楽天版じぶん更新日記

2006.04.08
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テーマ: 海外旅行(7542)
カテゴリ: 旅行
さて、今回観測地となったエジプト・サルームは、エジプトの北西端、リビアとの国境のすぐ近くにあります。観測テント村が設営された地域は通常は一般人が入れない地域です。今回は国境警備隊に守られての観測となりました。ムバラク大統領も視察(=日食見物)に来られたくらいですから、安全上は全く不安を感じませんでした。

この地域は砂漠地帯ではありますが、時折、地中海から伸びる雲の筋がかかって雨も降ります。また、この時期は朝霧もありました。
立入禁止区域になっているせいでしょうか、野生の草花もたくさん咲いていました。

昨年11月3日の日記 で「トルコ・アンタルヤ地方 ワイルドフラワーと皆既日食」というツアーがあることに触れましたが、結果的にはエジプトでも、お花畑?で皆既日食を楽しむことができました。

心配された天気のほうは前日から快晴。前日の日の入りも当日の日の出もバッチリ見えました。
その後しばらく朝霧に覆われたものの、日食が始まるころには雲1つない快晴となりました。

さて、私自身の皆既日食体験はこれで3回目となりますが、同じ皆既日食でもずいぶんと見え方が違うことに気づきました。
最初に行った 小笠原沖 の時は、水平線付近が夕焼けのように赤く染まり、また、月の影が通り過ぎる様子がよく分かりました。これは雲が多かったせいかもしれません。
1999年イラン の時と、今回は、地平線付近が赤く染まることはなく、また、月の影もはっきりとは分かりませんでした。
このほか、1999年イランと今回ではコロナの大きさが違うように見えました。イランの時のほうが大きかったです。いっぽう今回のほうが、ダイヤモンドリングが開始時と終了時の2回、とても鮮明に見えました。一度の体験だけでは満足しない日食マニアの気持ちも分かるような気がします。

さて今後の日食ですが、私自身は、2009年7月22日の日本近辺での日食をぜひ見たいと思っています。といっても、この日は前期授業の最終週にあたっており、職務上参加できない可能性が大です。
それより1つ前の2008年8月1日のシベリア日食のほうが休みをとりやすい。といってもシベリア北部の天気はあまりよくなさそう。それよりも、モンゴル最西端のトレッキングを兼ねて山の上から眺めるほうが楽しめそうです。興味のある方は 黒い太陽にロマンを求めて (佐山敬悦氏)のサイトの中の日食帯世界地図をご覧ください。
















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最終更新日  2019.03.03 08:45:31
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