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”のび太~、おやつの時間よ~……”………。…。う、うぅん…。気付くと彼は、煎餅のように固く閉ざされた布団の上にいた。身体が鉛のように重くて冷たい。時計にチラリと目をやると、もう3時過ぎ。少し長めの昼寝をしちまったようだな…。それにしても嫌な夢だった。逃れられない幾重もの重厚な鎖を引き連れるようにしながら、俺は階段の一つ一つをゆっくりと下ってゆく。ネコ型ロボットのBlueが、居間で”どら焼き”を頬張っていた。”もう、のび太クンったら…。いっちゅも、いっちゅも…”ちとおせっかいに過ぎるのが玉に傷だが、頼りにもなる、この愛すべきポンコツロボットの”お説教”に愛想笑いを浮かべながら、俺もおやつを流し込むようにして口の中に放ると、アイツらの待つ、いつもの空き地へと向かったんだ。土管が積み上げられた小さな広場。そこに辿り着くと、音痴なデブがこっちを見て、こう言ってきた。”おい、遅ぇじゃねぇか。のび太のくせに生意気だぞ”のび太のくせに、ってのはどんな言いがかりだい?そう思ったが、お決まりのphraseを飽きずに呟くコイツが、最近、何だか凄くチャーミングに思えきたんだから、人間ってのは分からないものさ。その横にいる金持ちの出っ歯が使っている”ラジコン”は、俺へと向けられた、欽ちゃんバリの真っ直ぐな”フリ”。だから、こう言ってやるのが正解なんだ。”ねぇ、僕にも使わせてよ…”すると、デブと出っ歯が、ネタ合わせ通りの展開と、マナ・カナをも脅かしかねないような一糸乱れぬシンクロで、こう言ってきやがる。”のび太は、ダメ~!!!!”ベタだな…、俺は心の中で苦笑いを噛み殺しながらも、これは志村ケンのコントみたいなもんで、予定調和が主体だからこれで構わねぇんだ、と思い直す。それに、これも結局はビジネスさ…。サービス精神という”プロ意識”を心に隠し持ちながら、俺は強い眼差しで、前方を見つめていた。桜並木の向かい側からは、彼女が歩いてくる姿があった。広場にいる皆が、君を祝福するようにshoutしたよ。”しずかちゃんも一緒に、遊ぼうよ~♪”また会えたね、ハニー。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。 【ドラえもん哲学・概論~のびのび太大先生~】【ドラえもん哲学~映画編~】
2006/04/18
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上手く眠れずに目覚めちまった真夜中、街をぶらつくと、コンビニでたむろするクソガキが生意気にもガンたれてきやがったから、ツバを吐きかけて、ぶんなぐってやった。向こうにしてみれば、言いがかりに過ぎないのかもしれねぇが、テメェにそんな眼で見られる筋合いはねぇんだ。携帯で仲間を呼んでいる風だったから、面倒はゴメンさ、2・3人を吹っ飛ばして、逃げるが勝ち。こんなバカなことをしていると、あの頃の”想い出”が走馬灯のように思い出されちまって、ノスタルジーってヤツにはほとほとウンザリなのに、つい浸っちまうんだ。子供の頃、自己犠牲的なヒーローに憧れていた。自分は死んでも構わないから、世界の平和を守りたいって、そんなゴッコ遊びをしながら、時が経つのも忘れていたっけ。俺は一体、何になりたいんだ?俺は一体、何になりそびれた?わずかな糸で繋いでいるだけのアイデンティティーを、誰かにハサミでちょん切られちまうのを、俺は待っている。アイデンティティーなんて破壊しちまえばいい。ちっぽけなもんさ、そんなもの。それよりも俺は、新しい世界に憧れる。この気持ちが、少ない言葉で表現できる程度のもんならば、こんなに苦労はしてないさ。汲んでも汲んでも、言葉が溢れてくんだ。どこかで花火の弾ける音が聞こえた気がしたが、気のせいだろう。 この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/17
