歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021.05.15
XML
カテゴリ: 心 想い

♪ 神さまを信じることも知るもなくせめて自分を信じてやらん




 今の社会には哲学がない。すべての分野において言えることで、そこには信じるという最も重要なものが生まれ得ない。信じられないから何も信用できない。宗教にさえ哲学がない。そのため、無為で空疎なことばが呪文のように繰り返されるだけ。医学にしても、根本に哲学が無ければ恐ろしいことになる。政治の世界も言うに及ばない。



「信じるということは仮定形の上では成り立たない」。今まさにこのことが、政治と政治家に付きつけられている。信じるに値しないという諦念が国民の心に蔓延っていて、心と心がつながらずにカオスのような状態のまま時間だけがいたずらに過ぎてゆく。

 哲学のない政治ほど国民にとって不幸なことは無く、また恐ろしいものはない。新型コロナがリトマス試験紙のように現実社会を色分けして、その実態があぶりだされている。何が一番重要かが追いやられ目先の事だけに囚われて、小手先だけで誤魔化そうとするのを、嫌がおうにも見せつけられている。

 今この日本で、神の存在を信じている人が何人いるだろうか。信仰としての伝統行事は形がい化し、心を満たすためのものにはなり得ずこころの拠り所でさえなくなっている。
 神は願いなんか聞いてはくれない。脳内のオキシトシンみたいな存在で、自分の内面を磨いて醸成させていく他はない。それは、言ってみれば哲学を持つということに他ならないのではないか。

 心をピュアにしていないと「神」は現れない。必要とする人には見えず、必要と思っていない状況の中に突如現れて、「神」は本当はいるのですよと語りかけて来る。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.05.15 07:36:27
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

sunkyu

sunkyu

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

◎たまに見るページ

一減一増。捨てネコを保護 2011年9月19日
胸は男女の象徴としてあり 2015年2月12日
好きこそ何とか、ものを創るとは好きを極める事 2015年4月22日
文字の持つ多様な姿 2015年7月27日
他人を寄せ付けるか、あるいは自分が寄っていくか  2015年10月8日




コメント新着

sunkyu @ Re[1]:★ 雨上がりの緑陰の中を歩く 短歌10首(05/08) rankoさんへ おはようございます。返信が…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: