歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2016.03.25
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カテゴリ: 一日一首

♪ 松脂が防寒ズボンに付着して帰途の車中にてかりてゐるを







 枯葉が積もって日が当たらなくなった下枝と葉っぱが、日照不足で枯れてしまっただけで、松そのものは元気なのだ。

 当初は、きちんと庭師が入って剪定されていたらしい事は、枯れた枝の枝ぶりを見れば良く分かる。その枯れてしまった枝々を見ると、剪定されて自由に伸びることを抑制された松が、如何に不自然な苦しい状況を強いられていたかが良く分かる。




 剪定の枝の手前から伸び出した芽がぐんぐん伸びていき、落とした葉がその剪定で細かく枝分かれした部分に乗り、密集した枝から下へ落ちることなく堆積してしまったのだ。そうなっては呼吸も出来ないし日も当たらないので、枯れてしまったという事らしい。

 その枯れた枝と枯葉を取り除き、天辺の徒長した太い幹をカット。剪定という様なレベルではなく単に枝の掃除をし、手の届くところの伸びきった枝先をカットしたに過ぎない。



アンコールワット
 人間の勝手な行為が植物の自由を奪い、コントロールでき亡くなった時に見せる植物の反撃。抑制できなくなった植物の凄さは、アンコールワットでも問題になっている。




 脚立の高さ(1.8m)ではとても届かないし、幹から手を伸ばしてもまったくダメ。みっともないこと甚だしいが何とも致し方ない。この不格好な松を見ていると、放任されて育った中年パラサイトのようにも見えてきた。恨めしい限りだ。


 防寒ズボンに付いた松脂は、「タイフレッシュ・エース」という強力な洗浄剤で簡単に落とせることが分かった。布に滲みこんだものは無理かもしれないが、防寒ズボンは浸透しない化繊の布地なのでそれが可能なのだ。それが分かってからは、安心して松脂が付こうが何しようがへっちゃらだ。



 「タイフレッシュ・エース」は歯医者など医療用の器具洗浄剤で、器具類を、サビからがっちりガードし、 血液、脂肪、バクテリアなどに対してすぐれた洗浄効果を発揮するもの。血液なんかサッと無色になってすぐに落ちてしまう優れもの。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2016.03.25 07:54:34
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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