「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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ろいろい0822
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Re:セパハン(11/17)
セパハン?ん?なになになに何??? ・…
ぐっちゃんZ
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よみとさんへ
マジです。 もう要領をえずに温厚な俺も…
よみと
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ぎゃはははは!
コレはマジ話デスカ!? 大概どこのサポ…
ぐっちゃんZ
@
ろいろいさんへ
忘れた財布は取りに戻ればいい。 しかし…
ろいろい\( ̄0 ̄)/@
兄さん…
ところで財布忘れてない?って(´-ω-`)…ち…
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June 6, 2010
ピシッ!
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彼女が怒っていたのは俺の事を心配していたからなのに、俺はそれとは関係ない彼女の言葉に腹を立てた。
揚げ足取りもいいところだ。
とにかく謝ろうと思うが、部室が近づくにつれて足取りが重くなる事自体、自己嫌悪が増幅される。
部室に着いた。
まだ日は沈んでいないが、建物の北側にある非常階段の下にある部室は薄暗くなっている。
明かりはついていない。
もう彼女はいないのかと覗いてみると、薄暗い部室の中で一人俯いて机に座っていた。
罪悪感で胸が締め付けられそうになった。
ドアを開け中に入ると俯いていた彼女が顔を上げた。
カタン
彼女が立ち上がった拍子にたてた椅子の音が静まり返った部屋の中に響く。
なんて声を掛けようかと考えていると、彼女が足早に俺のそばに来た。
「大丈夫でした?」
彼女が心配そうに尋ねる
「え?」
「木下さんの所に行ってきたんでしょ。ケンカなんかしませんでした?」
眉をしかめ真剣な眼差しで問いかける彼女に押されて視線を外しそうになったが、何とか堪え彼女の目を見つめたまま答える。
ウソをつくコツは第一に視線を動かさない事にある。
「大丈夫だよ。誤解を解きに行っただけだ。木下も分かってくれたよ」
俺の言葉にホッと息を吐く彼女。
「よかった・・・もしケンカでもして坂口さんがクラブに行きにくくなったらどうしようかと思ってました」
本当によかった・・・俺が嘘つきで。
彼女はここで俺の事をずっと心配してくれていたんだ・・・
そう思うと申し訳ない気持ちで一杯になった。
「あのさ、さっきはごめん」
すると彼女は顔を曇らせ俯いた。
やっぱりまだ怒っているのだろうか
「寝不足でイライラしててつい・・・」
と言おうとして止めた。
寝不足だろうが何だろうが自分の口から出た言葉には変わらない。言えば速攻で自己嫌悪に陥る。
ただ、次の言葉が出てこない。どっちにしても自己嫌悪だ。
俺がただ「ごめん」としか言えないでいると
「わたしの方こそごめんなさい]
彼女が消えそうな声でつぶやいた。
「わたし酷いこと言っちゃって・・・カッとなって思ってもない事を・・・本当です。わたしそんな事思ったことありません」
「わかってるよ」
だからこそ謝っている。
「君は俺の事を心配してくれているのに、俺は俺の事ばっかり言ってた」
俺が自嘲的にそう言うと、彼女は視線を落とし少し考えて言った
「・・・わたし憧れてたんです」
「何?」
唐突な彼女の言葉についていけない俺
「好きな人と一緒にキャンパスを歩いたり、教室で話したり・・・でも女子大だから無理だし、それどころか彼もいなかったし・・・」
「はい?」
やはりついて行けてない。
「それでチャンスかなと思ったんです・・・坂口さんが客演に来てくれれば堂々と大学の中で歩いたりお茶飲んだり出きるかなって・・・」
「それで俺を?・・・」
「それだけじゃないです」
いじけ顔の彼女に
「でも、一番の動機はこれだと」
コクンとうなずく彼女。
「ハッハッハッハ」
思わず笑ってしまった。
「反省してるんですから笑わないでください!」
真っ赤になりながら抗議する彼女
「そんな自分勝手な気持ちで坂口さんに無理させてしまって・・・呆れました?」
俺の顔色を見ながら聞く彼女に
「呆れはしないけど驚いた」
「そうですか・・・」
