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2016.02.12
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0314 ザ・ナショナル・トレジャー/ドラゴン神殿の秘宝

『0314 ザ・ナショナル・トレジャー/ドラゴン神殿の秘宝』オモテ面

【スタッフ】
・製作総指揮 ヴェイディン・ピルキン
・監  督  ディミトリー・コロブキン
       「オーガストウォーズ」(セカンドグループ
       ディレクター)
・脚  本  アンドレイ・ニコラエフ
・撮  影  ディミトリー・コロブキン
・編  集  ディミトリー・チェスチャコフ
・美  術  マーファ・ロマキナ
・音  楽  ルスラン・ムラトフ

・衣  装  アンナ・バルトゥリ「父、帰る」
・特殊効果  ユーリー・コルシュノフ「最愛の大地」

【キャスト】
・グルヤ・アリーヴァ
・イルミラ・アンティポーヴァ
・ルスラン・アサノフ
・ベイブラット・バチュリン
・ジュリア・ベレチコーヴァ
・ユーリー・ボリシェンコ

『0314 ザ・ナショナル・トレジャー/ドラゴン神殿の秘宝』ウラ面

【仕  様】
・型  番  IZ14-0727
・製作年度  2013年
・製 作 国  ロシア

・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発  売  インターフスルム
・販 売 元  インターフィルム
・収  録  本編 103分

         (2.0chドルビーデジタル)
       2.吹替 <日本語>
         (2.0chドルビーデジタル)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語デカ字幕
       3.日本語吹替用字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ

【ジャケット】
・オモテ面:人類最後のミステリー&ドリーム、
      今、始まる空前絶後の大冒険!!
・ウラ面 :歴史から忽然と消えたカザン王朝が誇る
      伝説のドラゴン神殿・・・
      龍が守る、世界の支配をも可能とする
      黄金を探し出せ!!
        本当に語り継がれてきた黄金伝説を
        映画化!
        謎解き、チェイス、不老不死の泉、
        秘密を守る数々のトラップ
        一瞬たりとも気が抜けない!!
      「オーガストウォーズ」「最愛の大地」の
      スタッフ陣が贈る夢のアドベンチャー大作!!

オモテ面は、なかなかの出来映え。いいジャケットだ。動きもあるし、主要な舞台のランドマーク、モチーフ等が配置されていて、ワクワクする。冒険映画は、こうでなければ。(笑)
ウラ面も、なかなかの出来映え。取り込み画像も、本編から広く拾い上げている。テイストの違う画像が、物語世界の大きさを感じさせて好ましい。

【感  想】
「ちっちゃい“ザ”」

発売元の意図が解る小さい“ザ”。この慎ましやかなところが、発売元の良心なんだろうなぁ。でも、ロシア映画に失礼じゃないか?(笑)

確かに、ロシアが『ナショナル・トレジャー』のような冒険映画を撮ったら、「こんな感じだろうなぁ」と思える出来映えだった。

適度に謎解きがあって、
適度にアクションがあって、
適度にコメディ調で、
適度に美人が登場し、
適度に露出してて、
適度にロマンスがあって、
適度にハラハラドキドキがあって、
適度にセットが作り込まれていて、
適度にVFXが用いられ、
適度にハリウッドナイズされていて、
適度に野暮ったい。(笑)

――CDデビューを目指すキリルは、ひょんなことで、軍に志願することになってしまう。
何とか軍から逃げようとするキリルに、見知らぬ老人が託したのは、幻のカザン王朝の財宝を示す古い地図だった。キリルは、財宝を求めて、地図が示すカバン湖へと旅立つ。
一方、その秘密を知った軍の女医、UFOマニアの青年も、カバン湖へと向かう。
……というお話し。

ガチャガチャと物語が進むので、いまいちスッキリしない。何となく進んでしまうのだ。
明確な地図の説明もなければ、謎解きもボンヤリしている。観客は置き去りで、主人公たちが勝手に合点して進んで行く。そこは、ちゃんと説明して観客も参加させて欲しかった。(笑)

一番の問題は、ところどころ理解出来ない部分があることかな。(笑) 字幕板と吹替板の両方を観たが、それでも解決せず、「?」が残ったままだ。
カルチャーギャップのせいか、演出が性急なせいか、脚本が舌足らずなせいか……。困ったものである。(笑)

これと似たような例を、最近は、よく見掛けるような気がする。“似て非なるもの”と言うか、“仏つくって魂入れず”と言うか……。
高いだけでおもてなしの心が見えない料亭とか、
棚に並んでる日本酒の瓶は「ほとんどカラです」と開き直る居酒屋とか、
焼き手の名前を明示しながら客の前で平気で交代する鰻屋とか……。(笑)
体裁だけは整えて、本質的なところはノータッチってケースをよく目にする。どんな世界でも、心がなくちゃね。ロシア映画がハリウッド映画を真似たところで、エンターテイメントの本質を理解しないと、こんな作品ばかり出て来るんだろうな。

とはいえ、本作品はテンションが高いのまま最後まで押し切ったパワーは、さすが、ウォッカの国である。(笑)

財宝を狙う女盗賊が登場したり、
財宝を守って来た老人に育てられた姉弟が登場したり、
キリルをつけ回す軍人が登場したり、
肛門泌尿器科の女医が登場したり、
心に傷を持つUFOマニアの青年が登場したり、このゴチャ混ぜな感じは、さすが、ピロシキの国だ。(笑)

冒頭の絵画のように美しい古代の合戦シーンが語る財宝の謎が外枠で、その内側で現代の“おちゃらけた”活劇が展開される構図は、さすが、マトリョーシカ人形の国だ。見事だ。(笑)

たぶん、ロシアという国の文化や歴史について知識があれば、もっと楽しく観ることが出来たかも知れない。(ビミョーなところだが……)

ロシア女性とは縁のない私としては、少しだけオススメにしておきましょう!(笑)





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Last updated  2016.02.12 07:47:53
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