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神さまの乗り物である亀蛇とくれば。でかい亀・・・のような神様の乗り物といえば、熊本県の八代・妙見祭の人気者である亀蛇ですが、それでは こちらの このような ぐぉぉぉぉといった声を がなっている かのような いまにも飛びかかってきそうな こんな カメ はいかがでしょう。とはいっても、[亀蛇が妙見神の乗り物であるように]こちら の カメも ある意味 乗り物でありまして・・・じつはこのカメ。佐賀県唐津の唐津くんちの「亀と浦島太郎」曳山の亀さんなのでした。それにしてもの この亀、すごく迫力のあるお顔ですよね~。そしてこんな強そうな亀を、ロデオよろしく 片手で 釣竿を肩に余裕で 乗りこなしているのがルックがおもいっきり優男/やさおとこの、こんな浦島の太郎さんなのですから、この対比がまたまた みもの。ということで、今回は唐津くんちで見た、乗り物としてのカメの おはなしでした。亀さんのほかにもたくさんの曳山がいつでもみられる唐津の 曳山展示場には 楽しい発見がいっぱいですのでお近くにいかれた折には ぜひ。 からつくんちの曳山をして“日本最大級の漆の美術品”と 表現した友人がおりましたが、その表現にはまさに同感! 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.30

亀蛇〔きだ〕とよばれる神獣のはなし。 今年も妙見祭が執り行われたということで、そして次回関連として過去分ですが、よろしかったら。 ↓熊本県、八代市にある八代神社におまいりしたときです。見上げたお社の屋根に、こんな妖しい動物の姿をみました。 亀蛇〔きだ〕です。 八代市で毎年執り行われる妙見祭の人気者として、ガメの愛称でよばれるこの亀蛇・・首の長さ約 2.5メートル・体長 4メートルという巨大な姿で、勇壮に走り回る神獣でもあります。 亀蛇を前面にもってきた妙見祭のユーチューブは こちら 。 さて、この亀蛇〔きだ〕と八代神社のご関係ですが・・・ 『天武帝白凰九年 (六八〇年) 秋、中国から亀蛇の背に乗って海を渡って きた妙見神は、八代郡土北郷八千把村竹原津 (今の竹原神社付近) に 上陸し、約三年間仮座した。言妙見宮には、上宮、中宮、下宮がありて 上宮は延暦十四年 (七九五年) 桓武天皇、中宮は永暦元年 (一一六〇 年) 二条天皇、下宮 (現在の八代神社) は文治二年 (一一八六年) 、 後鳥羽天皇の勅願 (ちょくがん) により創建。北斗七星と北極星を神格化 した天御中主神 (あめのみなかぬしのかみ) と国常健命 (くにとこたちの みこと) がご祭神。』 という謂れがあるのだそうです。 そうなんです、つまりこの神獣である亀蛇〔きだ〕は、北極星あるいは北斗七星の化身ともいうべき妙見神の乗り物だというわけですね〔ガメラの背中に乗って移動するみたいでかっこいい!〕。 これが妙見神社の御神幸行列に亀蛇が参加している理由ということです。もうすぐ執り行われます今年の妙見祭りは こちら 。 追加といたしまして、弘化3年に描かれたという「妙見宮祭礼絵巻/青井郷秀筆」の一部をご紹介です。彩りも鮮やか、獅子舞やお侍さんといっしょの亀蛇が描かれていますよ。 11月の23日。お近くに行かれる予定の方には、お薦めの御祭礼行列です。 「古事記」「日本書紀」に、「ここは火の国、八代の郡(こおり)の‥」と いう文が残るように、八代は北極星を目印として近海航路を行き来していた 古代の海洋民族にとっての重要な港町であったことでしょう。 彼らは颯爽と亀蛇に似た形の亀甲船を乗りこなしていたのかも知れませんね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.30

