歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021.12.17
XML
カテゴリ: 観察

♪ 一生で一番高い買い物の出来ゆく様を一期とて観る


 二軒とも土台を見ると在来工法でも「木造軸組工法」という日本で古くから発達してきた伝統工法を簡略化・発展させた工法なのは分かりますが、基礎の構造が昔のものとは全く違う。


拡大します

 伝統工法では礎石の上に柱を並べる構法が採られていたが、今は布基礎(防湿用または耐圧盤のコンクリートが敷設されている)というものが主流になっているらしい。鉄筋とコンクリートで「基礎」を構築し、柱は下部で「土台」と呼ばれる横材に接合され、基礎と土台をアンカーボルトで固定する。このため、地震に際しては揺れを逃がす伝統工法に対して慣性を全て受け止めることになり、ホールダウン金物や羽子板ボルトなどによる補強が不可欠となる。

「ベタ基礎」を誤解していて、布基礎の欠点を補う湿気対策や耐震性など強化した、基礎全体をフラットにし、荷重を分散させ地盤やスラブに伝えることができ、不同沈下に対する耐久性や耐震性を増すためのもので、床下全面が鉄筋コンクリートになるので防湿対策にもなるが、一般住宅で使われることは少ないらしい。

一軒目とほとんど同じように進んでいるが、コンクリのないところに補助金具が入っているのは知らなかった。



 一軒目の方で防腐剤を塗布していた時、「白アリにも効果があるのですか」と聞くと、「そう書いてあるけど、あんまりじゃないのかなぁ」と言葉を濁していた。二軒目でもやっていたので同じかと思ったが、ここには看板が立てられてた。料金に違いがあるのかもしれない。

 分厚い保温材が全体に入れ込んであり、その上にコンパネを敷き詰めている。これで終わりかと思いきや、この上に透明なビニールを前面に敷き詰めていた。ここまで湿気対策が取られているとは、ちょっとびっくり。

 ここでも玄関を入った部分はやはり同じ施工になっていて、土が入れられコンクリが打たれて保温材が周囲に入り、その上にまたコンクリを打って仕上げてある。それにどういう意味があるのかよく分からない。


画面上(奥の部分)が玄関、右はボイラー(給湯器)の設置場所らしい

玄関の階段は後から作るんだね。

 今朝は夜来の雨の残る中、一軒目の足場組が始まっている。8時過ぎには雨も上がり、今日中に終わるのでしょう。シートで覆われた床の上に建築材料が積んである。シートの上に積んであるのは、雨の予想もあってそうぜざるを得なかったのだろうか。



 モデルハウスと二軒の住宅とも、土台の周りにはシートが敷かれている。何のためのものか聞いたら、雨が降ったりしてぬかるんだりすると靴が汚れ、何かと都合が悪いので養生してあるのだとのこと。なるほど確かに、雨が降ってぬかるんでは仕事に支障が出るし、新築の家がどろだらけになっちまう。いい勉強になるわ。

 昼前には足場組が終わり、もう一軒の方の資材も運ばれてきた。二軒ともほぼ同じ時期に施工完成ということになっているようだ。
 部署によって材料の木の種類が違うのが、色の違いでよくわかる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.12.17 12:02:16
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

sunkyu

sunkyu

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

「アーカイブ」
◎ Ⅰ  短歌
◎ Ⅱ  知っていて損はない話  健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ  自然界 地球 異常気象など

コメント新着

七詩 @ Re[4]:★☆ ロスオリンピックと5千人のホームレス(08/12) sunkyuさんへ コメントを待っております。…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: