♪ 大声で呼ぶ声はなくよわよわと静まる猫の背の柔らかさ |
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ピピの容態が芳しくない。食欲がなくなってキャットフードはほとんど食べずマグロの刺身だけ食べていたが、それも受付けなくなった。体力が落ちて歩くのも覚束ない状態になってしまっている。 ゆっくり静かにすすむ病気で気づいた時はもうステージ3だという。腎臓病は治らない病気。点滴で延命させる方法もあるが、それが猫にとって幸せなこととは思えない。大の猫好きのカミさんがかいがいしく世話をしている。私は声をかけてそっと見守ってやるしかない。 *ステージ3 老廃物や有害物質の排泄ができなくなり、尿毒症が進みます。血液中に尿毒素が入り込み、 口の中や胃の中が荒れ、口内炎や胃炎になりやすく なります。「食欲がない」「吐く」といった症状が見られ、飼い主もやっと異常に気づく段階です。腎臓の機能は10%程度まで低下してしまいます。 *ステージ4 尿毒症が進み、残存腎機能も5%まで低下してしまいます。積極的に治療しなければ生命維持が難しくなります。 階段の上り下りが難しくなったので、カミさんが抱えて下ろしトイレをさせて水を飲ませたりしている。そしてまた、一番落ち着く私の仕事場の机の上に戻してやる。 声を掛けると尻尾を振って、反応を返してくる。(今朝7時過ぎ) 怪我を悪化させて死期が近づいた猫は誰にも見られないところへ隠れて死んでいくと聞くが、飼い猫はそんなこともない。介抱している家族の手の中で息を引き取ることがほとんど。今までに2匹の猫を看取っている。 ギンちゃんに甘えるピピ(2011・10・2) 保護した当の本人(次男)に電話しておいたら今朝やって来て、言葉にならず無言で眺めていた。後になって、「意外と元気そうじゃん」とつぶやいていたらしい。そんなに弱ってはいないようにも見えたらしい。 ピピは命の恩人をとてもよく憶えていて、三つ子の魂何とやらで他の家族とは甘えようがずいぶん違う。そんなピピの相手をするのも満更でない次男は、よく遊ばせてやっていた。家を離れてからもやって来ると、お互いにやけに嬉しそうにしていたものだ。 まだ11歳だからちょっと早すぎるが個人差がある寿命だと思って、出来る限りの世話をしている。猫を何匹も飼っている姉は、「食べなくなると、あと4~5日だねぇ」といっているらしい。でもまだ意識もしっかりしているし、傍で見る限りはそんなに衰弱しているようには見えない。 我が家に拾われて、猫好きに囲まれての11年。世界一幸せだったはずだよなぁ、ピピよ。 |
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