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帰り道、視界が最悪な上に、テールライトが壊れちまってて、誰かが追突してくるかもしれねぇが、お前を守り抜く用意くらいならあるんだ。ヘッドライトは何を照らしてくれる?不確定な未来をどんなに予測したって、どうなるかなんて誰にも言い切れやしねぇ。”禍福はあざなえる縄のごとし”ってな。彼女を家まで送って、自分の部屋に戻ると、一人きりの寂しさを心に仕舞い込みながら、世界の終わりを夢見ていた。全てが”悲しみ”へと続いているような気がしたが、それはたぶん俺の勘違いで、全ては”ハッピーエンド”へと続いてるって信じたいのさ。心を殺してどこへ行く?見えない傷を誰にも悟られないようにって思っても、それを告白していくことが本当の強さって気もしていて、そんな堂々巡りを繰り返していれば、いつか何かを掴めそうな気がするけれど、それは公園の砂地を掴むようなもので、すぐにこの手をすり抜けちまう。もうヤメにしよう、こんな話。もう眠りにつこう。夢の中だけでも、良いストーリーを見させておくれよ。Good night,honey. I want to see your sincere smile.Please , smile once again.アトスコシダケ キミノ ソバニイタイ ソウスレバ キット アイシアエルカラ…。
2006/04/16
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”難しいことは分からないけど”って彼女はいつもの調子で、俺の言葉を知ったフリして、聞いているんだか、聞いていないんだか。それに耐え切れなくなって、涙を見せそうになった時があってさ、それでも彼女は”目にゴミでも入った?”ってお構いナシ。タイヤが水たまりを蹴り始めた。サエない顔で信号待ちをするヤツに、しぶきをかけちまって、俺は何だかそいつの”不幸の理由”を一つ付け足しちまったんじゃないかって、神に懺悔したい気持ちになったが、考えないことにしたんだ。夜の海岸に着くと、足場の悪い公園を彼女と歩きながら、ベンチで見え透いた愛を語って、イカした自分を装いながらKissをした。何故だろう?彼女の纏う上品な香水と、俺の安っぽい香水の”かをり”が、いつもキレイに調和しないんだ。いくらだって彼女に触れることは出来るけど、”心までは入らないで”って言われているようでさ、溶け合わない互いの想いの虚構を、ただ確かめているだけなんだと思った。どこかで、得体の知れない獣の遠吠えが聞こえた。負け犬だか何だか知らねぇが、まるで俺の歌そっくりだな。そういや、いつか、彼女にギターで曲をプレゼントしたことがある。題名は、”公園から見上げた夜空”今は見えない輝く星を二人で探してる、ってそんな曲だったけど、君はまだ覚えているかい?海の上で一艘の船が、キテキを鳴らして通り過ぎた。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/15
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この街にゃ、嘘臭い言葉の断片で溢れているが、路地裏でうずくまっている少女の叫びすら救ってやれねぇんだ。誰もみんな、自分を守りてぇだけだろ?スカしてるだけのあの野郎は、もう周回遅れ。パッシングして追い抜くぜ。舗道の街路樹が、何だか大きく見えるのは、俺が”根っこ”ばかりを気にして走っているからで、彼女の心すら癒やせないのは、俺の行動力不足。”あんたって、いっつも口ばっかりね”見えない迷路に迷い込んで、がむしゃらに進んでんだ。でも、もう許しておくれよ。手も足もでねぇんだ、ホントは。ゴミくずみたいに散らかった俺は、ダメになっちまいそうだ…。エコロジーだのリサイクルだのゴミよりも先に、俺を循環させてくれないか…。”強く生きる”ってことが何よりもの優先課題だが、こんな問題集に真っ向から立ち向かっていたら、いくら時間があっても間に合いやしねぇ。あと少し、あと少しだけ時間をくれないか。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/14
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なぁ君は、いつか俺が叫びをぶつけた時に、少しでも言い返してくれたかい?優しいのは結構だが、優しすぎるのは考えものさ。ああ、空の雨が強くなってきやがったから、傘を握ったこの手で、彼女の肩を抱き寄せよう。俺はずぶ濡れになっても構わねぇから。いや、いいんだ。だって俺は、ずぶ濡れになりてぇんだし。好きなんだ、こういうの。公園でゴミをあさってるホームレスのじいさんに、”何で生きてんだい?”って聞いてやったのさ。そしたら、”死にたくねぇからな”ってそいつは言ったよ。だから、俺は、”でも、生きたくもねぇんだろ?”って言い返しそうになって、ヤメたんだ。俺は死んだって構わねぇと思ってるけどよ、ただ、やるべきことがまだ残ってる。そいつが終わらねぇ限り、そう簡単にゃ死ねねぇんだ。傘も持たずに雨の中を歩くサラリーマン。企業戦士達を横目に、拍手を送りながら俺は地面にタバコを投げ捨てて、誰もいない通りを歩き始める。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/13