スーパーな 植物、リュウゼツラン。前回の キダチアロエで連想したので、アロエの親玉みたいな/笑、リュウゼツランのおはなしになります。よろしかったら。 ↓『乾燥して薄く切った花茎は、剃刀の革砥になる。また、葉を絞った液 は、泡立つため、石鹸のように使われる。メキシコのネイティブ・ア メリカンは、リュウゼツランからペン・釘・針、縫い物や織物に使う 糸、さらには縄などを作っていた。 乾燥された葉は、燃料として使用されたり、日本の茅葺のように屋根 材にして葺かれたりする。乾燥された花茎は、柱などの建築材として も使用された。』と、いろいろな書籍に説明されてもいる南北アメリカ大陸の“スーパー”な有用植物。それが リュウゼツラン/竜舌蘭〔Agave〕です。米国南西部と中南米の熱帯域に自生し、左党には、そう、蒸留酒であるテキーラの原料として知られていますよね。〔あくまで個人的な見解なのですが〕前回のアロエとイメージが似ているかんじなので取り上げてみましたよ。そんなリュウゼツランの花茎がこちらです。 なにより大きいのも、特徴ですね。どーんっ。そして最近教えていただいたのですが、この花茎はアボリジニの木管楽器である「ディジュリドゥ」(Didgeridoo)の材料としても、使用されるとのことで 叩いてみると、たしかに・・・こんこんこんっ と、いう 素晴らしい反響音・・・まさに 良い楽器になりそうです。いじょう、ネイティブ・アメリカンの衣食住すべてに関わっていたという日本のイネともいうべき役割 を果たしていた“スーパー”な有用植物。リュウゼツランのご紹介でした。ちなみに写真は 宮崎の日南海岸を通る220号線沿線で撮ったもの。ロードパークという通称を持つ220号線のいたるところに植栽されております。 エネルギー事情に不安が生じた場合には・・・今回の北米のリュウ ゼツランや、アジアのイネがあれば、 生活に必要なかなりの部分 を代替できそうな気もします。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.25

木枯らしやキダチアロエの咲きはじめ。 木枯らしが吹き始めるころになると、めだってくる赤橙色・・。 キダチアロエ(Aloe arborescens)です。 満開よりも、これくらいの 3~4分先が 好きかな。 自生するのに適地だと判断すると、アスファルト の上のようないっけんして “土が 少なすぎだろ”みたいな場所であっても こんなかんじで、ばしばし繁殖してきます。 井戸のつるべをとるのは朝顔ですが、この場合は井戸まるごとアロエにとられちゃってます/笑。 そんな たくましさもまた、アロエの魅力 か♪ 余談ですが『朝顔につるべとられて貰い水』とよんだ江戸時代の 加賀の千代女さん。 『とんぼつり今日はどこまでいったやら』の句とあわせて、その 現代的な感性には感心することしきりです。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.20

ビロウと皇室との不思議な縁〔えにし〕。そして牛車ばかりではありません。じつはビロウにはもっと大事な使命があるのです。 前回/こちら からのつづきです。それは・・・天皇の代替わりの、 一代で一度の大祭である大嘗祭(だいじょうさい)において、ビロウが使用されねばならないと いうきまりがあること。やはりここでも使用されるのは 屋根材として。 天皇が禊〔みそぎ〕を行う百子帳(ひゃくしちょう)には屋根材と してビロウを用いることとされているのです。 祭の7日前から造り始め、5日以内に造り終えることとされる大嘗宮 〔悠紀殿・主基殿の2殿から成る〕。この写真のどこに百子帳が位置するのかはわかりませんが、とにかくこの写真のどこかに神聖とされ たビロウで葺かれた建物があるというわけですね。 以上、深夜から未明にかけておこなわれるという皇室最大にして・最 高の秘密の儀式である大嘗祭に、ビロウが彩りを添えるというお話し でした。 ということで3回にわたって話をつづけてまいりましたが以下は そのほかの気になったことなどなどを 箇条書きふーにまと めて今回のシリーズは 終了ですが・・・今回改めておもったのです けれど・・・神道の、最高司祭としての天皇という視点には なにか不思議ななにかをかんじずにはおられませんでした。 ■ 大嘗宮の建物について 『祭の7日前から大嘗宮を造り始め、5日以内に造り終える大嘗宮は 悠紀殿・主基殿の2殿から成る』と 規定されています。 ■ ビロウと天皇家 ビロウの生えていた場所で現代の天皇家は興った・・・というのは 神武天皇東征神話の有力な物証のひとつともされているようです。 ■ 呪具 / magic tool としてのビロウ ビロウの葉からは扇がつくられますが・・・元来、扇は風を司る、 不思議な力をもつツールだともいわれているようですね。竜宮の 乙姫さまや弁天さまが手に持っているものそうだと聞くと、なお さら興味津々です。 ■ ビロウの実 最近、若返りの成分をもつ物質が含まれているという理由で研究さ れているようですよ。 青島などの観光地には、土産ものとして ビロウで 編んだ 笠や団扇が 売っていたものですが、笠を かぶって扇で涼をとるというのは、なかなかに良い 縁起をよびよせそうでもありまねっ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.15

