気が付けば、楽天市場に正式出店してからはや１ヶ月が経ちました。

早いとか遅いとか感じる余裕すらなく、この１ヶ月が長～い１日のような気さえします。

楽天市場出店以来、平均睡眠時間は３時間。とにかく得られる情報を片っ端から吸収し、

出来ることから順番にこなして行き、楽天から新規出店者宛に来る
スタートアップキャンペーンのスケジュールに追い立てられながら
見よう見まねで何とか１ヶ月やってきました。

と、ここまでやってきて僕は一つの答えが出た気がします。

　「楽天の言う通りについて行くのは１ヶ月で十分。」

楽天市場に出店直前の僕の考えはこうでした。

“とにかく３ヶ月は楽天の言う通りにやってみよう。楽天には楽天の売り方がある。それに関しては楽天の方が圧倒的な経験とノウハウがある。言われる事を完璧にこなせばおのずと結果は付いてくるはず”

しかし、これは間違っていたようです。

僕はこれまでいろんな事にチャレンジし、沢山失敗しましたが、幸いいつも間違いに気づくのが早く、ロスは最小限に留めてきました。

例えば・・・

大学は２年で中退。。。とにかく楽し過ぎました。。。４年もいたらバチが当たる・・・と。
株式投資で一度だけ大失敗。。。でも同じ失敗は二度と繰り返さない。その後は株式投資では一度も負けたことはありません。
初めて車を買って間もない頃。飲酒運転で自損事故。幸い相手がいなかったので、自分の車が大破しただけで済みました。それ以来飲酒運転は絶対にしません。。。
何の告白をしてるんだか。。。

で、今回も、当初“まずは３ヶ月”と思って必死になって楽天の言われるがままに走ってきましたが、１ヶ月経ってみて、

　“１ヶ月で十分だ。３ヶ月もこれを繰り返す必要はない”

という考えに至りました。

具体的に言うと・・・この図。

この図は、楽天に出店する前から事あるごとに登場し、意識に植え付けられます。

この図が正しいのかどうかは初めて飛び込んだ新参者には知る由もありません。

当然、この図を頭に叩き込んでがむしゃらに言われるがまま、頑張るんです。

その結果どうなるか。。。もし、これを３ヶ月続けたら・・・

「夏目家」に関して言えば３ヵ月後には、“余命あと３ヶ月”になるでしょうね。

８月中旬には次の３ヶ月に突入するのですが、出店料は７月中旬には納めないといけないんです。７月中旬って、もうスグです。ですから、この時点で退店の決断など、下せる訳もなく、当然契約更新する訳ですが、次の３ヶ月で理想的な利益が出なければその次の３ヶ月を乗り切る体力はなくなります。

楽天の資料によると、「今年１月から３月までの退店数は８３６店。全体（１万５７８１店）の５％にあたる。一方、新規出店数は１４６０店。」だそうです。単純に新規出店の半分以上の店が辞めていくんです。

では、なぜ、楽天の言う通りにやっていてはダメなのか。

簡単なことです。

「経営者が誰かの言いなりになってて、会社を守れますか？」

これは、社会の常識です。“楽天市場の中”だって例外ではありません。

「自分で考える」んです。

ぼくは、楽天市場を退店する気はありません。

意地でもここで勝ち残って行きます。

その為にすべき事は「楽天の言うことを聞く」ではありませんでした。

「お客様の言う事を聞く」

思い返せば夏目家は何にもないところから全部、お客様に教えてもらいながらここまで来ました。このブログで全部教えてもらいました。

最近、発送するダンボールにメッセージを書いているのですが、それをお客様が凄く喜んでくれます。これは、ご存知のように、このブログで皆様がくれたアイデアです。

これが、理想だったんです。答えはここにあったんです。

楽天市場は凄く魅力的な場所です。

とにかく集客力が凄い。大人気のデパチカに出店しているようです。それでいて家賃は５万円程度。デパチカに出していたら１０倍じゃ済まない。

では、ここで生き残る為に夏目家が決めた事。

１．送料無料は絶対にやらない。（プレゼントとして限定数名はやります）

２．ショップ負担のキャンペーンには乗らない。

３．餃子以外のプレゼントはしない。

４．オークション・共同購入を最大限利用する。

５．独自のキャンペーンを展開する。

６．全ての行動において“楽天税”の“節税”を念頭に置く

７．標準価格を値上げする

それぞれについては全て理由があり、これが夏目家の生きる道となります。

最後の“値上げ”についてだけ、説明させて頂きます。

夏目家は豊橋の店頭では１パック７５０円で売っています。直売です。

これよりも安く“他所”で売っているのはおかしい。

地元の人が一番安く買えなければおかしい。

だから、ネットでもどうか７５０円で買って頂きたい。

その為に定価を上げて、平均売価を７５０円まで持って行きたい。

更に言うなら、うちの餃子は実質６００円を割れた金額で売ると

楽天出店料や売り上げに対するマージン、ポイント負担、決済手数料などで

“ 赤字 ”になります。赤字で売り続ける意味はありません。

最近では店頭でもネットでも“１パック７５０円は安いよね”と言って頂ける

機会が多くなりました。kisaraさんは始めっからそう言って下さっていましたが。

確かに７５０円でも安いんです。儲からないんです。でも、７５０円で沢山売れたら、

ちょっと儲かるんです。ちょっと位儲けてもいいですよね。

すっごく長くなっちゃいましたが、これが僕の“開眼”です。

いろんな意味で楽天は勉強になります。今度７月２０日は名古屋でセミナーに参加します。

ここでまた、意見が変わるかもしれませんね。

そうそう。現在、第五章。これは３ヶ月は続けるつもりでしたが、そういう訳で第５章は今日で終わりです。

次回からは、 『第６章 夏目家流！楽天市場の繁盛店へ。』 になります。（＾＾）

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