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いつか君は、探し物があるって言っていたよね。それは一体、何だったっけ?街角のショーウィンドウのマネキンみたいにただ気取ってポーズを決めていたいだけなのかもしれないな。そんな借り物の言葉を、いくら積み重ねていても、何も変わりやしないって、早く気づきなよ、babyルーズリーフの切れ端に”愛してるよ”って書いて渡した。俺がピエロみたくバカなことで笑わせようとした時より、ATMでキャッシュを下ろす時だけ、君は少し微笑んで見せる。ネックレスの方が良かったんだね?サイドミラーを覗き込んでいると、現実と虚像との区別がつかなくなっちまって、遠くに見える”インド料理屋”の看板に、つい世界平和を考えちまう。”こうしている間にも、幾つもの命が奪われている”前を走るトラックのあんた。お前は、日々の暮らしにどんな悲しみを積んでんだい?話してくれても、それぞれの人生ってのは重すぎて、俺にゃあ背負えやしないだろうけどね、少しは楽になるかもしんねぇ。通りすがりのあの娘やアイツ。見たこともねぇ連中が、世界を汚しながら歩いてる。
2006/04/13
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涙のような雨が降り注ぎ始めると、彼女の待つ場所に着いた。遅れてくるのはいつものことで、俺はいつもこの店の中から聞こえる、カナリヤの鳴く声を聞くのが好きなんだ。案の定、30分以上も待たされたが、別に気にはしないさ。女の魔性ってヤツだな。ほら、君の笑顔でもう許してる。彼女は、美人で、賢くて、気が強い。悪魔であるが故のAngel助手席に乗る君は、眩しいくらい海によく似合っていて、君の鼻歌をBGMに、ポンコツの愛車もゴキゲンみたいだ。彼女の頬を風が撫でて、木々の葉の擦れ合う音が時を数える。長い髪をなびかせながら、波をさらう荒い風。風はどこから来て、どこへ行くのだろう。風が止む不動点は見つかるかい?それともトーラスのように巡り続けるかい?どっちにしろ俺は、風になりたいって思ったんだ。風のように強く自由に生きてみたいって。時に荒々しく、時に穏やかに。 君がこの広い海ならば、俺は風の流れになって、その波の煌めきを、増してみせようじゃないか。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/13
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知り合いのBarに寄って、タバコをふかしながら、ダーツの矢を投げた。的に当てるのは容易いが、肝心の場所には狙い通りにいかない。君の心だって、いつもそうだ。移ろいゆく日々の行く手に、いくつもの壁や障害物がある。それを一つ一つ乗り越えるようにして辿り着いても、最後は君の気分次第、どうしろっていうんだ…。センチメンタルな感傷が俺のいつもの悪いクセさ。寝言のようなことばかりホザいていた頃があってねこれはその時の名残りなんだ。彼女を迎えに行くのに、再び車を走らせると、通りすがりのアイツが、こっちを見て笑ったような気がした。そうやって人のことばかり見下していろよ。いつか、そんなことも出来ない場所に俺は辿り着くつもりさ。最高にイカした俺のポンコツの愛車。ブレーキが上手く利かなくて、エンジンブレーキで何とかごまかしているよ。こいつでいくつもの景色を走ってきた。でも、最近思うのは、世界の中心がズレ始めてきている。というより、中心なんて無くなっちまったのかもしれねぇな。とにかく空が、音を立てて崩れてきそうなんだ。バックミラーを覗き込んでみると、季節外れの紅葉を目にしたような、赤々とした朝焼けだった。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/12