松竹梅よりも神聖・貴重とされた植物 前回からのつづきになります。 皇室というか公家社会においては松竹梅よりも貴重とされた植物があ ります。 と書くと、それはその植物は天皇家の家紋ともされた菊ではないのか・・ と思われた方も多いかとおもいます。しかしちがうんです、この植物は、Livistona chinensis こと ビロウ。いかにも南の島の海岸に生えていそうなイメージのあの植物になります。このビロウ、古名はアヂマサ。東アジアの亜熱帯(中国南部、台湾、南 西諸島、九州と四国南部)の海岸付近に自生し、北限は福岡県宗像市の沖ノ島となる植物です。 こちら 。ヤシ科の常緑高木であるビロウ。形態的には葉先が細かく裂けて垂れ下がるのが特徴です。そして幹がツルツル。天孫降臨の地とされるここ宮 崎の地では青島をはじめ、宮崎県門川町の、その名も枇榔〔びろう〕島に自生しています。 さて そのビロウ、なぜに公家社会に置いて貴重な植物だといわれるの でしょう。じつは葉の部分が特別視というか神聖視というされていたようで、代表 的な用途としては貴族の乗り物のイメージが強いあの牛車。そのなかで もとくに上級貴族の乗る牛車の屋根材として 使われたのだそうです。そういったビロウの屋根を持った牛車のことをわざわざ檳榔毛車(びろ うげぐるま)ともよんで特別視していたともいわれますから、ビロウは当時の社会においてとても貴重で高価なものだったにちがいありません。ちなみに 記録に残っているところでは九条関白家の檳榔毛車に使用さ れたビロウの葉についての記述で『牛車の屋根を葺くビロウの葉につい ては日向の国の青島よりわざわざ取り寄せた』などという部分が確認さ れてもいるようですから、いまのように交通が発達していない時代にお いてはとてつもなくすごいことだったのでしょう。いまの時代でいえば、これってこのかんじって・・・牛車って いまで いうところの高級外車みたいなかんじで うちの車は檳榔毛車で、しかも屋根材は あの青島[ちなみに江戸時 代まで神域とされ入島も禁止]からお取り寄せしているんですのよ なんて、貴族の間での持ち物自慢的な会話が交わされていたのかもしれ ませんね[笑]。そして牛車の屋根材としてだけではなく、ビロウの葉には じつはもう ひとつ、皇室行事と深くかかわっているという、ある意味 神聖な話が ありまして・・・つづく。 庶民の生活に活用されている シュロに くらべて ただあるだけで珍重されているかんじがするビロウ。 おなじヤシ科の植物なのに、ずいぶんと差があったの ですねー、とくに牛車の時代には。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.13

シュロのホウキをみた朝に。ユネスコ無形文化遺産に登録された「来訪神 仮面・仮装の神々」の関連 記事として、それらの神々のお身体を飾ることの多いシュロについての回の再録となります。2010年以前の記事ですが、よろしかったら。 ↓『シュロのホウキをみた朝に。』 早朝、地主神さまの廻りを掃除するときにつかっているシュロ製のホウキ をみているうちに連想したのは、シュロをまとった神さまたちのお姿・・・ そう、あるときは薩摩のカッパ のマスクとなり、またあるときは(日食で有名になった)悪石島のボゼの身体となり、またあるときは宇和島の牛鬼の身体を飾った植物・・ ・・・ それが シュロなのです。 こちら 。シュロ/和棕櫚。 学名は、Trachycarpus fortunei。九州地方南部に自生し、東北地方ま でも栽培されているシュロは、日本でもっとも耐寒性が強いヤシ科植物です。 そんなシュロを、日本では古来よりいろいろなモノに加工してきた過去が あります。たとえば シュロ皮ですが、はじめに煮沸され・亜硫酸ガスで燻蒸され、そののち天日で干されたあと、その後に残った繊維が利用されます(この繊維は「晒葉」とよばれます)。このシュロ皮の繊維は、腐りにくく伸縮性に富むため、笠や建築材料はもと より、刷毛や下駄の鼻緒、さらには縄や敷物、ホウキなどなど、昔からいろ いろなものに利用されてきました。 生活において日用品として利用されてきたシュロ加工品の数々・・シュロは庶民にとって、利用の価値の高いスーパー植物であったようですね。そして文頭の、河童や ボゼ・牛鬼といった『不思議なモノ』の造形に使われ迫力というかある種の凄みを持たせてしまうこと、それもまたシュロの持つ不思議な力のひとつ[ひょっとたら最大の]なのかもしれません。 ちなみに体験したなかでもっともインパトがあったのは、、旧暦7月15日にとりおこなわれるお盆の行事に登場する悪石島のボゼ! 厳しい環境の中で生きる人たちの生活の安泰と病気や悪魔払いのために年に一度この島に降り立つ来訪神ではありますが、むしろ悪魔が気の毒になるほ どの怖さでありました。追い廻され、道具をつかって体内に潜む悪魔を追い出されるといった行為をされる悪石島の子供さんたちの将来に幸あれ。注.ここまて書いていて申し訳ないのですが、ボゼの下半身につかわれてい るのはじつはシュロではなくビロウだった・・ということで、次回は シュロに引き続いてビロウ編 と なります。すみません。 エコな包装・結束資材としての将来性もありそうなシュロ。 将来有望な時代も来る・・かも。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2018.12.11
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