ミシガン・ロール症候群

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ろいろい0822 @ Re:セパハン(11/17) セパハン?ん?なになになに何??? ・…
ぐっちゃんZ @ よみとさんへ マジです。 もう要領をえずに温厚な俺も…
よみと @ ぎゃはははは! コレはマジ話デスカ!? 大概どこのサポ…
ぐっちゃんZ @ ろいろいさんへ 忘れた財布は取りに戻ればいい。 しかし…
ろいろい\( ̄0 ̄)/@ 兄さん… ところで財布忘れてない?って(´-ω-`)…ち…
June 3, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類

階段を上がり部室のドアを開けると一番奥に木下がいた。
後輩の「おはようございます」の挨拶にも応じもせずに木下の前に行き、俺に気付き後ろめたい顔をしている木下に
「どういう事だ」
いつもの砕けた感じを微塵も見せず低い声で問いただす。
「え?何の事です」
「とぼけるなよ。オキデンに電話したんだろ?何で俺に言わない」
「いや、電話しようと思ったんですけど連絡取れなくて・・・」
「それでかよわい女の子に苦情の電話か?・・・ずいぶんお偉くなったもんだな」
不安定に視線を揺らす木下を冷たく見据える。
「し、仕方がないでしょ。こう言う事はちゃんとクラブを通じて話を通してもらわなきゃ示しが付きません」
「示し?どこのヤクザだ?俺には面子つぶされたお前の嫌がらせにしか見えないぞ」
本来木下は人懐っこくて人情にもろい奴なのは俺も知っている。
部長に押し上げられて肩を張る気持ちや本来もっているコンプレックスが木下を意固地にさせているのもわかる。
だが、それとこれとは話は別だ。
「で、わざわざ出向いてやったんだ。お話をお伺いいようか?部長さん。俺の客演はなぜ許可できない?」
不規則に動く木下の視線がより不安定になる。
「ちょ、直接個人に頼むなんて筋が違います。しかも台本まで書かせて・・・」
「じゃあなぜ俺が話した時にそう言わない?」
「お、俺だけの意見じゃありませんよ。これは執行部で決めた事です」
「・・・そうか、お前らの総意ってわけだな」
俺は近くにいた三回生を見渡すと皆目を伏せる。
「やっぱり個人が外の大学の依頼を受けるのはマズイですよ。クラブとして成り立ちません」
「じゃあ俺がここと関係なければ問題ないわけだな」
慌てる木下を無表情で見つめる。
「問題ないだろ?どうせ俺は引退した身だ。後は卒業公演か追い出しコンパぐらいなもんだからな、お前らには迷惑かからん」
「そんな事いってるんじゃ・・・」
「なんだ?退部届けが必要か?」
そう言って木下を見据えると、木下は俺の意思に気付いたようで言葉を失う
「じゃあな」
そのまま振り返りドアへと急ぐ
「坂口さん・・・」
三回生の一人が呼ぶが
「世話になったな」
とだけ言って外に出る。
中庭に面した廊下を通り階段の手前まで来た時、ボギャンとサキエちゃんが階段を上がってきた。
「あー坂口さんだー」
「なんや、邪魔や言うてんのに、また来はったんですか」
何もしらない二人はいつもの様に声を掛けてくるが、人間が出来ていない俺は顔が戻らない。
いつもと様子が違う事にボギャンは気付き
「・・・どうかしはったんですか?」
サキエちゃんも心配そうな顔で俺を見ている。
「いや何でもない」
と階段を下りようとすると
「もう帰るんですか?」
「邪魔ですけど、たまになら我慢しますよ」
こいつらに心配されるなんて俺もどうにかしている。
俺はなんとか笑い
「ちょっと用事があってな」
「そうですか、また来てくださいね」
心配そうなサキエちゃんの頭をポンポンと叩き
「元気でな」
と言って階段を下りた。
今度はちゃんと笑えたのがせめてもの救いだ。
俺は階段を下りて中庭に設置されている自販機の横を過ぎ、吹きざらしの守衛室の前を通ってクラブセンターの外に出た。
ふと振り返り、守衛室の上にある練習場を見上げた。
まだ誰も来ていなくて灯りの消えているその場所がやけに寂しそうに見えた。





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Last updated  June 3, 2010 08:30:53 PM
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