生理的に嫌だ と思う人は、基本的に「天皇制反対」だと思うし、それは、僕も同じだが、他人に自分の主張を訴えるときに、この言葉は、無いだろう。
学生時代は、(何でもできる)という思い上がりがあったと思うし、(何でも言える」という錯覚もあった。
講演会でも、著書の中でも、常に受け取る立場に納得のいく説明が必要だ。
生理的に嫌だ という表現の中に、 2 者択一の単純さが、垣間見える。
オール・オア・ナッシング の世界だ。ことは、そう単純ではない。
70 年代安保の時代、セクト間の論争の中に、こういう 2 者択一の議論が横行していたように記憶している。物事の単純化やレッテル張りは、わかりやすいので、相手をやり込めるのに都合良く用いられるが、真摯に誠実に議論をする態度ではないし、生産的ではない(消耗戦になる)。
辻本清美さんには、かって、あの北朝鮮による拉致事件がクローズアップされて マスコミなどで、北朝鮮の無法ぶりが糾弾されたときに、「日本も戦前には、朝鮮半島を植民地にして、ひどいことをしてきた。その謝罪は、まだ終わっていない」と まったく関係のない事柄を持ち出して、実質、北朝鮮非難を避ける立場を鮮明にしたことで有名だった。
もとより、拉致問題と朝鮮併合とは、独自の問題であり、関連性はまったくないのだが、無理やり関連させて、(北も悪いが、日本も多くの悪いことをしてきた)というのだから、どう考えても無理がある 。
どうも日本のリベラルの中には、リーダーとしての資質に欠ける、思い込みや偏見に基づいた唯我独尊的な態度や主張が、往々にして見られるのは残念。
慰安婦問題や、韓国併合などの実態についても、わかっているフリをせず、真摯な再検証をするべきだろう。
福島瑞穂氏(前社民党党首)が、弁護士時代に韓国に渡り、慰安婦たちに「ねつ造証言指導」をしたことについて、いまだに一切の説明・弁解が無いのは、不自然を通り越して、不信疑惑の域に達している。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)
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「辻元清美さんは皇室を『生理的に嫌だ。同じ空気を吸いたくない』と書いた」日本維新の会・足立康史氏が攻撃
2017.6.8
産経デジタル
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