歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2017.09.12
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カテゴリ: 気まぐれ短歌

♪ 眼の底を覗かせてよという女医の暗くて見えない眼を覗き込む





 そんなこんなで以前掛かっていた眼科に行って来た。数年前に立派な建物に建て替えて、デイケアセンターまで併設する様になっている。どんな感じになったなのか知りたい気もあった。

 建て替える前は、新しい機械を使うための検査をやたらにやりたがるので敬遠していたが、この新しい医院のための設備投資とそれに合わせた収益アップの為だったのかと、不満ながらも納得していた。

 午後一番の診察は4時からなので、それに合わせて家を出る。朝のウォーキングで9,800歩ほど歩いているが、30分で行ける距離なので歩いて行った。


こぶしの実がきれいなピンクに色づいている。

 すでに車が9台ほど停まっていた。受付をし看護師がカルテを見て、5年振りですねと言う。そんなに経っていたか、早いもんだなあと。

 受付は15番だった。月曜日の割に空いている。広い待合室の患者もチラホラ。
 じきに呼ばれて、眼圧の検査、視力の検査。視力は落ちているかと思ったが、左の中心の画像が歪む方は逆に少し良くなっているという。そんなはずはない。多分、目の方が歪むものを見るのに慣れて、検査表の記号を読み取るのが上手くなっただけだと解釈する。

 5年前の最後の訪院は、「瞳孔を開いて眼底を見せてください」と言われたまま行かず、そのままになっていたらしい。で、「今回は瞳孔を開く目薬をやりますか?」と聞かれ、今回は目ヤニと左目の突っ張った感じの診察だけで良いと答える。

 次に、その画像が歪む眼底の断層写真の撮影。
 「21日、22日、24日は院長が不在です、ご注意ください」との張り紙があり、「院長の診察が希望の人は前もって申し出てください。そうで無いと希望には添えません」旨の注意書きもあった。先生が何人いるのか聞くと、4人が交代で診察に当たっているという。以前は院長と二人だけだった。

 間もなく診察室へ。思ってもみなかった女医だった。久し振りに院長の元気な声とサーフィンで日焼けた顔が見たかったが・・。
 カルテを何回も繰って私の病歴を確かめている。あれこれやり取りがあって、「やはり瞳孔を開いて眼底を診ないと」と言い、一週間後に来てくれと言われる。

 目ヤニは結膜炎でしょうと言って「殺菌の目薬、炎症を抑える目薬」を処方された。ツッパリ感は炎症のせいでしょうとの事。



 支払いを済ませると、明細にやけに沢山の項目がある。こんなに色々やってないが・・。まあ嘘は書いてないのだろうが、持ち前の好奇心が不明のままを許さない。
 ネットで簡単に調べられる。

細隙灯顕微鏡検査


 これなら必ずやる検査だ。細い光を当てて、まぶた、角膜(黒目の表面)、結膜(白目の表面)、虹彩(茶眼)、水晶体(レンズ)などの傷や炎症、そして緑内障、白内障など、多くの目の病気を診断するらしい。

 瞳孔を開いて診る場合は、強烈なライトを当てて眼球を上下左右斜めに移動させて覗き込む検査をするが、今回はそれは無しだ。


角膜曲率半径計測



 これは眼圧測定と合わせて、必ず一番最初にやる奴だ。

 「屈折検査」は近視や乱視を調べるもの。これも気球の画像の機械で検査するらしい。
 赤外光を鏡で反射させて網膜に当て、網膜にあたって反射した光を集めて円形のリングにして、 あらかじめ器械で計算したおいた理想の円形と、 測ったリングの形と比較して、眼の持っている屈折度数を計算するものとか。
 この数値をもとに、視力矯正に必要なメガネ等の度数を計算します。


眼底三次元画像解析(OCT)


 もう散々見せられている画像だ。網膜のむくみの程度や出血の範囲、深さなど見る。
 高血圧や糖尿病などに合併する眼底異常や加齢黄斑変性などを記録解析し診察室で画像を見ることができる。網膜の厚みを測定し緑内障の精査も可能らしい。
 OCT検査によって発見できる病気
   ・糖尿病性網膜症
   ・糖尿病性黄斑症
   ・黄斑浮腫
   ・網膜静脈閉塞症
   ・加齢黄斑変性症
   ・黄斑円孔
   ・黄斑上膜
   ・網膜前膜
   ・網膜硝子体界面症候群
   ・中心性漿液性脈絡網膜症
   ・緑内障


 なるほどみんなやった検査だ。5年前と同じ事をやっているわけだが、その頃はそんなに疑問にも思わなかったんだね。
 3割負担で、2,720円、目薬代460円。〆て3,180円也。2時間ちょうど掛かった。

 別段な悪い病気や不都合なこともない事が分かり、何だか急に眼が良くなった気がして来たりする。人間なんて単純なものだ。医者の一言で、元気にも鬱にもなる。
 名医が代わるがわる悪い嘘の診断を下すと、正常な人を簡単に病気に出来るというから恐ろしい。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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最終更新日  2017.09.12 15:29:21
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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