ミシガン・ロール症候群

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ろいろい0822 @ Re:セパハン(11/17) セパハン?ん?なになになに何??? ・…
ぐっちゃんZ @ よみとさんへ マジです。 もう要領をえずに温厚な俺も…
よみと @ ぎゃはははは! コレはマジ話デスカ!? 大概どこのサポ…
ぐっちゃんZ @ ろいろいさんへ 忘れた財布は取りに戻ればいい。 しかし…
ろいろい\( ̄0 ̄)/@ 兄さん… ところで財布忘れてない?って(´-ω-`)…ち…
May 22, 2010
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「フフフ、捕まえてごらん」
と水平線の向こうに沈む夕陽に向かって君が走り出した途端、俺が君の足を蹴手繰りうつ伏せに倒した上、関節取って
「捕まえたぞ」
ってゴルゴ13並の非常な声で宣言したらどう思う?
今の俺の様に世の中の全て信じられなくなったとしても仕方ないだろ?
彼女の車から崩れるように下りた俺は彼女に崩壊しそうな心情をぶちまけたが、彼女は知らん顔で
「その例えとわたしに何の関係があるんです?わたしはただ怖い車に追いかけられてついスピードを出しすぎた、言うなれば被害者ですよ?」
ついスピードを出しただけの被害者があんなサイドブレーキも使わない芸術的なドリフトが出来るか!だいたい君一回抜かされてるでしょ。
「主観の相違ですね」
ドライブ中の怪しげな微笑が幻だったかと疑りたくなるような顔でトボケる彼女。
「坂口さん」
そこにオキデンが口を挟んで来た。
「そんな事で興奮するより先に興奮する事があるでしょ?」
そう言って俺の後ろを指差し
「ほら女・子・大」
フオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
振り向いたその先にある女子大のあまりの神々しさに、両手の甲で目を遮りながら感嘆する。
女子大・・・その中の存在する学生は漏れなく女の子・・・なんかこちら側でさえいい香りがしている気がする。
「なにクンクンしてるんですか、やらしい」
せっかくの興奮に水を差す彼女
「クンクンなんてしてないぞ、変な言いがかりつけるのはヤメテほしいなあ」
ヤニ下げた顔を見られないように、校舎にスタスタ歩きながら誤魔化すが
「してました。それもやらしい顔で」
彼女もスタスタ俺の後ろを付いてきながら追い討ちをかける。
「主観の相違って奴だな」
とぼけたまま駐車場を横切りキャンパス内に足を踏み入れた。
T学院大学 屈指のお嬢様大学だ。
そう言えば、見かける学生達の服装がうちのクラブの女子部員と違って華やかな気がする。
かくゆう彼女の服も確か何がしかというブランドらしい。
何度か彼女に付いて服を見に行ったが、その店の名前を何と読むのかと言う段階で努力を放棄したのでブランドの名前なんか覚えてもいない。
だいたい「これ似合います?」なんて聞かれても、可愛けりゃ何でも似合うんだから、どうせならと俺の願望を言うと
「あなたの選択肢は丈が短いと胸元が開いているしかないんですか?」
と怒られる。
じゃあ聞かなきゃいいだろと思うが、それが女心と言う物らしい。
そんな女心を刺激しないように、俺は眼球だけ忙しく動かしながらキャンパスの中央にある芝生を横切り部室の前に来た。
オキデンがドアの開け俺を招き入れる。
建物の端の非常階段の下にあるコンクリート打ちっぱなしの小部屋。
その中テーブルに座り、レポート用紙にペンを走らせているとりちゃんがいた。
本来長いであろう髪を後ろで結い上げ、エキゾチックな顔立ちをより気高く感じさせている。
「おはよう。あら、他の人は?」
オキデンが聞くと
「あ、おはようございます。まだわたしだけですね」
そこまで答えてとりちゃんが俺の存在に気付いた。
「今回手伝っていただく事になった坂口さん。とりちゃん知ってるよね」
オキデンの紹介に俺も
「どうも」
と形だけの挨拶をすると、律儀にもとりちゃんは立ち上がり礼をするが、決して友好的な目はしていない。
さて、どうしたもんか・・・
話したいと言って見たものの、少なくても楽しく歓談できる雰囲気では無い。
ふと横を向くと彼女が俺を見ていた。
もしかして取り入ってくれるのか?と思ったら
「何か飲み物買ってきます。オキデン一緒に行こ」
そう言う彼女にとりちゃんが
「あ、わたし買ってきます」
と席を立とうとするが
「いいよ。レポートかいてるんでしょ。それより坂口さんが変な所を嗅ぎまわらない様に見張ってて」
