歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2020.12.15
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カテゴリ: ちょっといい話

♪ まだるっこい手順をさえも楽しみぬ時が醸してゆくものがたり

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 爺さまが手作りのノートを置かせて頂いている、名古屋市熱田区にある喫茶店ミュージック・アーデン。最初に買って頂いたお客さんから手紙を預かっているというのを聞いて、取りに行ってきたようです。
 その手紙というのがとても気が利いていて、短歌が一首したためてあるだけの簡潔なもの。
 爺さまが短歌を詠んでいることなどオーナーもだれも知っているはずが無いのに、短歌で繋がったという不思議なご縁を感じている。単なる偶然と思えばそれっきりだけれど、縁と捉えてしっかりと受けてめる方が楽しいといういうのが爺さまのいいところ。

 それで、あまりしたことがない返歌というものを、どう詠んだらいいものか分からないまま一首作ったようです。頂いたのが、小型の便せんにきれいな毛筆で書かれていたこともあって、こっちもPC印字のものでは失礼だし面白くない。それで手書きで認めることにしたらしい。

 達筆な毛筆とはいかないし、練習して書くのもまだるっこい。“下手も味のうち” と頑迷固陋を知りながら、いつもの狷介不羈の心意気で、よくやる “棒の先に墨汁を付けて書く” という荒手を使ったようです。ま、本人は気にいってる方法なのでうきうきしながら書いていた。
 2~3枚書いたのかな。最後の一枚がまあまあだったので手を打ったようです。


♪ 笹舟が時の流れをゆく朝(あした)添いて光の流れゆくみゆ

 これをスキャンして、メールに添付(連絡先も何も分からないので)する形で、店に送信。それをプリントアウトして、本人に渡してもらうという手筈になっていたらしい。
 アナログとデジタルの合わせ技。“コロナを背景にした今風のやり方” と言えるんじゃないのかな。封筒に入れて渡すという手もあったけれど、手紙を預けられたのが10月25日なので、すぐにでもお渡ししたかった。

 こういうことを蔑ろにしないで、面白がって楽しんでやるのが爺さまらしいところ。

””

 玄関が少しばかり模様替えしてあった。梵字の壁かけに替えて僕らの仲間をモチーフにした染め布が掛かっている。
 ちょっと不出来のために売ることなくどこかに仕舞い込んであったものらしい。ゴールドは爺さまのラッキーカラーだから、これで運気も上がるんじゃないの。

【このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。
 タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。】






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最終更新日  2020.12.15 10:10:23
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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