楽天版じぶん更新日記

2006.04.07
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カテゴリ: 旅行
私がエジプトで利用したトイレはすべてウォッシュレット型になっていました。
一番上等なのは、写真のように、つまみをまわすだけで水(または温水)が出るもの。
このほかトイレの横に蛇腹型のホースがついていて、お尻を洗うタイプもありました。

ウォッシュレット型のトイレは、以前、
イラン で見かけたことがありました。
但し、イランがすべて和式であったのに対し、エジプトはすべて洋式でした。
合理的に考えれば、座っているだけで水が出てくるタイプなら洋式、ホースでお尻を洗うのであれば和式タイプのほうがすぐれていると思いますがそのようなタイプ分けはされておらず、「イラン=和式、エジプト=洋式」で統一されていました。
このほか、イランとは異なり、男性トイレには小便用の便器がちゃんと設置されていました。

エジプトのトイレの一番の特徴は、殆ど例外なく、出入口付近に清掃員が立っていて、

このことは旅行社からあらかじめ伝えられており、両替のさい、ご親切にもトイレチップ用の50ピアストル札(日本円で約10円)をたくさん用意してくれていました。
何もサービスを受けなければ払う必要はないとも聞いていたのですが、一度、小銭を持たずに利用した時などは、入り口で通せんぼをされたりしました。
たいがいは50ピアストルを渡すとニコニコしていましたが、カイロの考古学博物館では「one、one」といって執拗に1ポンド(約20円)を要求してきました。
『地球の歩き方』には「空港や博物館のトイレは無料」と書いてありましたが、とにかく、こちらが断固拒否しない限り、貰えるなら貰っておこうということなのでしょう。
ま、日本人の感覚からすれば10円でも20円でも大した額ではなく、別段損をしたという気持ちにはなりません。その分、トイレがきっちり清掃されていればエエかなあとも思います。

しかし1人あたり10円のチップでも、1日1000人が利用すれば1万円、月収30万円以上となります。
となると、カイロの博物館の清掃員などは相当の高収入ではないでしょうか。
といっても、1日中トイレの出入口付近に立ってチップを受け取るという「労働」が、働きがいになるかどうかは不明です。
トイレの清掃自体は利用者に感謝される崇高な仕事ではありますが、チップを受け取るというだけでは何の技術も身に付かない。何の進歩・成長もありません。万が一クビになったり、法律でトイレチップが禁止された時には、その先どうやって生活していくのでしょうか。








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最終更新日  2020.11.25 19:40:25
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