ずいぶんな言われようだが、俺はあえて反応を示さない
「じゃあこれで買ってきて。俺コーヒーね」
財布さからお金を取り出し彼女に渡そうとすると、俺の顔を見ずに小さな声で呟いた。
「がんばって」
・・・まったく、弱気な顔も見せられない。
彼女とオキデンが出て行った後に残されたのは俺ととりちゃんと静寂のみ。
「何書いてるの?」
別に興味があった訳じゃない。とにかく何か言わなくちゃと思っただけだ。
「社会心理学の江藤先生から出された明後日までに提出の課題です」
そんなに詳しく言わなくても「課題のレポート」ですむ話だ。
律儀というか真面目な性格なんだなとフっと笑い
「へー 真面目なんだね」
と言うと、走らせていたペンがピタリと止まった。
「・・・そうですね。いい加減な事は嫌いです」
あちゃー 喧嘩うっちゃたかな。
しかし、これで二つの事が分かる。
一つは真面目と言われる事にどこか嫌悪感がある事と、
もう一つはおれ自身認めてはいないが、人から見ていい加減そうに見える俺にどこか嫌悪感がある事。
後者の方については慣れてるし、開き直れるってもんだ。
俺はつまらない言葉の駆け引きを放棄して本題に入る
「あの台本さ、とりちゃん書いたんだよね」
「そうです」
「いいの?俺が書き直しても」
「構いません」
「でも、かなり苦労してかいたんでしょ?」
ここでようやく俺を見て言った。
「坂口さんが書いた方が面白いですから仕方ありません」
「うんうん、真面目ってのも辛いねえ」
腕組みして大げさに同意してやるととりちゃんの顔つきが変わった。
「うん、俺も真面目だからその辛さ良く分かるよ。面白いから仕方が無い。でもさ、感情は付いてこないよね」
人間、怒りを通り越すと、心が冷たく沈み表情がなくなる。
そんな顔で俺を見るとりちゃん。
「とりちゃん、俺の事嫌い?」
「・・・いけませんか?」
低く冷たい声だ。
「いいよー 俺別にお友達作りに来たわけじゃないから」
あくびが出る程のノンキさで答えると
「じゃあ、何しにきたんですか」
「いい物を作りに来た・・・かな?だから悪いけど書き直させてもらうよ。約束しよう、君がグウの音も出ないぐらい面白い奴を書く」
わざわざこれを言う為に何やってんだろ?俺は
「・・・わかりました。よろしくお願いします」
そう言ってとりちゃんは深く頭を下げた。
まったくこの娘はどこまで真面目なんだろ。そう言われると俺の中のハードルが跳ね上がってしまうじゃないか。
ノンキそうな顔をしてるが、内心冷や汗かいていると、俺の後ろでドアの開く音がした。
彼女達が帰ってきたのかと振り返ると
「ヒィーーー!」
いきなり悲鳴が聞こえてきて、見た事の無い小さな女の娘が俺を見て
「なんで男の人が・・・」
と怯えている。
その姿が俺のスイッチを入れる
「失礼ね、あなた一年生?」
「は、はい」
俺のカマ姿には定評がある、まあ自慢できる事ではないが
「まあ、よく間違えられるんだけどね」
「え?・・・女の人?」
うむ、素直を少女だ。お兄さん好感持っちゃうぞ
「あなた女子大の定義ってしってる?」
「え?・・・女子は入る大学?」
「そう、女子大にいる学生はすべからく女性なの」
「す、すみません。わたし目が悪くって・・・」
いや、君の視力に問題は無い
「いいのよ、慣れてるから。あなたお名前は?」
「あ、三方由美です」
「そう、由美ちゃんって言うの・・・じゃあ着替えよっか」
「はい?」
「練習するなら、まず着替えなくっちゃ、更衣室は・・・」
刺すような視線を感じた。とりちゃんを見ると怒りに肩が震えている。
ククク・・・笑いがこみ上げてくる。俺ってもしかしてSなのか?
しかし、早く止めてくれないと本当に更衣室まで行っちゃうぞ、と思っていたら背後から殺気を感じた。
とりちゃんと違い全身を焼き尽くす視線だ。
振り返ると彼女が怖い顔で睨んでいた。
「ナ・ニ・ヤ・ッ・テ・ル・ン・デ・ス・カ!」
「・・・いや、これから一緒に過ごす仲間とコミュニケーションを・・・」
「人がせっかく・・・」
彼女が絶句した、これは相当ヤバイのでは・・・
「ちょっと来てください!」
そう言われ部室の外に拉致されそうな俺にオキデンが呟いた
「こうなると分かってって・・・坂口さんもしかして・・・M?」
いや俺は・・・否定しきれない自分が悲しかった。





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Last updated  May 23, 2010 01:50:47 AM
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