコーGRに追撃され哀れ2年でディスコン。後継機の噂もなく、これまたデジタルニコン黒歴史を彩る一台として語り継がれそうな迷機になりそうです。

とまぁ、ここまでは試写前の感想。

んで、この記事をアップする前の休日に試写をしたんですが、むーん、ど素人の私でも「どひゃー」と驚く高画質。同じAPS-CでもNEX+16mmf2.8とは違うぞ。キレッキレのJpegがバンバン撮れる。しかし何より嬉しいのが「使える高感度」。大型センサーは夜間撮影での自由度を上げてくれる。ナイトウォッチャーな私には最適ですわ。

ISO 800

ISO 3200

上級者には一目で違いが分かるんだろうけどさ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの反対で、写り良ければボディも良く見える。実に高級感あふれる恰好良いボディじゃないですか(笑)。

これでGRへの物欲はひと段落しましたが、こうなると真昼の解像番長と呼ばれるメリルがますます気になったりして。あぁ物欲果てなし。





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最終更新日  2016.11.23 09:51:44
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