♪ 震度1その後に来る何ものかを恐れる吾は東海の民
小さな揺れの後に、ドカーンと大きいのが来やしないかと、しばらく固まっていた。たまたま二階の仕事部屋に居たので、一階に居るよりは安全ではあった。
わが家は築80年以上でとても古いが、耐震補強はしていない。
TVで、耐震実験の様子を観た。補強済みの家が大震度の揺れに一度は耐えられたが、二度目の揺れで倒壊してしまったという映像だ。
倒壊した家のほとんどは、南側の窓のある開口部側に倒れているという。壁がないため弱いのだ。その部分に一気に力が集中してぐしゃりといってしまうらしい。縦に長い二階建ての家は本当に脆い。
我が家は、改装した時に壁だった南側をぶち抜いて掃き出し窓を設けてある。屋根にもどっさりと瓦土が乗っかっていし、二階には家具や本や木製のベッドが二つあってかなりの重量がある。大きな揺れが長く続いたら一たまりもないのである。
余程の補強をしない限り焼け石に水じゃないかと、半ば諦めている。
日本全国では、過去100日間でこれだけの地震が起きている。驚きだねえ。
鴨長明は方丈記の中で、自然災害の多いこの国では何時でも移動できるように、小さな家を住まいにした方がいいといっている。大地震や大火を経験し、家・財産を簡単に失ってしまう様子を見て来て、ヤドカリの様に身の丈に合った家に住むべきだと達観したようだ。
この国では何度も大きな災害に遭っているにも拘らず、持ち家に拘るのは何故なのだろう。「一国一城の主になることが男の甲斐性」という風潮が抜けないかのようだ。
家賃が高いということも原因にひとつかもしれないし、元来が土と木と紙で出来ている家である日本家屋のその住まい方にも根源的な理由があるのかも知れない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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