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朝、目覚めると彼は、ヒーターにしがみ付くように寒さをしのぎ、凍える細胞のその一つ一つを確かめながら、心を暖めていた。”俺じゃなきゃダメって言えるのかい?”彼女の欲望も満たせずに、惰性でレースを続ける俺には、男として決定的なものが欠けているのかもしれない、とその時思った。ポケットの携帯電話がバイブレーションを始め、開いてみると彼女だった。”また会いたい”という君は、俺をどう思っているんだ?世界が再び俺たちから始まっても、君は楽しく生きてゆけるかい?ガレージの中でライトを点けると、押し込められていた影が、いっせいに光の放射となり、視界がクリアーになる。”見た景色の数だけ、君に優しくしたい”とは思うけれど…。当たり前のことだが、俺にとって大事なのはいつも、目に映る全てでしかない。車のキーをねじこんで、走り出した先は、まだ薄く明け始めたばかりの空の下、消えゆきそうな坂道だった。目の前にフェラーリのRedが見える。この道は、お前さんが思うほど簡単じゃないぜ。降りるなら、今のうち。この道で俺は、生きる意味を追い越したい。
2006/04/12
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最近、僕の中で”矢井田瞳”熱が再び上がってきています。新曲の「Go my way」のPVをすでに合計30回以上見るという暴挙に出ています。だってね、<感動→笑い→号泣>という一連のステップを見事にクリアーしましたよ。ええ、最終的に号泣しておりますが、…何か?(笑)いや、この人、ホントに強いんだろうなぁって思ってね。やっぱヤイコの詞が、今J-POPで一番好きかな。アルバムも全部借り直しました(←買ってないんだけどね)壮健美茶のライブ、普通に見に行きたいわぁ~。あ、あとね、昨日の夜、何となく眠れなくて、久々に詩でも書いてみるか、と思い立ち、書き出したら止まらずに2時間くらいエンドレスで書き続けていて、完成したものを、とりあえず公開しておこうかと思います。まぁ、詩とも短編小説とも言えない様な微妙なものに仕上がっておりますが、興味のある方は是非読んでみて下さい。(←あ、笑いはないよ(笑))僕はこのブログで、思想だの何だのと偉そうなことを言っておりましたが、日常において僕が感じているものってのは、この程度のもんだよ、っていうことをお伝えできたら嬉しく思います。とにかく猛スピードで書き上げたので全然練り上げられたものではないし、支離滅裂な感じなんですが、それもまた良いかな、と僕は思ってます。タイトルは”passing on the road”全10話構成です。とりあえず最初の3つくらい載せて、あとは毎日1話づつ更新していこうかな。
2006/04/12
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「無駄なことを考え、無駄なことをしないと成長しない」 (イチロー)WBC優勝おめでとうございますイチローさん、あんたやっぱ凄ぇや。ホント、凄ぇ。遅ればせながら、感動をありがとう!!やっぱさ、結果を出した人間の言葉にはパワーがありますよね。スッと心に入ってきますでしょ?今の僕が、いくら言葉を費やしてみたところで、彼の言葉ほど誰かに届くことはない。そう思う時、ブログで言葉を綴ることがとても虚しくなります。ぶっちゃけね(笑)。でも、僕の言葉に何かを感じ取ってくれる人がいる、そして、いつか本当にどこかで必要とされるその時が来る、そう信じながら、今日も僕は、何かを綴り続けようと思うんです。で、そんなカッコいいイチローを見てて、僕、思いました。天才とは、無駄に頑張っちゃった人。なんだろうなって。ま、スポーツなんてもともと無駄っちゃ無駄なもんだけど。で、要するに「愛」ってやつもさぁ、無駄に優しいことってことなのではないかい?まぁ、そんなことを脈略も無く徒然と思う今日この頃なのです。説得力の無い僕が言うのも何ですが、無駄ってやっぱ大事。(↑もちろん、無駄で終わらせないことが必要なんだけど)ところで、和田アキコの歌う●「笑って許して」は無駄に怖いと思いません?だって、確実に半殺しですよこの主人公。その上で、チャカかドス持って、「笑って許して」って言ってるでしょ、絶対。ヤクザでしょ、絶対。(↑この文章、無駄だった…)
2006/04/05
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今日、何となく思ったんですが、目の前にいる泣いてる人に向かって言うフレーズとして、●「泣くなよ、バカ…」●「泣いてもいいよ、俺の胸で泣きなよ…」とまぁ、大きく分けて二つあると思うんですが、前者が「禁止」、後者が「解放」って全く逆のこと言ってるんだよね。なのに両方「優しさ」に感じるって、ちょっと不思議です。P.S「スーパーマリオ心理学10」の大喜利を更新しましたので、そちらの方も是非ご覧下さい
2006/04/03
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