天皇制を考える
2017-6-9
(はんぺん)
以前から、何回か、天皇制について取り上げてきたように、僕は、基本的に天皇制は、国民にとって「百害あって一利なし」だと思っている。
この民主主義の時代に、上下関係のある階級制度が存在すること自体が、不合理だ。したがって、憲法第 1 章の「天皇」も、人類の未来には、
そぐわないと思える。この第 1 章は、廃止されねばならない。
天皇の「犯罪的役割」は、各方面から何度も語られてきた。そう、あの太平洋戦争での「ヒロヒト」の果たした役割だ。
(彼にとって)幸か不幸か、彼は、多くの日本国民の命を左右できる立場に置かれていた。
そして、太平洋戦争の帰趨は少なくとも 1944 年 7 月に「絶対国防圏と目されたサイパンの陥落でおおよそ決まっていたのに
なぜ、その戦争の終結までに 1 年以上もかかってしまったか!!!
そのことで多くの人命が失われた。 これを天皇の責任以外の何物でもない!!
強がりを言う大本営の参謀達を押さえつけ(=時間稼ぎせず)、半年前(昭和20年2月迄)に降伏していれば、フィリピン、硫黄島、沖縄で
50万の兵士は助かり、悲惨な世界戦史上な尤も愚劣な特攻(死者約1万人)もせずに済み、本土爆撃(死者20万人)、原爆投下(死者10万人)、
ソ連参戦による満州、朝鮮、樺太、千島列島の占領(ソ連軍に抑留後の死者約8万人)も受けずに済んだ。
つまり日本は半年早く負けて(降伏して)いたら約100万人ちかくの国民は助かったはずである。
天皇の「戦争責任」は、果てしなく大きいのだ。今でも、「天皇は、平和主義者だ」などという、ばかげた主張をする学者やマスコミが
存在するが、白を黒という類(たぐい)の暴言だと断言できる。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)
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