沈み込む彼女に
「彼氏いなかったんだね。驚いた」
「そこじゃありません!」
「君って以外にモテないの?」
「身持ちが硬いと言って下さい!」
ムキになる彼女に
「たとえどんなに身勝手な理由でも、君が俺を誘ってくれた事には感謝してる。本当だ」
彼女の顔がゆっくり上がって行く
「その機会をどうするかは俺次第だ。だから俺は俺の為に多少の無理はする。いいね」
彼女は少し考えて小さくうなずいた
「それと、君が言った言葉は君は取り消して謝ってくれた。俺は君がそんな事思ってないとわかってて怒鳴った。それについては謝る・・・ごめん。これで全て解決でいい?」
「はい」
今度の返事はさっきより大きく、しだいに安堵の表情に変わっていった。
「よかった・・・わたしの我が侭でみんなに迷惑かける所でした。これであなたがクラブの人と喧嘩でもしてたら、わたしあなたと会えないって思ってました」
・・・それを忘れてた・・・
「俺はそんなに馬鹿じゃないし大人だぞ?」
つまり馬鹿で子供で、おまけに嘘吐きって事だ。
「そう言えば卒業公演とかどうするんですか?」
「やるとしても来年に入ってからだから問題ない」
出来るだけ優しく笑うとする俺を彼女はなぜかジッと見つめている。
「何?」
「本当に喧嘩してないんですよね?」
危うく固まりかけた表情を何とかキープする事に精一杯だった。
ペンタゴンが女のカンを軍事利用しようとしているって噂もあながち嘘じゃないかもしれない。
「なんで?喧嘩なんかしてないよ」
「なんだか寂しそうでしたから・・・」
視線を外さない事と、もう一つ嘘をつくコツ
相手の言葉をやんわり反らし微妙に話を変える事。
「そうか?俺はもともと小ウサギ並に寂しがりや屋なんだ」
すると彼女は俺の胸におでこを付けて言った。
「大丈夫です・・・わたしがいますから」
彼女との距離は0センチ
手を前に回せ彼女の腰に回り熱き抱擁が完成する。
でも、それはひどく卑怯な気がして、俺は電信柱のように突っ立っているだけだった。
「みんなの所に行こうか?もう練習始まってるだろ」
「そうですね」
名残惜しそうに俺からはなれた彼女と一緒に部室を出る。
練習場所は本校舎の二階にある講義室の一室で行われている。
キャンパスの中心にある芝生を歩きながら
「腕でも組むかい?憧れなんだろ」
とからかうと
「こんなに明るいと誰が見ているかわかりませんから今度にします」
「でも、暗くなると腕を組むだけじゃすまなくなるぞ」
すると彼女が
「あの、みんな男の人に免疫がないですから、そんな調子で大丈夫ですか?」
と心配げにしているので
「大丈夫だって、4人兄弟末っ子長男の協調性がどんな物か見せてやんよ」
そんな話をしながら練習している講義室に着いた。
後ろの入り口から入ると、もうすでに始めている。
俺と彼女は後ろの机に並んで座り、しばらく見学しているとオキデンが頭の上にクエッションマークを付けて俺を見た。
俺は親指を立てて無事話が終わった事を伝えると、オキデンはコクンとうなずく。
さすがオキデン。話が早くて助かる
オキデンが手を叩いて練習を一時中断してみんなに言う。
「今回客演で出演してくださる坂口さんです。みんな知ってるよね?」
みんなと言ってもそこにいるのは三人だけ
とりちゃんは無表情で、由美ちゃんは怯えるように、もう一人は良く知らない娘。
おや?もう一人キャストがいるはずだが?
俺の疑問をよそにオキデンが
「坂口さん。練習見られていかがです?意見があれば言って下さい」
「言っていいの?」
「どうぞ」
じゃあ挨拶代わりに軽く気になる所でもいってお茶をにごそう
「セリフの言い回しとかは始めたばかりだから今言うってもしかたないけど、誰かのセリフの後、自分の番だって予備動作もなしに前に来てセリフを言って元に戻る・・・これね、世間では・・・」
ここで言葉を止め一人一人を無表情で見渡した後
「学芸会って言うんだよ?」
ピシッ!
あ、空気が凍った。
横を見ると、さっき「わたしがついてます」って言った彼女すら50センチほど身を引いている。
いきなり四面楚歌?
まだ始まったばかり・・・ガンダムで言うところの
アムロが連邦の新型モビルスーツに乗り込み
「こいつ・・・動くぞ・・・」
って段階で?
テムレイエンジンの性能並みの、俺の協調性の威力に俺はただ驚くばかりだった。
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Last updated June 6, 2010 04:21:19 PM
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